Dr.LIONが生きやすくなった秘訣① ~認知行動療法アドバイザー医師が実践する「認知の歪み」の正し方~
はじめに
Dr. LIONです。
人間は何か出来事が起こった時に、自分なりに判断して物事を捉えています。
この物事の捉え方は人によって違いますし、必ずしも客観的な捉え方が出来ているとは限りません。
人によっては、悲観的に捉えすぎてしまったり、自分の責任だと思い込み過ぎてしまったりします。
基本的には人間は主観的な物事の捉え方が下手で、最初から客観的に物事を捉えられる人はいません。
物事の認知の仕方には、人によって独特な「癖」があるのです。
そこで、この認知の「癖」を正すために生まれたのが「認知行動療法(CBT)」です。
「認知行動療法(CBT)」とは、精神科や心療内科で用いられる心理療法の1種で、実際に起こった出来事と自分が感じた感情を振り返り、客観的に見直すものです。
つまり、誰にでもある「認知の歪み」を正し、より生きやすくするための方法なのです。
私自身も、働き始めてからADHD傾向があることに気付き、物事を正確に認知することが苦手だと痛感しました。
厳しい教育環境の影響もあり、「べき思考」も強く生きづらさを感じていた時にCBTと出会いました。
私自身もCBTに助けられた経緯があり、以前からCBTアプリのアドバイザー医師も務めております。
現在でも、悩んだ時には開発に携わったCBTアプリを用いたり、自作の用紙を用いたりしてCBTを実践しています。
皆さんも社会生活を送っていると、様々な人との繋がりがあり、人間関係に日々苦労していることと思います。
今回は、一般的に陥る人の多い「認知の歪み」を一覧にし、それぞれ詳しく解説してみました。
人間関係に悩みがある方も無い方も、「物事を客観的に正しく捉える事でどんなに生きやすくなるか」を体験していただけるかと思います。
①べき思考
患者さんの中でも最も多い認知の歪みの1つです。
「~すべき」と、物事の理想的な状態を強く望み、完璧な結果を目指してしまいます。
医師など学歴が高いと陥りやすいことも分かっています。
望んだ結果通りにならなかった場合に、自己肯定感を下げてしまいがちです。
以下の症例で具体的に解説していきましょう。
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ハーバード帰りの億り人ドクターです👨⚕️ 彼女と一緒に勉強した美容師国家試験の解説を公開しています😊