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doyoubiの食材を巡る旅とマフィンづくりの記録。
作り手の方を訪ね、食材を体験し、感じたこと。それがマフィンになっていくまでの過程を残していきたいと思います。
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価格という応援値 (2)
広島で有機のお茶を作る、tea factory genの玄さんを訪ねた時のこと。前編で、笹が生い茂る茶畑の手入れを手伝い、有機でお茶を作ることの計り知れない苦労を知ったことを書いた。
畑へ向かう道中で、玄さんが一通りお茶作りへの思い、苦労、これからやりたいことについて話をしてくださった最後に「もっと価格を下げることも頑張らなきゃいけないんですけどね」。とぼそりと言った。
瞬間、私は「それはしな
「未利用野菜」で作るケーキ
伝承野菜農家 森の家の「甚五右エ門芋」と出会ったのは9月のこと。その時のお話はこちらの記事にまとめましたが、
その時に驚いたのが、甚五右エ門芋の中でもいちばん大きな「親芋」という部分は、出荷先がなく処分されているという話でした。
とろりとした柔らかい食感の子芋や孫芋に比べると、親芋は確かに硬く、
そのため同じ甚五右エ門芋として販路を作るのは難しく、消費する手段がないそうです。
けれどこの親芋