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馬が好き、予想は苦手。 予想は他の方々にお任せし、優しく、易しく、競馬に接することを心…

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馬が好き、予想は苦手。 予想は他の方々にお任せし、優しく、易しく、競馬に接することを心がけています。

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  • やさしい競馬

    馬が好き、馬券が苦手な競馬観戦歴50年弱のおじさんです。 馬券予想は他の方にお願いして、優しく、易しく競馬に接していきます。

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    四半期単位振り返りや展望について、私見を述べます

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    自分の基準(つまり好き嫌い)になりますが、名馬を紹介します。思い出を共有できる方、へ~っそんな馬がいたんだと思う方、色々おられると思います。お楽しみ下さい。

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    交流重賞の紹介や結果を紹介するマガジンです

  • 推し馬

    私の好きな現役馬や、注目している現役馬を紹介したいと思います。彼ら、彼女らのことを一緒に応援してもらえたら嬉しいです。

記事一覧

中京記念の結果 ~小倉大賞典の再戦~

小倉競馬場のハンデ戦らしく、ゴール前で数頭が団子になってゴールに飛び込んできました。勝ったのはアルナシーム(5歳牡)でした。 ◆ レース展開 テーオーシリウス(6歳…

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13時間前
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上半期振り返り 芝(ターフ)中長距離界

今日は今年の競馬界全体のメインテーマである「ポスト・イクイノックス」のど真ん中、芝(ターフ)中長距離界です。 (1)年末年始の時点 最大の出来事はイクイノックスが…

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1日前
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上半期振り返り 芝(ターフ)マイル界

今日は香港馬の参戦によって、新たな世界が広がった芝(ターフ)マイル界です。この上半期、最も衝撃の大きかった世界です。 (1)年末年始の時点 ここ数年マイル界を牽引…

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2日前
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上半期振り返り 芝(ターフ)スプリント界

自分の備忘も兼ねて上半期を、「馬場」✖️「距離」に分けて、各界を振り返ってみたいと思います。最初は芝(ターフ)のスプリント界です。 (1)年末年始の時点 最も混迷…

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3日前
7

名馬紹介 ディープインパクト

【名馬紹介 ディープインパクト】 現役時代の戦績と種牡馬成績を総合すると、現時点で日本が生んだ最高傑作はディープインパクト(2002年生)だと思います。 ディープイン…

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4日前
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重賞の紹介(中京記念)

今週から北海道競馬の舞台が函館から札幌に移り、今週末は札幌、福島、小倉の3場開催になります。 重賞は小倉開催のフィナーレを飾る第72回中京記念(芝1800m @小倉 G3ハン…

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5日前
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マーキュリーカップの結果 ~心底嬉しい、推し馬の復活勝利~

やりました!!推し馬で、ここ数年の日本ダート馬の海外遠征の道を開いた、クラウンプライド(5歳牡)が約1年ぶりとなる嬉しい復活勝利です。 心の底から嬉しいし、関係者…

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6日前
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函館記念の結果 ~今夏最大の上がり馬の有力候補出現~

ホウオウビスケッツ(4歳牡)が好位から抜け出す強い競馬で快勝、重賞初優勝です。鞍上の岩田康騎手が戦前に考えた作戦の通りに実践した素晴らしい勝利で、本格化した印象…

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7日前
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函館2歳Sの結果 〜函館で夏祭り開催〜

22年生まれ世代の最初の重賞を制したのは、サトノカルナバルです。3つ上の兄がオープン馬のジャスティンスカイという、なかなかの血筋です。 ◆ レース展開 昨日はゲート…

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8日前
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マーキュリーカップの紹介 Road to ダート王の第一歩〜

古馬混合のダート戦線は、秋のダート三冠ともいうべきG1級の3レースが11月から年末までの2か月間に行われます。 6月末の帝王賞で上半期を締めた直後ですが、3連休最終日の1…

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9日前
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推し馬 ハヤヤッコ 〜白毛一族のパイオニアはいつでも手を抜かない〜

