ロシアを警戒すべきか?

ハラリ　‘ #21の提言 ’　第11の提言 #WAR

‘The view from Kremlin’ P174~177

‘ #クレムリン からの景色’

(結論)

国際政治において、 #ロシア の軍事力は心配しなくてもよい。というのが著者の主張です。

(本題)

21世紀において、列強国によって引き起こされた侵略で唯一の成功例は、 #ロシア の #クリミア制圧 である。

2014年2月。 #ロシア軍 は隣国 #ウクライナ を侵略し、 #クリミア半島 を占領し、強制的に #ロシア に併合した。

ほとんど戦闘もなしに、 #ロシア は政策的に領土を増やし、その隣国に対して恐怖を与え、再び世界の #列強国 として名をはせた。

しかし、侵略の成功は例外的な状況があったからである。

#ウクライナ軍 も、また市民さえも #ロシア に対する抵抗をほとんど示さなかった。ほかの #列強国 も、この事態に介入するのを差し控えた。

世界中でこのような状況は再現されにくいであろう。

例え、 #プーチン が地球規模の侵略というプランを心に抱いてなかったとしても、成功体験は彼の野心を煽るかもしれない。

しかしながら、 #プーチン の #ロシア は #スターリン の #ソビエト よりもかなり力が弱いということを心にとめておいた方がよい。

そして、 #ロシア は #中国 のようなほかの国と連合しない限り、新しい #冷戦 を引き起こせないし、 #世界大戦 を始められない。

なぜなら、 #プーチンのロシア は地球広範囲にわたる #政治思想 を持っていないからである。

#冷戦中 、 #ソビエト連邦 は #共産主義 という #グローバル な主義主張に頼っていた。

#プーチン主義 は、これとは対照的に、 #キューバ や #ベトナム に力を及ぼせない。

#プーチン主義 は、その特性上、結束した国際的陣営を構築する力がない。

#ロシア は #NATO と #EU の崩壊を狙うという故意に誤った情報を用いて、 #グローバルな政策 に打って出た。

しかし、それは実際の軍事行動を伴う、 #グローバルな政策 に乗り出すことを意味してはいないようだ。

#クリミアの制圧 は、新しい戦争の時代の前触れというよりも、むしろ特別な例にとどまっている。