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生田目奏(花咲徳栄3年)


最新情報:徳栄の初戦は甲子園3日目!

埼玉三冠vs甲子園初出場

第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪フェスティバルホールで行われた。

花咲徳栄は大会3日目の第1試合、新潟代表の新潟産業大学付属高校との対戦カードが決定している。

夏の埼玉大会2024成績

打率.391 OPS 1.403 出塁率.533 長打率.870
得点圏打率.500(10-5) 3番センター固定

今大会はチーム最多タイの7四死球の内、1敬遠を含む6つのフォアボールと球の見極めでも優勝に貢献した生田目奏。

その選球眼をもって三振数は、4番・石塚に次ぐチーム2位。5つの盗塁数も、2番・目黒に次ぐチーム2位と積極的な足技でも魅せてくれた。

やはり走力があるので、持ち前の広角に放てる打撃センスも相まってOPS1.4超という尋常じゃない数値を叩き出している。

部員100人以上の花咲徳栄を束ねるキャプテンシーが、今年のテーマである「変革」を胸に全員野球で2度目の全国制覇に挑む


生田目奏:プロフィール


生田目が主将を務める花咲徳栄のチーム2024は、この夏の甲子園が初出場だ。

プロ注目の石塚裕惺の名前は聞いたことがあっても、生田目を知る人は少ないだろう。取り急ぎ石塚に関しては、こちらの記事で確認してくれ。

そんな生田目だが、実は昨年の夏も石塚同様に全7試合スタメン出場で、2年生ながらチーム最多の15安打を記録している。

この時の安打数チーム2位は、石塚の9本。お互いにホームランも飛び出しているが、石塚の1本に対し、生田目は2発をぶち込んでのけた

試合は7戦目の埼玉ファイナル、三井雄心西田瞬らを擁する浦和学院に敗れはしたものの、生田目奏も石塚と同じく県内に名を知らしめている。

「なまため かなで」東京都出身
青梅市立新町中学校(狭山西武ボーイズ)
174cm72kg 右投げ左打ち
花咲徳栄野球部キャプテン
公式戦通算6本塁打
一塁到達3.75秒(夏の埼玉2024vs山村学園)

生田目翼(日本ハムファイターズ)の弟ではない

2年生の春季埼玉大会2023から、名門・花咲徳栄でセンターのレギュラーとして出場している生田目奏。

この代は早くから石塚がプロスカウト陣から熱視線を浴びていたものの、今やタレント集団とまで騒がれるようになったチームをまとめ上げたのが生田目奏だ。

生田目の屈強なキャプテンシーなくして、今の花咲徳栄はあり得ない。

まずは走攻守・三拍子揃う、生田目奏の非凡な打撃センスから見ていこう。



光るバットコントロール


体を倒しながら安打を量産する姿は、巨人レジェンドの名手・篠塚和典を彷彿とさせるものがある。

身体は細身ながら、森友哉(オリックス)のような広角に鋭い打球を飛ばせるパワーを兼ね備えるのも生田目奏の特徴だ。

花咲徳栄歴代の視点で評するならば、やはり西川愛也(埼玉西武ライオンズ)、元オリックスの岡崎大輔に近い。


関東屈指のクラッチヒッター


冒頭の得点圏打率で分かる通り、生田目は兎にも角にもチャンスに強い。

闘志を全面に表すタイプではないが、信条を貫く気魄と集中力をもって「ここ一番」で魅せてくれる。

この春は関東大会を石塚不在で戦ったなか、生天目はもろともせず、初戦でグランドスラムを放ち存在感をアピール。

全7戦で16打点を稼ぐ、大車輪の活躍を見せた。

もちろん生天目のチャンステーマは、花咲徳栄の名物「サスケ」だ。今夏の甲子園、生田目の場面で本気のサスケが流れ出したら要注意だ。


俊足を生かした広い守備範囲


一塁到達3.75秒というチーム最速の韋駄天が、センターを縦横無尽に駆け回る。

この3.75秒の到達タイムは、2024年に周東佑京(福岡ソフトバンクホークス)が記録したパ・リーグ最速の数値だ。

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