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上半期振り返り 芝(ターフ)スプリント界

自分の備忘も兼ねて上半期を、「馬場」✖️「距離」に分けて、各界を振り返ってみたいと思います。最初は芝(ターフ)のスプリント界です。

(1)年末年始の時点
最も混迷した世界でした。というか、2021年或いは2022年から混迷状況が継続している印象です。
昨秋のスプリンターズSは優勝したママコチャ(5歳牝)以下、7着までのうち現5歳馬が6頭を占めました。

(2)上半期振り返り
混迷状態は依然継続中です。
高松宮記念を制したのはマッドクール(5歳牡)でした。しかし、彼は次走の香港チェアマンズSPではシンガリ負け、重賞勝ちも高松宮記念だけと、安定していません。
それでも、マッドクールは昨秋のスプリンターズSでも2着でしたので、いまスプリント王に最も近い存在です。
また、高松宮記念には、香港からビクターザウィナー(5歳騸)が参戦し、3着と好走したことも、春のニュースでした。

(3)秋の見通し
高松宮記念の2着はナムラクレア(5歳牝)であり、スプリント界は年末年始時点での想像通り、5歳勢が中心になって牽引しています。そこにサマースプリントで名を上げる新星が絡んでいくと厚みが増して、楽しさが倍増します。
なお、最初に有力な上がり馬として名を挙げたのは、ここもまた5歳のサトノレーヴ(5歳牡)でした。
加えて、先日重賞連勝を果たしたピューロマジック(3歳牝)が、どこまで割って入れるかも楽しみです。
今後のサマースプリントシリーズの各レースも注視したいと思います。

さらに、強豪香港馬の参戦があると、景色が一変します。今後は春秋共に、日本と香港でホーム&アウェイ形式で、超一流馬がG1で戦いを繰り広げるスケジュールになると、より一層魅力的になると思います。

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