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挑戦を楽しみ、チーム力で小売業界を牽引する-PdMインタビュー-

今回はHR室の荒川が、DIGITALIOでは業務委託として働き始め、現在は正社員になりPdM(プロダクトマネージャー)として活躍されている遠山さんにお話を伺ってきました!

プロフィール
遠山晋作(とおやま しんさく)さん
2021年10月にデジクル事業部(リテールDX事業)に業務委託としてジョインし、2022年4月に正社員として入社。プロダクト開発のPdMを務める。

DIGITALIO(デジクル)で働こうと思ったきっかけ

ー業務委託でDIGITALIO(デジクル)で働くことになったきっかけを教えてください。
当時フリーのPdMとして活動をしていたところ、デジクルの代表から声をかけてもらい、業務委託を始めることになりました。
デジクルの代表とはもともと知り合いで何度か話す機会があり、2年前に「PdM担当を探している」というお話を聞いて、そこから業務委託でPdMを担当させていただくことになりました。

ー業務委託から正社員として入社した流れについて教えてください。
業務委託でも事業そのものに関わることはできるので最初は正社員になろうとは考えてはいませんでしたが、一緒に働く中でチームの良さに惹かれていき、もう少しこの人たちと距離の近いところで働きたいなと思い正社員になることを決意しました。
皆さん人柄が良いだけでなく、課題にしっかりと向き合える方ばかりで、それぞれが持っている個の力が活きてチームの力になっているなと感じました。

PdM(プロダクトマネージャー)として

ーやりがいや達成感を感じた印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
昨年デジクルが事業部として大きく方針を変え、新しいプロダクトを作り上げたことがとても印象強く残っています。これまでは個社ごとにプロダクトを作り提供していたのですが、より幅広く色々なお客さんに使っていただけるように「デジクルとしてのプロダクト」を作ろうという意思決定をしました。

ー考え方の変化などはありましたか?
今まではお客さまそれぞれの要望に合わせて個別でサービスを作り上げていたので、オーダーいただいた通りに実現することが重要視されましたが、デジクルとして独自のプロダクトを作ることになり、色々なお客さまの意見を集約し他ものを一つの形にしなけらばならなかったので、さまざまな意見がある中で共通化できることって何だろうという頭の使い方も新鮮でした。
以前と進め方が大きく変わったことが楽しかったなと思いますし、実際に今までかけていたコストの数パーセントの工数で、多くの会社に提供できるようになったので、とても良い成功体験でした。

ー苦労したことや大変だったことについて教えてください。
昨年6月頃に大きく方針を変え、年内に達成したい目標を見据えて約半年の間に成果を挙げなければなりませんでした。半年という短い期間でプロダクトの意見集めから、最終的にお客さんに提供するところまでを達成しないといけなかったので、正直なところスケジュール的にだいぶ無理がありました。
プロダクトの案を練り始め、実際にサービスを作りに着手したのが8月頃だったので、その3か月でどこまで作り込めるのかを考えるのが一番大変でした。汎用的なものにする必要がある一方、期間が短く全てを盛り込むことは無理があったので、エンジニアと一緒に限られた時間とリソースの中で取捨選択し、話し合いを重ねて形にしていく作業がとても難しかったです。
そんな中でも最終的には自分たちの満足のいくプロダクトに仕上げることができ、非常にやりがいのあるプロジェクトでした。

ーPdMとしてのプレッシャーとはどのように向き合っていますか?
正直プレッシャーはものすごくありましたが、割とそういった環境を楽しめるタイプなので、それが辛いとはあまり感じなかったです。
責任があるからこそ色々な裁量が与えられて、PdMとして大きな意思決定ができるので、プレッシャーがあったからこそ楽しめる部分も非常に多かったなと思っています。「せっかく与えられた機会だから楽しもう」というマインドでいました。

ーPdMとして大切にしていること、心がけていることはありますか?         デジクルのサービスはステークホルダーがとても多いので、きちんと全員が使いやすいサービスになっているのかというのは日々意識するようにしています。 to Cのサービスであれば、基本的にはエンドユーザーの体験に重きが置かれますが、デジクルのサービス(B to B to C)では、お客さまとの間に小売店の本部の方や店舗スタッフの方がいらっしゃるので、そういった複数のステークホルダーにちゃんと使いたいと思っていただけるサービスになっているのかというのはプロダクト作る上で意識しますし、大事にしなければいけない部分だと思います。

ープロダクト開発を行ってみて重要だったことはありますか?
昨年行ったプロダクト開発に関しては、今までとは異なる作り方な上に期間が限られていたため、とにかく打ち合わせを沢山して、細かいところを詰める時間を多く取るようにして進めていきました。短い期間でいいものに仕上げていく必要がある状況において、時間を惜しまず丁寧にコミュニケーションを取って進めていったことが一つ重要なポイントになったと思います。

