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【自分フィードバックを実践する】

今日は『自分フィードバックを実践する』
についてお伝えしていきます。

身近に尊敬するメンターや
師匠がおられると自分の状態を
色々な角度から観察して
指導を頂けます。

いわゆる

「フィードバック」

です。

フィードバックとは
[名](スル)
1 ある機構で、結果を原因側に戻すことで原因側を調節すること。
  電気回路では出力による入力の自動調整機能
  生体では代謝・内分泌の自己調節機能など。

2 物事への反応や結果をみて、改良・調整を加えること。

3 顧客や視聴者など製品・サービスの
  利用者からの反応・意見・評価。
  また、そうした情報を関係者に伝えること。
  「現場からフィードバックを設計に反映させる」
  「アンケートの結果を担当部門にフィードバックする」
                      goo辞書より引用


端的に言えば
相手の行動に対して
改善点や評価を伝え
軌道修正を促す事です。


定期的にフィードバックを
行っていないと
どんどん退化していきます。

フィードバックを
止めてしまう要因
として
下記の3つがあります。

1.自分は知っている
2.自分は反対する
3.自分自身


『進化向上を妨害する3つの敵』参照。

特に自分は知っていると
1秒でも思った瞬間に
学ぶ事を止めてしまいます。


「それ知ってるからもう知る必要ない」

「見た事あるしスキップしても問題ない」

「自分は完璧に極めているから余裕だぜ」

etc

天狗になって、鼻が高くなり
あぐらをかくようになります。


「自分は知っている」

ではなく

「自分は何も知らない、無知だ」

を口癖にしておくほうが
学ぼうとする姿勢になります。


また記憶の観点からも
人間は忘れる生き物です。

ところが
不思議な事が起きています。


それは

「忘れる事は悪い」

と認識されている事です。


背景として考えられるのは
受験勉強や資格試験等で
暗記を目的として点数稼ぎに
躍起になっている事です。

全てがそうではありませんが
インプットで詰め込むだけに
終わっているのが現状です。

文科省が定めた方針だから
仕方ないで済ます事は
簡単ですが、それでは
教育を放棄しています。


「エビングハウスの忘却曲線」
示されているように

人が何かを学んだ時

・20分後には42%忘れます。

・1時間後には56%忘れます。

・31日後には79%忘れます。


そして
1年後には98%忘れています。

たった2%しか記憶していません。

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学校教育では
新しい情報を中心に教えて
復習を各自に任せています。

毎日違う内容が
入れ替わりで伝えられ
以前に学んだ事は
過去の思い出となっています。

国のカリキュラム制度ゆえに
変更しようがないかもしれませんが
やり方に固執しなければ
もっと学びが深まります。


問題点は

・重要かつすぐに実践出来る内容
 として教えられていない事

・厳選して絞り込んでいない事

です。


脳には限界があります。

許容量が決まっていて
何か1つ覚えた瞬間に
1つ忘れていきます。

優先順位があってそれ以上
覚えないようにしています。

発想は無限大ですが
脳内は有限です。


制限を外せばいくらでも
暗記して記憶出来ると
思われがちです。

しかし
実際に知識を膨大に
詰め込んだところで
使える範囲は限られています。


「2割8割の法則」
脳の許容範囲を示唆しています。

重要な2割に厳選して絞り込み
繰り返し復習する事で
確実に習得出来ます。

そこから最重要の5%に
特化すれば結果は明白です。


あれもこれもと欲張って
全部吸収しようとするので
中途半端な状態になります。

色々な分野に目を向ける事は
大切ですが、知識取得だけに
ハマってしまうと現場で
活用出来なくなります。


学びにおいて大切な観点は
必要な情報を厳選して絞り込み
繰り返しリピートする事です。

重要な事を何度も繰り返して
伝えている間に自然と
記憶出来るようになります。


同じ事を何度も発信しつつ
角度を変えて伝えれば
1度学んだ時と違った視点で
新しい発見も出来ます。

本当に大切な事は
生涯継続出来る
習慣化と心構えです。


受験勉強のように
答えが出たら

「ハイ終了」

ではありません。

学びは一生続くものです。


答えを求めようとする
執着を手放す事です。

答えが無い状態に
もどかしく思いつつ
果敢に挑んでいきます。


第三者からのフィードバックは
主観が外れ、客観的かつ
斬新な考えがもたらされ
良い刺激となります。

週に1回はメンターや師匠等に
フィードバックしてもらう事です。


アドバイザーを付ける事は
堕落しないように歯止めをかけ
自戒する意味も込めて
好ましいです。

但し依存し過ぎて
自ら考えて行動する事を
怠ってはいけません。


自分で自分を客観視して
改善点や向上点を
見出していく事も必要です。

それこそ
自分フィードバックです。


甘い、厳しいといった
感情的な分析ではなく
事実がどうなっているかを
確認していきます。

自分を幽体離脱させて
少し高い場所(ビル等)から
見ていく状態です。

つまり自分をメタします。


自分の盲点は中々気付かず
見落としている事があります。

そういう時は時間を空けてから
再度見直すと分かる事があります。


自分フィードバックのポイント
下記の3つです。

1.常に自分は知らないを口癖にして
  色々な角度で考察するよう
  貪欲に学びを深めていく

2.忘れても良いと認識して
  重要な2割を厳選して絞り込み
  繰り返しながら関連付けていく

3.自分の盲点を探すように努め
  時間を空けて改善点や向上点を
  アウトプットしていく

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自分フィードバックは
自分コンサルティング
でもあります。

1対1でもう1人の自分に
建設的な指導をして
高めていきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたの
「自分フィードバック」
を教えてください。

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