函館記念の2年前のチャンピオンで、今年で3年連続出走となるハヤヤッコ(2016年生 現8歳)を紹介します。 ◆ 白毛一族 いま繁栄している白毛一族は、ハヤヤッコの祖母シラ…

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10日前
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函館2歳Sの一考察 〜位置付けが難しいレース〜

函館2歳Sは本当に難しい位置付けのレースだと思っています。 ◆ 仕上がりの早い馬が有利なレース デビューから間もない7月中旬という早い時期での実施ゆえ、底力よりも、…

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10日前
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名馬紹介 ロジャーバローズ

【名馬紹介 ロジャーバローズ】 2024年6月25日に、突然に8歳の若さで天に召された、2019年開催の第86代日本ダービー馬、ロジャーバローズ(2016年生)のことを紹介します…

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11日前
7

重賞の紹介(函館2歳S、函館記念)

今週末も函館、福島、小倉の三場開催です。そして、年一回だけの函館開催の最終週です。そのフィナーレを飾るべく、重賞は2日間連続で、函館だけで実施されます。土曜日に…

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12日前
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コラム26 夏競馬の格言

夏競馬には幾つかの有名な格言があります。ここで、少し紹介します。 ◆ 夏は牝馬 夏競馬の最も有名な格言は「夏は牝馬」だと思います。文字通り、夏競馬は牝馬が強いとい…

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13日前
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七夕賞の結果 ~七夕に願いが叶った快勝劇~

七夕の願いを叶えたのはレッドラディエンスです。余裕を持った、とても強い勝ち方でした。関係者の皆様、おめでとうございます。秋の中距離界の期待の星の誕生です。 ◆ …

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2週間前
8
中京記念の結果 ~小倉大賞典の再戦~

中京記念の結果 ~小倉大賞典の再戦~

小倉競馬場のハンデ戦らしく、ゴール前で数頭が団子になってゴールに飛び込んできました。勝ったのはアルナシーム(5歳牡)でした。

◆ レース展開
テーオーシリウス(6歳牡)とセルバーグ(5歳牡)の2頭が、スタート直後から先頭を譲らずハイペースの先行争いとなりました。しかし、3番手以下は、それほどペースアップしていません。
アルナシームは道中内ラチ沿いの中団を、自分のペースで進みます。直線を向くと早目

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上半期振り返り 芝(ターフ)中長距離界

上半期振り返り 芝(ターフ)中長距離界

今日は今年の競馬界全体のメインテーマである「ポスト・イクイノックス」のど真ん中、芝(ターフ)中長距離界です。

(1)年末年始の時点
最大の出来事はイクイノックスがターフから去ったことでしたが、彼以外にも多くの実力馬が引退し、王位継承が行われる様相でした。
王位継承の有力候補は、年末の有馬記念を制したドウデュース(5歳牡)であり、一昨年の牝馬二冠のスターズオンアース(5歳牝)と昨年の牝馬三冠のリバ

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上半期振り返り 芝(ターフ)マイル界

上半期振り返り 芝(ターフ)マイル界

今日は香港馬の参戦によって、新たな世界が広がった芝(ターフ)マイル界です。この上半期、最も衝撃の大きかった世界です。

(1)年末年始の時点
ここ数年マイル界を牽引した世代リーダー格のソダシ、絶対女王のソングライン等が引退し、一気に世代交代が進みました。
しかし、牝馬上位の構図は変わらず、昨秋のマイルCSは、ナミュール(5歳牝)が快勝。今年は彼女を中心に展開する見通しでした。

(2)上半期振り返

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上半期振り返り 芝(ターフ)スプリント界

上半期振り返り 芝(ターフ)スプリント界

自分の備忘も兼ねて上半期を、「馬場」✖️「距離」に分けて、各界を振り返ってみたいと思います。最初は芝(ターフ)のスプリント界です。

(1)年末年始の時点
最も混迷した世界でした。というか、2021年或いは2022年から混迷状況が継続している印象です。
昨秋のスプリンターズSは優勝したママコチャ(5歳牝)以下、7着までのうち現5歳馬が6頭を占めました。