ー他に学んだことがあれば教えてください。
直近の3ヶ月間がとても学びになりました。
昨年までのプロダクト開発ではミーティングの時間を長く取っていたのですが、今年からは全体としてよりスムーズに進行できるようそれぞれの動きをドキュメント化するというやり方に変えてみました。

今年の1月から実際にこの新しい体制でやってみたのですが、結論としては上手くいきませんでした。物事をよりスマートに進めようとした結果、本来やりたかった本質的な部分やチームの熱量が伝わりにくくなってしまっていたようです。
そこでもう一度エンジニアとの距離を近づけ、チームでの話し合いを増やすことにしました。そうすることでエンジニア側は作る楽しさみたいなものをより実感でき、チーム全体も非常に前向きに進んでいくようになりました。効率良く進めることはもちろん大切ですが、その中でもチームで温度感を共有しながら進めていくことも大事だと改めて感じました。
こういった課題にしっかりと向き合えることもデジクルチームの強さだと思います。

ーPdMにはどんな人が向いていると考えますか?
やはり自分でサービスを作ることを面白く考えられる人、楽しめる人が向いていると思います。マニュアル通りではなくゼロから自分自身でお客さまにとって必要なサービスを本質的な部分から考え抜ける人が今必要とされています。
意思決定することがPdMの大きな一つの役割だと思っているので、チームの意見はもちろん聞いた上で、しっかりと自分自身で意思決定まで出来る人がいいと思います。

ーPdMとしてチームメンバーに対して意識していることはありますか?
チームメンバー全員が納得感をもって進められることを大事にしています。そのためにもどんなプロダクトが必要か、またそれによってクライアントやユーザーにきちんと価値を提供できるのかというところをしっかりと考えるようにしています。そしてメンバーからもらった意見の中で、妥協するのであればどこを妥協するのか、なぜそこを妥協すると決めたのかというところまで説明できるようにしなければいけないと思っています。

ーDIGITALIO(デジクル)の魅力について教えてください。
僕自身デジクルに入ってから小売業界についてとても面白いと思うようになりました。特にデジクルがサービス提供しているのはスーパーやホームセンターがメインなので、僕らが作ったサービスを街中で皆が使っているんですよね。自分でも自分の作ったサービスを使うことが出来ますし、その「手触り感」は魅力だと思います。
他にはステークホルダーの多さも面白いポイントだと思っています。関わる人が多いので、そういった方々のことを考えながら一個のプロダクトを作っていくのはすごく難しいことですが、これだけたくさんの視点を持ってプロダクトを作ることができるのはPdMとしてこの上ない成長機会になっています。
また、一つのものを皆で作り上げていこうという雰囲気なので、チームメンバーや代表、それから他部署のPdMとも沢山ディスカッションしたり、色々な面で周りに助けていただいています。この環境はとてもありがたいですし、とても魅力を感じています。

ーデジクルチームの強みはなんですか?
皆がチームのことを考えて動いているので、プロダクトを進めていく中でなにか課題が起こったときに絶対に誰も放置しないんです。どのような課題があるのかを全体にしっかりと共有して、それに一人一人が向き合い、より良くしていくためにはどうしたらいいのかというところまで考えられることが一番の強みだと思います。

今後挑戦したいこと

ー今後挑戦していきたいことはありますか?
すごく規模の大きい話になってしまいますが、小売業界ってレガシーな部分も多く、良い意味でとても伸びしろがある業界だと思っています。小売に関わっている人や企業がデジタル化に対応していないことが多く、参入が難しい所でもあるのですが、だからこそ大きく変えることが出来ると思っています。

ー今後の理想などはありますか?
我々が出来ることはとても多くて、デジクルのチーム力で課題を見つけて熱量を持って取り組んでいくことによって変わる人も多いだろうし、「人」が変われば「業界」も変わっていくと思うので、今のデジクルは小売業界そのものを前進させるくらいのことをやっているなという自覚を持っています。なので、今後はデジクルが作ったプロダクトによってお客さまの体験を良くするだけでなく、業界全体の体験を良くしていき、最終的には小売業界全体が実用性のあるデジタル化の方向に向かっていってほしいと思っています。

最後に一言

PdMの経験がない人でも、今デジクルに来れば本当に様々な経験が積めるのでとても良い機会だと思います。自分でゼロから作り上げることを経験できるのが、今のデジクルのフェーズの良さだと思っているので、是非プロダクトの力で一緒に小売業界を前進させていきましょう!

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