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重賞の紹介(中京記念)

今週から北海道競馬の舞台が函館から札幌に移り、今週末は札幌、福島、小倉の3場開催になります。
重賞は小倉開催のフィナーレを飾る第72回中京記念(芝1800m @小倉 G3ハンデ)が、日曜日に行われます。
因みに、今年の小倉開催は今週が最終となります。とても気の早い話ですが、来年まで小倉競馬はお預けです。

・中京記念
名前の通り、本来は中京競馬場でマイル戦として行われます。しかし、今年は阪神競馬場の改装工事に伴う編成変えにより、小倉1800mで実施されます。
歴史あるレースで、暫くは春開催、2000mの距離で行われていました。2012年に夏開催に移動すると同時にマイル戦に装いを変え、サマーマイル第2戦に位置付けられました。

今年は小倉開催のために1800mでの施行ですが、サマーマイルの2戦目という位置付けは変わりません。

◆ 小倉巧者
小倉競馬場は相対的に、小回り且つ平坦、また馬場の状態が良いので、高速タイムが出やすいという特徴があります。また、コースの幅が広い印象があります。
そのため、直線で内ラチから外ラチまで横一線に各馬が広がって追い比べをする、迫力ある絵を見ることができます。

こんな特徴のある競馬場のため、小倉巧者と呼ばれる馬がいます。22年の小倉大賞典の優勝馬アリーヴォは典型的な小倉巧者で、生涯戦績12戦5勝ですが、小倉に限ると5戦5勝でした。
ただし、今年の中京記念のエントリーメンバーを見ると、際立った小倉巧者はいません。

しかし、2月に同じ舞台で行われた小倉大賞典の1〜4着馬が揃いました。ここで、新しい小倉巧者が生まれるかもしれません。

◆ 小牧太騎手
中京記念で注目を浴びるのは馬だけではありません。小牧太騎手(56歳)にも注目が集まります。
彼は1985年に、NRAの姫路競馬場で騎手デビューしました。その後、脂の乗り切った2004年にJRAへ移籍します。彼はJRAでもG1を2勝したトップジョッキーです。
そして、今年、デビューした兵庫競馬への再移籍を目指して、現在受験中です。合格すると、史上初めてのNARへの復帰となります。

そんな彼のJRAでの最後の騎乗が中京記念でのワールドリバイバル(6歳牡)です。
最後に、彼は泣き虫としても有名です。レース後にどのくらい泣くのか、大注目です。


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