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渡邉颯人(智辯和歌山2年)


どこまで伸ばすか0.00「秋も無傷の最強右腕」

新人戦を圧倒の強さで制覇し、本大会では全3戦を無失点で勝ち抜いた智辯和歌山。

引き続きエースナンバーを背負う渡邉は、新人戦では1登板にとどまったが、本大会の3戦で全て先発のマウンドに上がり0封の快投劇を演じた。

これで夏の甲子園を含めた、春からの公式戦連続自責点0記録57.2イニングまで伸ばしている。

詳細は下部の渡邉颯人:全データにて確認してくれ。動画コーナーに置いてある渡邉の闘志溢れるプレースタイルも必見だ。

そんなクオリティスタートの達成率が抜群に高い渡邉のみならず、本大会の決勝で自己最速を大幅に更新したMAX152km右腕の宮口龍斗も絶好調だ。

新たな勝利の方程式を確立させた智辯和歌山は、10月26日にセンバツ切符を懸けた近畿大会初戦を迎える。

公式戦31イニング連続自責点0継続中

惜しくも自身初の聖地を白星で飾ることは出来なかったものの、持ち前の闘志溢れるピッチングで沸かせた渡邉颯人。

2番手としてマウンドに上がり失点を許しながらも、自責点は与えていない。これで春季近畿大会決勝から始まった連続0自責点記録を31回2/3まで更新している。

@godofbaseball

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13日登場のシン・智辯和歌山

智辯和歌山の集大成第一章が始まる

大会屈指の2年生右腕・渡邉颯人を擁する智辯和歌山が、夏の甲子園7日目の8月13日に初戦を迎える。

やはり注目はエース渡邉を筆頭とする豪華投手陣だ。

和歌山大会での総失点は、決勝の9回に喫した2点のみ。さらに登板した全投手の自責点がゼロという、無類の防御力を誇る。

身長197cm右腕の中西琉輝矢、同じく3年生右腕の松倉汐音もエース渡邉同様、関西を代表する本格派の投手だ。

中西と松倉に関しては、こちらの記事で確認してくれ。

打線も和歌山5戦で37得点決勝まで全てコールドゲームと破壊力抜群。

春からリードオフマンに定着した福元聖矢を皮切りに、俊足強打の藤田一波、左右スラッガーの松嶋祥斗花田悠月、スーパー1年生の松本虎太郎、そして恐怖の9番打者・山田希翔まで切れ目ない布陣だ。

昨夏の県予選初戦敗退から生まれ変わったシン・智辯和歌山が、いよいよ聖地で集大成の第一章を迎える。


渡邉颯人:プロフィール

「わたなべ はやと」2007年6月生まれ
横浜市南区出身
横浜市立南中学校(世田谷西リトルシニア)
180cm89kg 右投げ右打ち
ピッチャーとセカンドの二刀流
MAX143km 球種多彩 フィールディング◎
カーブ スライダー チェンジアップ スプリット
50m6.5秒 遠投100m

最下部のソース一覧に記載

入学直後に野手で名門のスタメンデビューを果たしていることから、当初は大型セカンドのスーパー1年生として評価を高めた。

それもあって投手デビュー後も送りバントの進塁を阻止できる、ハイレベルなフィールディングスキルを武器の1つとしている。

現時点での奪三振率は高い方ではないが、完全に打たせて取るタイプでも全くない。

精度の高い豊富な変化球を操れるので、今後の球速アップに伴い奪三振率も増していくタイプだ。

しっかりとコースに投げ分けられる天性の制球力をベースに備えつつ、スピードボールの伸び代も十二分に期待ができる。

それが智辯和歌山の2年生エース、渡邉颯人だ。

中学時代のライバルは親友の佐藤龍月

中学時代から、その名を全国に轟かせていた渡邉颯人。

3年時に出場したジャイアンツカップ初戦で完全試合を達成し、U15侍ジャパンにも二塁手兼投手の二刀流で選出されている。

ちなみに完全試合の展開はロースコアの白熱した投手戦で、相手チームの先発を張ったのは、健大高崎に進んだ佐藤龍月

佐藤(川崎市出身)とはU15侍ジャパンでもチームメイトとして国際試合で共闘し、実家が近かったこともあってか、高校進学後もお互いに連絡を取り合うほどの仲だ。

智辯和歌山では1年春から野手デビュー

智辯和歌山に進学後は、早々に二塁手として春季県予選からスタメン出場。チームが決勝まで進んだなか、渡邉は4試合に出場し和歌山大会準Vに貢献した。

高校最初の夏は出場機会なく、チームも22年ぶりに初戦で敗れる。高野山がジャイキリを巻き起こし、高校野球ファンの関心を大いに高めた伝説の一戦だ。

投手デビューは1年秋から

歴史的な夏の悲劇から心機一転で秋に臨んだシン・智辯和歌山

渡邉も、この新チーム結成後から投手陣に名を連ね、センバツ切符こそ逃しはしたが、1年生ながら立派な戦力として頭角を現す。

公式戦初マウンドは、準々決勝のvs近大新宮。三番手としてマウンドに上がり、2.1回3安打2奪三振、自責点1の力投でチームの勝利に貢献している。

2年春から名門のエースナンバー

冬場は肉体改造に力を注いだ渡邉颯人。筋力トレーニングと体重13kg増で臨んだ2年生の春は、名門・智辯和歌山のエースナンバーを勝ち取る

チーム初陣で公式戦初先発を託された2年生エースは、球速も大会を通して143kmまで伸ばした。

準々決勝の粉河戦で6回コールドながら自身初の完投勝利を記録し、シン・智辯和歌山の県制覇に貢献。

続く近畿大会も好調をキープし、決勝で京都国際に敗れはしたものの、心身ともに一回りも二回りも大きくなった成長ぶりをアピールしている。

この2年春が、渡邉颯人にとっての高校野球における分水嶺と言えるだろう。以下の記事と併せて確認してくれ。



渡邉颯人:全データ


秋季和歌山大会2023(ベスト4)

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