(2)上半期振り返り
混迷状態は依然継続中

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名馬紹介 ディープインパクト

名馬紹介 ディープインパクト

【名馬紹介 ディープインパクト】
現役時代の戦績と種牡馬成績を総合すると、現時点で日本が生んだ最高傑作はディープインパクト(2002年生)だと思います。
ディープインパクトは名馬として「いの一番」に紹介すべき存在である一方、多くのファンが彼のことを、心を込めて、丁寧に、細やかにお話ししており、改めて紹介することが必要なのかと悩んでいました。もっと本音を言えば、彼を簡単に紹介することの怖さも覚えてい

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重賞の紹介(中京記念)

重賞の紹介(中京記念)

今週から北海道競馬の舞台が函館から札幌に移り、今週末は札幌、福島、小倉の3場開催になります。
重賞は小倉開催のフィナーレを飾る第72回中京記念(芝1800m @小倉 G3ハンデ)が、日曜日に行われます。
因みに、今年の小倉開催は今週が最終となります。とても気の早い話ですが、来年まで小倉競馬はお預けです。

・中京記念
名前の通り、本来は中京競馬場でマイル戦として行われます。しかし、今年は阪神競馬場

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マーキュリーカップの結果 ~心底嬉しい、推し馬の復活勝利~

マーキュリーカップの結果 ~心底嬉しい、推し馬の復活勝利~

やりました!!推し馬で、ここ数年の日本ダート馬の海外遠征の道を開いた、クラウンプライド(5歳牡)が約1年ぶりとなる嬉しい復活勝利です。
心の底から嬉しいし、関係者の皆様に「おめでとうございます」と、「ありがとうございます」を贈らせて頂きます。

◆ レース展開
今年5月に岩手に転厩してから4連勝中のヒロシクン(5歳騙)が、2番枠を活かしてスタート直後から思いっきり逃げました。
クラウンプライドも好

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函館記念の結果 ~今夏最大の上がり馬の有力候補出現~

函館記念の結果 ~今夏最大の上がり馬の有力候補出現~

ホウオウビスケッツ(4歳牡)が好位から抜け出す強い競馬で快勝、重賞初優勝です。鞍上の岩田康騎手が戦前に考えた作戦の通りに実践した素晴らしい勝利で、本格化した印象です。
今夏最大の上り馬として、秋の中距離路線の目玉になることが期待されます。

◆ レース展開
ホウオウビスケッツは逃げ、或いは先行するレース展開を得意としており、昨日も好スタートを切ります。彼は同じく好スタートからハナを切ったアウスヴァ

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函館2歳Sの結果 〜函館で夏祭り開催〜

函館2歳Sの結果 〜函館で夏祭り開催〜

22年生まれ世代の最初の重賞を制したのは、サトノカルナバルです。3つ上の兄がオープン馬のジャスティンスカイという、なかなかの血筋です。

◆ レース展開
昨日はゲートから上手く飛び出ると、4番手に付けます。道中は馬場の外目をストレスなく走ると、4コーナー手前から先行集団をとらえに行き、直線は真ん中あたりの進路をとります。
残り200mでエンドレスサマーを抜き去り、残り50mで逃げ込みを図るニシノラ

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マーキュリーカップの紹介 Road to ダート王の第一歩〜

マーキュリーカップの紹介 Road to ダート王の第一歩〜

古馬混合のダート戦線は、秋のダート三冠ともいうべきG1級の3レースが11月から年末までの2か月間に行われます。
6月末の帝王賞で上半期を締めた直後ですが、3連休最終日の15日(月)に盛岡競馬場でマーキュリーC(2000m G3級 別定)が行われます。早速マーキュリーCから秋のダート三冠ロード、つまりダート王への道のりが始まります。

