どまんだかっぷ

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M&Aの世界をなるべく気軽に楽しんでもらえますように、小説や絵本、エッセイ、セミナーや財務モデル・図解・シミュレーションゲームなどの企画記事を紹介します。気楽にお楽しみください♪ (小説などはカクヨムでも投稿しております)

マガジン

  • 小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使

    恋愛の成就を生業としているキューピッド株式会社の契約社員である青羽翔は、社内で発生した恋愛崩壊事件の緊急対策を命じられ、人間界へ向かうことに。 正社員である天使たちの大半が機能不全の中、どのように恋の矢と赤い糸を紡ぐのか。そして、パートナーの美香との関係は? 春の浮かれポンチな雰囲気を背景に、日本中の恋愛を背負って立ち上がる主人公の活躍にご期待下さい♫

  • 小説★プロレスガールがビジネスヒロイン?

    女子プロレス団体『SJW』の練習生ミナミは、技の魅力がきちんと評価されるプロレスの世界を作りたいという強い夢を抱きプロ選手を目指していましたが、同じ理念を持つ大沢社長によって正社員に雇用されました。 同僚や先輩選手と協力し、夢の実現に向けて経営改善と練習の両立に励みます。 経営課題、プロテスト、ヒール転向や他団体抗争など次々と直面するプロレス界の課題、選手と経営の両立に苦しみながらも乗り越えていくミナミ。やがて全ての事象は一つの事実に繋がっていきます。 彼女の努力はプロレス界に新たな風を巻き起こすことができるのか、そして彼女の恋愛関係は? プロレスとビジネスを通じて成長していくお仕事恋愛小説です。

  • 小説 M&A日和2(エムエーびより2)

    急遽鈴木部長に呼び出され、トップダウン案件のPMOに抜擢された真奈美。 不安を抱きつつも成長のチャンスととらえ頑張る決意を固める。 しかし。そこには、様々な人々の思惑が絡み合っていて…… ビジネス系M&Aビジネスラノベです。 ライトな感覚で雰囲気を感じてもらえると嬉しいです。お気軽にお楽しみください(^^♪

  • 🥂お酒でも飲みながら独り言🍷

    事業会社でM&Aに関わっています。 日々のM&A推進に関して自由な視点で呟いていきます。 M&Aと全く関係ないことも、つぶやいていこうと思います。。。 お酒でも飲みながら、気楽にチラ見してくださいね🍷

  • 小説 M&A日和(エムエーびより)

    奇跡を信じてM&A実行部門に飛び込んだ主人公――M&Aライトビジネス小説です。 【小説の紹介】 『M&Aで事業に奇跡を起こすことができる――』 以前社内セミナーで聞いた言葉、そんな仕事もしてみたいなと漠然と感じた憧れ。 それが、今、自分の人生の選択肢のひとつとして目の前に再浮上している。 酒井真奈美は、MA推進部への異動に立候補し、M&A推進の世界に飛び込みました。 M&A担当として、成長していく姿をお楽しみください。

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連載小説★プロレスガール、ビジネスヒロイン? 第一話 プロローグ

第1話 プロローグ  三千人で超満員のアオーレ長岡。大歓声と悲鳴が入り混じる混沌。  リング上では、黒髪をお団子にまとめた女子プロレスラーが相手の体を抱え上げ、リング中央に叩き付ける。その瞬間、興奮の中でリング上に緊張が漂う。  すぐさま、コーナートップロープに駆け上り、大歓声を繰り出す観客に向かって右腕をあげた。その人差し指は天を指す。 「いくぞー!」  甲高い叫び声と共にトップロープから思いっきり高く空中に舞い上がり、背面方向にバク宙しながらリング中央に向かって円弧を描

    • 小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第十二話

      第一話および目次はこちら  ミカエルCEOの神通力を宿した羽根を使って作り出した空間、交渉と時の部屋を一言で表現するなら合宿所だ。大小会議室がいくつか、そして宿泊部屋が多数。娯楽部屋は一つだけ。卓球台と将棋盤がある。大浴場は日本の銭湯そのもの。食事は二十四時間営業で、食費は会社持ち。うん、悪くない。 「すごいな、この設備。サービス。これなら俺ずっとここで過ごしてもいいくらいだ」 「……そ、そうですね」 「知ってるか? ミカエルCEOの羽は四枚らしい。大天使の中でもミカエル

