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太陽の通り道(黄道)と十二星座

地球は太陽の周りを1年かけて廻ります(公転)。
地球から見ると、プラネタリウムのような天球を
太陽や月や惑星などが1周するように見えます。

この太陽の通り道を「黄道(こうどう)」と呼びます。

地球の公転軌道に垂直な面と太陽が通る黄道上には、
牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、水瓶座、魚座が並んでいます。
これを「黄道十二星座」と呼びます。

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提供:国立天文台 

占星術の十二星座
実際の星座の大きさとは別に、
黄道を30度づつ12等分した領域に星座をあてたものが
西洋占星術でもちいられる「黄道十二宮(サイン)」です。

記号  十二宮    十二星座   黄道座標
♈ 白羊宮 Aries    おひつじ座    0°~ 30°
♉ 金牛宮 Taurus    おうし座    30°~ 60°
♊  双子宮 Gemini   ふたご座    60°~ 90°
♋ 巨蟹宮 Cancer    かに座     90°~120°
♌  獅子宮 Leo    しし座   120°~150°
♍ 処女宮 Virgo      おとめ座  150°~180°
♎ 天秤宮 Libra    てんびん座 180°~210°
♏ 天蠍宮 Scorpio   さそり座  210°~240°
♐  人馬宮 Sagittarius いて座   240°~270°
♑ 磨羯宮 Capricorn   やぎ座   270°~300°
♒ 宝瓶宮 Aquarius  みずがめ座 300°~330°
♓  双魚宮 Pisces    うお座   330°~ 0°

太陽は特定の時期に特定の星座に位置しているように見えます。生まれた日に、太陽がどの星座で輝いていたかが、その人の人生を左右すると考えるようになり、星占いが生まれることとなったのです。もちろん、太陽がある星座は、地球から見て太陽の方向にあるので、その時期には太陽の光にじゃまされてながめることはできません。

現在では、「黄道十二星座」と「黄道十二宮(サイン)」とは相当ずれています。地球の自転軸がほんの少しずつ位置を変えていくため、太陽と星座の位置関係も少しずつ変わっていくからです。

2000年前のものに準拠しているため、現在では誕生日に、実際に太陽がある位置は、黄道12星座の中で西にほぼ1つずつ(獅子座生まれなら蟹座に)ずれてしまっています。

☆以上の情報は国立天文台のサイト(https://www.nao.ac.jp/)に基づいています。





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