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美談で着地する話しか社会は咀嚼できない

Xでとても共感した投稿が流れてきた。

美談で着地するしか咀嚼できない、は凄く分かりやすい表現だと思った。
前々からずっと感じていたことを上手く言葉にしてくれている。

過去の失敗など含め、何でも良い。最近だと顕著なのは都合よく置き換えられた「多様性」

・一生独身でいるのも悪くない、独身最高
・転職が当たり前の世の中になった 転職だ・FIRE生活だ
・ワーホリ・世界旅行をして価値観が変わった
・非正規雇用の自由な生き方

よく見るのはこのあたり。

「良い経験だった」
「夢はかなわなかったけど、自分がやったことは無意味ではなかった」

こんな風に。
人間は理想が叶わなかったとき、妥協を正当化する。

その先に、理想から遠のいた人生を受け入れ、妥協し、落とし込み、飲み込めるか。
臭いものに蓋をしたような、半ば偽りの幸福で自分を騙しているんじゃないかと。

私の過去の不登校の経験、毒親の元に産まれた経験、そのほか人よりも多かった苦難が「糧」になったと思ったことなど一度もない。
無意味な、ただ自分の手足を縛るだけの負の遺産でしかなかった。

有名人の耳障りの良い言葉はどうしたって支持されやすい。
その裏で埋もれてしまう真実もたくさんあると思う。




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