      • 小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第十一話

        「あら、可愛らしいお部屋。ピンクのカーテン、ピンクのぬいぐるみ」 「ピンクの部屋? いい年して乙女か? 乙女に憧れているのか?」 「いや〜、言わないでください〜」 「あら、洗濯物もピンクですね。可愛らしいピンクのブラ……」 「わー、わー、も、もういいですぅ、もうやめて〜」  本気で慌てて騒ぎまくる美香。ふん、色々勘繰られた俺の気持ちが少しはわかったか。そう思うと若干気分が晴れる。それにしても、ピンクのブランケットだと? 本当にとことんお子ちゃまだな。少しは大人になってほしい

        • 小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第十話

          第一話および目次はこちら 「……翔さん、水晶はあなたが巨乳フェチだと語っています」  その一言で占い部屋の雰囲気が一気に凍りついた。まるで、バレンタインデーで誰からもチョコを貰えなかった男子が不貞腐れて独りでスキーに行ったらリフトが強風で止まってしまい極寒暴風のなか鼻水を垂らして耐えるしかないくらいの過酷な空気が流れている。もうホワイトデーも終わったんだからこんな空気は勘弁して欲しい。 「ちょっと待て、ちょっと待てよ。そもそも男性の九割以上はどちらかと言われれば巨……が

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        連載小説★プロレスガール、ビジネスヒロイン? 第一話 プロローグ

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        • 小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使
          12本
        • 小説★プロレスガールがビジネスヒロイン?
          28本
        • 小説 M&A日和2(エムエーびより2)
          1本
        • 🥂お酒でも飲みながら独り言🍷
          74本
        • 小説 M&A日和(エムエーびより)
          200本
        • M&A現場閑話♪
          41本

        記事

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第九話

          第一話および目次はこちら  俺の提案とは、やはり人間界の技術を使うことだった。最近はAI技術が発展してきている。特に機械学習による最適マッチングなどは得意領域だ。天使演算能力に匹敵するシステムを構築できるかもしれない。  でも問題がある。天使データセンターの情報処理専門天使の念話と、人間界のインターネット回線を繋がないとデータのやり取りができない。そのために、念話とインターネット回線をつなぐ技術をもった会社を買収することを提案したのだが、問題は時間だ。M&Aとなると、通常は

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第九話

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第八話

          第一話および目次はこちら 「俺たちが若い頃は確かに第二ボタンってのもあったけど、いまどきの娘たちも第二ボタンなんか欲しがるのかな? 正直、恋愛部が過剰に過去の出来事を恐れているだけじゃないの?」  渋谷の駅近、エンジェルセレクト社が入っているビルの屋上は春風とは似ても似つかない強風が吹き荒れている。3月中旬とはいえ、これだけの強風に晒されては寒くて仕方がないのに、ハニエル以下主要天使たちは屋上広場に整列して直立不動。俺たちは今、その一番後ろで不貞腐れていた。 「さ、さぁ

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第八話

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第七話

          第一話および目次はこちら 「バレンタインではチョコありがとう。これ、お返しなんだけど……」 「嬉しい。開けてみていい?」 「うん。でも……照れるな」  夕刻、渋谷駅から少し離れたとある公園で。制服を着た少女は丁寧に包装を解き箱を開ける。 「まあ、素敵なシュガーボンボン。ありがとう」  そのとき、二人を包むように柔らかな春風が通り過ぎてゆく。少女の長い髪がふわっとたなびき、少年は唾をごくりと飲み込んだ。 「今よ!」 「ちょ、声大きいから、バレたらどうすんだよ?」 「は

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第七話

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第六話

          第一話および目次はこちら 「失礼しました、間違えました」  俺は慌てて頭を下げるが、暖かく包み込むような優しいガブリエル部長の声がそれを遮る。 「いいんだよ、別に。まあ、せっかくだから中に入りなよ」  俺は顔を上げる。そこにいるのはまさに天使中の天使、天界で特に人気を集めている存在だ。そのふくよかな胸から織りなすボディライン、母性本能が溢れ出ているかのごとく可愛らしい表情で見る者すべてに優しさと温かさ溢れる愛情を芽生えさせる。どこかの鉄板お胸の誰かさんとは大違いだ。

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第六話

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第五話

          第一話および目次はこちら 「それで、実際の事業影響はどんな感じですか?」  春風の原因究明にも興味はあるが俺の仕事は足元の混乱を収拾することだ。話題を現実に戻す。 「さっきも言った通り、恋愛部の天使が半分以上天界に戻ってしまったから業務が破綻しかけている。特に問題なのは資材調達だ」 「え? 最前線の営業ではなくて?」 「ああ。営業も天使数が半減しているが交代制勤務を増やすことでなんとか耐えている。だが、そこに矢と糸を提供する機能が天使手不足で止まってしまった。そこの応援

