過去も今もずっと
家に帰って
はああっとため息をつき
床にべたっと座る。
楽しい感情もあったけど
それ以上に疲労が強い。
それに違和感もある。
何なんだろう…。
先日、中学の部活の仲間3人と
恩師が指揮をする学校の定期演奏会へ
行ってきた。
道中の車内。
演奏会の合間。
仲間同士の会話で…
○○ちゃんの子どもがね…
私、○○ちゃんと○○ちゃんと仲良くて…
ああ、よく○○ちゃんと一緒にいた子ね…
○○ちゃんって結構やんちゃでね…
○○ちゃんも
○○ちゃんも
○○ちゃんも…
私は全く仲良くないしよく知らない。
ここにいるメンバー以外に
ほとんど繋がりがないし
部活の仲間や部活のエピソード以外に
共有できる話題がない。
そうだよな。
この子たちは私と違って
部活の仲間以外の友達が
たくさんいたんだよな。
その事実に直面したことで
寂しかった子どもの私が
心の中に呼び起こされる。
そっか。
それで私は疲れたんだ。
子どもの私を必死になだめつつ
その場では笑ってうなずき
頭の中をフル回転させて
共通の話題を探していたことが。
んんん…
この状況を落ち着いて振り返ってみる。
私を入れたこの4人の組み合わせは
実ははじめてだったんよな。
もっと大勢とか
このメンバーの内の2人だけとか
っていう組み合わせは
過去にはあったけど。
はじめての組み合わせで
いきなり過去を飛び越えて
今の等身大の自分たちで話すことって
まあ、ありえないよな。
そもそも
過去に繋がりのある4人なんだから
過去の友達や出来事を持ち寄って
共感し合って楽しむ時間だったよな。
うんうん。
私以外の3人は子どものときから
とっても明るくて社交的でオープンな子達だ。
当時の私が持っていないかったものを持っていた
素敵な子達なんだよな。
そうだ…感謝なんだ。
私と3人は全然キャラが違うけど
過去も今も変わらず
繋がりを持てていること。
一緒に演奏会に行こう
って誘ってくれたこと。
またこの4人でごはんに行こうね
って言ってくれること。
とっても素敵なご縁で
とってもありがたいことなんだ。
過去の感情に縛られて
違和感があるって思うのは
私の問題なんだ。
この3人は過去も今も
ずっと素敵な子達で
私の自慢の仲間なんだ。
LINEグループで
次のごはん会の連絡が来る。
次のごはん会はきっと
ありがとうって気持ちで
3人に会えるんだと思う。