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函館2歳Sの一考察 〜位置付けが難しいレース〜

函館2歳Sは本当に難しい位置付けのレースだと思っています。

◆ 仕上がりの早い馬が有利なレース
デビューから間もない7月中旬という早い時期での実施ゆえ、底力よりも、仕上がりの早い2歳馬が有利なレースです。ここで勝利すると晴れてオープン馬となり、その後は強豪馬との戦いが続きます。

◆ 勝ったら勝ったで苦労
そのため成長力が乏しいと、引退まで苦戦が続きます。例えば、4年前の優勝馬のリンゴアメは函館2歳Sを勝った後の16戦未勝利、最高4着、2桁着順は8回と苦戦しました。
ユックリ一つずつ勝ち上がるのと、重賞馬になるワンチャンスに賭けるか、どちらが良いのか。余計なお世話ですね。

◆ 例外もあり
ただし、例外もあって、5年前の1〜3着馬は全馬順調に成長し、オープンクラスのレースに勝利しています。また、先週の北九州記念に出走したナナオは去年の2着馬です。
今年は新馬戦を強い勝ち方したサトノカルナバルやエンドレスサマーがエントリーしており、今後に期待できる馬の参戦が見込まれます。彼を含めて出走各馬が、継続して活躍することを願います。


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