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第五話

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第四話

          第一話および目次はこちら  天使電車はステンレス色のボディ。前面の運転窓は黒く四隅に丸目を帯びた長方形で右下部に70とそれにつづく三桁の車番。その下部の二つのヘッドライトの間にはエメラルドグリーンと水色の帯。その帯は側面にも採用されている。  天界を出発し長いトンネルを走っていく天使電車の車内はガラガラだったが、俺たちはロングシートに並んで座っていた。 「ず、ずいぶん空いているんですね」 「そうだな……」  空いているという表現は適切ではない。おれたち以外に誰一人乗客は

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第四話

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第三話

          第一話および目次はこちら  天界から人間界に移動する手段はいくつかある。  その中でも最も費用対効果および環境的に効率的な手段は地球の電車を模した転移装置だ。天使達の間では天使電車という名前で親しまれていた。大天使たちは自らの神通力が宿った羽を使って自力で異世界転移できるがそれより下位の従業員天使は自力では転移できないので、大半の天使達がこのような転移装置の力を借りて異世界間を移動している。俺たち人間にとってはこの仕組みに便乗する以外に天界と人間界を行き来する方法は皆無と言

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第三話

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第二話

          第一話および目次はこちら  出張支度を終えた俺を、上司のラファエルが再度呼び出した。 「彼女が君のパートナーとなる左近美香だ」  スラリと細いボディライン。しっかりした肩幅とは裏腹に控えめな胸。端正な顔立ちは相当に美人だ。赤い縁のメガネの奥にキリリと鋭い瞳。だが、どこか眠そうな色を帯びている。茶色に染められた長い髪はくるくる綺麗なウェーブをなびかせているが頂上はちょんと跳ねている。所謂アホ毛だ。 「青羽翔です。よろしく」  俺が手を差し出すと、急に真っ赤になって慌て

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第二話

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第一話

          『春風に 仕事忘るる 恋天使』  仕事に向かう道中、上司からそんな念報(メールみたいなもの)を受信した俺は首を傾げた。  ——どういう意味だろう?  まあ、職場につけばわかるだろうと足を早める。  会社に着くと、いつもと違う天使が受付をしていた。 「キューピッド株式会社へようこそ。お客様ですか?」 「一応社員だよ」 「そうでしたか。それでは、こちらで魂認証してください」  その声を受けて、俺は社員用ゲートに向かい念を放つ。  すると、俺の魂を認証したゲートが俺の情報

          小説❤︎春風に仕事忘るる恋天使 第一話

          プロレスガール、ビジネスヒロイン?設定集【創作大賞エントリー記念】

          長期連載していた小説「プロレスガール、ビジネスヒロイン?」を創作大賞に応募します。 プロレス×ビジネス=ラブコメ♡ 女子プロレスラーを目指す女の子が練習生と社員を兼業しながらプロレスとビジネスに打ち込み成長していくお仕事恋愛小説です。 応援よろしくお願いします(^^♪ 今回の応募にあたり、全編見直しをしております。 大きな流れは変わっていませんが、全体的に文章を引き締めました。 あと、応募の要項に合わせて、各記事は本文のみとし、その中で紹介していた設定関連情報を削除しまし

          プロレスガール、ビジネスヒロイン?設定集【創作大賞エントリー記念】

          【双六】プロレスガール、ビジネスヒロインの双六でKO狙って女子会をやったらわちゃわちゃしすぎて遅刻した件

          今回は、長編小説「プロレスガール、ビジネスヒロイン」のおまけ(番外編?)です。 完結祝いのお遊び心です🎵 本編読んでない方は意味不明と思いますのでスルーしてくださいね💦 後に『SJW恒例となる双六大会』は、こうして始まった…… 「あのぉ、私の友人がSJWをネタに双六作ったからって渡されたんですけど、どうしましょう?」  朝練途中の水分休憩中、タマちゃんからのメールに気付いたミナミは添付された双六をみんなに見せた。 「あら、ミナミちゃん、すごろくですか?」 「お?なんだ

          【双六】プロレスガール、ビジネスヒロインの双六でKO狙って女子会をやったらわちゃわちゃしすぎて遅刻した件

          まったりM&A現場閑話★ファンドPart.2

          前回の続きです。 PEファンドには大きく分けて3つの分類があります。 3.PEファンドの種類(1)バイアウトファンド (狭義の意味でPE≒バイアウトのニュアンス多い)  ✔中小企業や大企業の一部(部門や子会社)を買収  ✔自らマジョリティを獲得し率先して時価総額向上を狙う  (経営陣を送り込むハンズオンや、   他買収企業と合体していくロールアップなど)     ➡よって、バイアウト(完全買収)することが多い (2)ベンチャーキャピタル(VC)  ✔ベンチャー企業(ス

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