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原田純希(青森山田3年)


【最新情報】6/15東北大会2打席連発!

VS鶴岡東との春季東北大会2戦目、原田純希は4番ファーストスタメン出場4打数3安打2本塁打5打点大爆発

この原田が叩き出した打点を層の厚い青森山田の投手陣が完封リレーで、鶴岡東打線をシャットアウト。5-0で春季東北大会ベスト4進出を決めている。

注目の準決勝は優勝候補の花巻東と対戦するも、青森山田は自慢の強力打線が鳴りを潜め0-2で敗退。

花巻東の好投手、葛西陸完封負けという最後の夏に向け新たな課題を残した。


原田純希「はらた あつき」プロフィール


2006年9月生まれ 右投げ左打ち
地元青森出身 平川市立平賀東中学校
170cm90kg 太もも周り74cm

高校通算22発
青森山田 不動の4番打者
・兎に角ここ一番に強い
・左腕キラー

趣味:ルービックキューブ
キャッチコピー:太ももスラッガー

バーチャル高校野球ほか

高校通算22発

センバツ2024に出場し、1999年の夏以来となる最高成績の8強入りを果たした青森山田。

大会前のインタビューで青森山田の兜森崇朗監督は、原田純希について「練習試合では1試合に1本ペースでホームランを打っている」と答えている。

センバツ出場を決めた後に解禁となった練習試合で、高校通算20本塁打まで伸ばした。

センバツ後の青森大会は0本塁打に終わったものの、続く東北大会では2打席連続ホームランを記録し、高校通算22発としている。

2打席連発の1打席目はソロホーマー

2打席連発の2打席目は劇的満塁弾


高校通算成績(公式戦)


打率.297 打点23 本塁打3

OPS.973 出塁率.432 長打率.541
得点圏打率.387(31-12)

打率は並み以下だが、2年秋からのレギュラー定着を踏まえれば、伸びしろは十分に期待できる。1年生は秋の青森大会に3試合スタメン出場するも、7打数1安打と結果を残せなかった。

翌春の青森大会も代打で2試合に出場しノーヒット。夏の県大会は出場機会なし、迎えた新チーム結成時から4番に座りセンバツ出場まで漕ぎつけている。

2年秋から不動の4番

この2年秋は青森大会および東北大会を制覇し、明治神宮大会に出場。惜しくも初戦で敗退したが、明治神宮王者となる星稜を相手に2-3と最後まで喰らいついた。

原田は全10試合打率.382(34-13)、12打点1本塁打と躍進。センバツ2024における新たな注目選手として急浮上した。

センバツ2024は不振に終わるも

得点圏6打数1安打

肝心の初甲子園では全3試合に4番打者としてスタメン出場し僅か1安打ながらも、その貴重な1本は大会屈指の好左腕・中崎琉生(U18候補)から放っている。

なお中崎を擁する京都国際はセンバツこそ青森山田に敗れ初戦で姿を消したものの、強豪ひしめく春季近畿大会を制覇。

中崎は準決勝の天理戦で4安打1失点の完投勝利を挙げ、改めて存在感を知らしめた。

そんな中崎の甲子園デビュー戦、それも出鼻を挫いたのが原田純希だ。

初回ツーアウト2塁の場面で、原田は中崎のストレートをライト前に弾き返し見事タイムリーヒットを決めている。

原田の甲子園成績だけを搔い摘むと、秋の活躍とは程遠い。

それでも京都国際に次ぐ2戦目では、優勝候補の一角に数えられた広陵のプロ注目エース・高尾響(U18候補)から値千金のサヨナラ犠牲フライを放っている。

不振に喘ぎながらも最低限、4番の仕事は果たす。そんな原田の気魄が底力として形に出た大会と言えるだろう。


得点圏打率6割弱


勝負強さが売りのクラッチヒッター

高校通算成績で分かる通り、得点圏で通常時の打率を上回るのが、原田純希の持ち味だ。特に2年秋の原田は得点圏においても打率.571(14-8)を記録している。

必殺「好投手斬り」

この東北大会や青森大会では、八戸工大一の金渕光希(U18候補)、八戸学院光星の岡本琉奨、鶴岡東の櫻井椿稀(U18候補)、一関学院の髙澤奏大(189cm左腕)といった名だたる好投手を攻略してのけたのも原田の特徴だ。

金渕光希と髙澤奏大に関しては、こちらの記事で取り上げているから確認してくれ。


通算打率.472の左腕キラー


左打者なのにサウスポーに滅法強い

いわゆる左対左は相性が悪い。プロでも時として、代打とワンポイントリリーフの入れ替え合戦が繰り広げられる。

左打者を送り込んできたら左腕を投入する、あるいは先発が左投手なら右打者を揃えるなどが一般的だ。

そうしたなか原田は、高校通算打率.297に対して、左投手は通算打率.472と異常なほど高い。なお右投手は通算打率.132と低すぎる傾向もあるが。

プロの左対左は平均打率2割5分弱

前述した中崎琉生をはじめ、櫻井椿稀や髙澤奏大らは全員サウスポー。

なかでも同じ青森勢の金渕光希(八戸工大一)は5打数4安打4打点1本塁打得点圏も2打数2安打と完全にカモだ。

岡本琉奨(八戸学院光星)は6打数2安打3打点で、得点圏が4打数2安打とチャンスで打ち負かす傾向にある。

1つの目安として、NPBにおける左対左は平均打率.244(2019年シーズンデータ)だ。

原田の左腕キラーは青森山田の強力な武器の1つであり、このまま向上すれば間違いなくプロでも重宝される特殊能力と言えるだろう。


パワー源は超高校級の太もも74cm


身長170cmと大きくはないが、下半身がバカデカい。特に太もも周りはプロの競輪選手の平均60cmを大きく上回る、74cmとバケモノだ。

上背がなくても飛ばせる天性の資質は、その下半身が担っている。

タイプとしては昨年まで花巻東で活躍し、今年からアメリカ留学でメジャーリーグ入りを狙う佐々木麟太郎に近い。

今年のドラフトは、いずれメジャー級のスラッガーに成長するであろう原田純希にも注目だ。


原田純希プレイバック集


ここから先は、原田純希の印象的な打撃を迫力ある動画ビューで紹介。原田の太ももに迫ったインタビュー動画も付け加えているので、是非チェックしてみてくれ。


原田純希vs岡本琉奨

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