◆ 秋のダート古馬戦線
重複しますが、11月初旬から年末までの2

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推し馬 ハヤヤッコ 〜白毛一族のパイオニアはいつでも手を抜かない〜

推し馬 ハヤヤッコ 〜白毛一族のパイオニアはいつでも手を抜かない〜

函館記念の2年前のチャンピオンで、今年で3年連続出走となるハヤヤッコ(2016年生 現8歳)を紹介します。

◆ 白毛一族
いま繁栄している白毛一族は、ハヤヤッコの祖母シラユキヒメ(1996年生)が、突然変異によって白毛で生まれたことがルーツです。
ハヤヤッコの母マシュマロ(2009年生)は、シラユキヒメの6番仔です。シラユキヒメの凄いところは、12頭の仔のうち10頭が白毛だと言うことです。このD

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函館2歳Sの一考察 〜位置付けが難しいレース〜

函館2歳Sの一考察 〜位置付けが難しいレース〜

函館2歳Sは本当に難しい位置付けのレースだと思っています。

◆ 仕上がりの早い馬が有利なレース
デビューから間もない7月中旬という早い時期での実施ゆえ、底力よりも、仕上がりの早い2歳馬が有利なレースです。ここで勝利すると晴れてオープン馬となり、その後は強豪馬との戦いが続きます。

◆ 勝ったら勝ったで苦労
そのため成長力が乏しいと、引退まで苦戦が続きます。例えば、4年前の優勝馬のリンゴアメは函館

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名馬紹介 ロジャーバローズ

名馬紹介 ロジャーバローズ

【名馬紹介 ロジャーバローズ】
2024年6月25日に、突然に8歳の若さで天に召された、2019年開催の第86代日本ダービー馬、ロジャーバローズ(2016年生)のことを紹介します。

◆ デビューからダービーまで
2歳8月にデビュー、そこから3戦2勝で皐月賞トライアルのスプリングSに駒を進めます。しかし、ここで7着に敗れてしまい、皐月賞への出走が叶いません。
次走には京都新聞杯を選び、今度はキッチ

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重賞の紹介(函館2歳S、函館記念)

重賞の紹介(函館2歳S、函館記念)

今週末も函館、福島、小倉の三場開催です。そして、年一回だけの函館開催の最終週です。そのフィナーレを飾るべく、重賞は2日間連続で、函館だけで実施されます。土曜日に第56回函館2歳ステークス(芝1200m G3)、日曜日に第60回函館記念(芝2000m ハンデ G3)が行われます。

◆ 函館2歳S
今年最初の2歳重賞です。7月開催になってからは仕上がりの早い馬が勝つ傾向にあり、その後の重賞戦線で活躍

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コラム26 夏競馬の格言

コラム26 夏競馬の格言

夏競馬には幾つかの有名な格言があります。ここで、少し紹介します。

◆ 夏は牝馬
夏競馬の最も有名な格言は「夏は牝馬」だと思います。文字通り、夏競馬は牝馬が強いという意味です。
確かに他のシーズンに比べて、夏に牝馬が優勝する比率が高いという統計結果が、ネットを検索すると幾つか示されています。

◆ 理由
筋肉量の少ない牝馬の方が身体に熱が溜まらないから体調が良いとか、調教を軽めにせざるを得ない夏は

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七夕賞の結果 ~七夕に願いが叶った快勝劇~

七夕賞の結果 ~七夕に願いが叶った快勝劇~

七夕の願いを叶えたのはレッドラディエンスです。余裕を持った、とても強い勝ち方でした。関係者の皆様、おめでとうございます。秋の中距離界の期待の星の誕生です。

◆ レッドラディエンス(5歳牡)
彼は2歳6月のデビュー戦こそ6着でしたが、その後は昨日までの11戦で5勝、2着5回、3着1回という完璧な成績です。しかし、彼の戦績を見ると、2歳の最終戦で骨折し長期療養となった後、復帰戦となった3歳の7月のレ

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