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地球暦とめぐる季節の暮らし

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和文化が好きで、二十四節気や月齢を取り入れました。地球暦で1年を俯瞰する暮らし方は、時空間のとらえ方をニュートラルにし、豊かにしてくれます。暮らしの中での気付きを記しています。
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#マインドフルネス

VESAK DAY

VESAK DAY

本日5月26日は卯月の満月。
そして『VESAK DAY(ウェーサク・デー)』 
仏陀の誕生だけではなく、その悟りや入滅も記念する日です。

???仏陀のお祝いといえば4月8日の花まつりでは…?
紀元前450年頃にインドで始まったとされる仏教は、あちこちへ伝わる中で、色々に変化しています。
お釈迦様の死後数百年で原始教団が分裂しながら、諸派となっていきます。
大きくは、南畝に伝搬し、初期の教えを

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”今ここ”にかえる『地球暦』

”今ここ”にかえる『地球暦』

地球が、ぐるりと1周して、太陽の光が当たったり隠れたりする周期が1日。
月が、地球の周りを1周して、太陽の当たり方で形を変える周期が1月。
地球が、太陽の周りを1周して、太陽の当たり方で四季の変化の周期が1年。
 
このサイクルで時間の単位が決まるのだけれど、
日時計は使ってないし、影の変化を眺めることもないし、
月の形や星の位置の変化を眺めることもあまりない。
時間の変化が太陽と月と地球の位置関

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冬土用の過ごし方

冬土用の過ごし方

旧暦では四季の間の移行期に『土用』が置かれている。
各季節が72日過ぎると、18日間の土用になり、1年間で見ると各季節も土用も同じ72日分のボリューム。カレンダーだと、夏の土用の丑の日のうなぎ!くらいしか気にしないけれど、これはもっと活用したいところ。

陰陽五行でみる四季と土用
物事の性質を、陰陽と木火土金水で表す『陰陽五行』で四季をみると、春は木(もく)、夏は火(か)、秋は金(きん)、冬は水(

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四季と節分と土用と

四季と節分と土用と

春夏秋冬4つの季節。旧暦の上では、立春、立夏、立秋、立冬と、『立』という字が付けられて、体感覚的にはまだまだ前の季節の真っ最中で、えっ!もう?まだ早すぎるでしょー?と言う頃に、始まることになっている。
確かに少し注意深く見れば、自然の中では次の季節の兆しが育っていることに気づく。

『立』という字は、自分が立つのも、旗を立てるのも、意志を持った行動だ。暦で見つけたら、『この季節がやって来るから、心

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いち日

いち日

日が昇り、お日様が照らす昼間に活動して、
日が沈んで、お日様の光がお月さまにバトンタッチすると、
休むという周期で生活しています。

夜明けを1日の始まりとするのは古代からの自然な感覚でしょう。

地球の自転による、太陽の動きのサイクルが1日という事になります。

実際に太陽を観察して得られる1日の長さは、太陽が南中(太陽の中心が子午線上に来る瞬間)から次の南中までの時間です。(真太陽日)

地球

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月とひと月

月とひと月

月は直径3474km、地球の1/4の大きさで、大きな衛星です。
太陽系の惑星やほとんどの衛星と同じく、天の北極から見て反時計周り=地球の自転、公転と同じ方向に29.5日で楕円形の軌道を公転しています。
自転周期は27.32日で、地球の周りを回る公転周期と同期しているため、地球上から月の裏側を直接観測することはできません。

月の重力は、地球に影響を及ぼし、潮の満ち引き(潮汐作用)を起こします。太陽

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太陽の通り道(黄道)と十二星座

太陽の通り道(黄道)と十二星座

地球は太陽の周りを1年かけて廻ります(公転)。
地球から見ると、プラネタリウムのような天球を
太陽や月や惑星などが1周するように見えます。

この太陽の通り道を「黄道(こうどう)」と呼びます。

地球の公転軌道に垂直な面と太陽が通る黄道上には、
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、水瓶座、魚座が並んでいます。
これを「黄道十二星座」と呼びます。

提供:国立天文台

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二十四節気と二至二分

二十四節気と二至二分

季節の移り変わりは、地球が自転軸を約23.4度傾けて太陽の周りを公転しているからです。自転軸が公転面に垂直だったら、太陽は常に赤道上となり、日の当たり方は変化しませんから季節の変化も生じません。

地球が公転軌道上のどこにあるかによって、季節を表すことができます。地球の軌道は楕円なので、太陽の軌道上の運行速度は一定ではありません。

二十四節気太陽が移動する天球上の太陽の通り道「黄道」を春分点を起

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年のはじめは何度でも...

年のはじめは何度でも...

多くの人は、新年までに...という理由で、年末を忙しく過ごす。
新しいカレンダーが始まる1月1日はピッカピカの新年で、日の出は特別パワフルに感じるし、今年の抱負も目を覚ますめでたさだ。前日までのネガティブなことも、去年のこととして片付けてしまえるこの節目は、生きていくうえでなんと有用な社会的工夫だろう。

ところが、心機一転を願う気持ちとは裏腹に、大掃除などは完璧とは言い難く、特に自分自身のための

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