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中年期における自己再発見:セカンドキャリアへの準備 - メンタリング実践事例


30代後半から50代後半の中年期は自己再発見の旅。セカンドキャリアへの準備の一環として、ようこさんのケース(メンタリング実践事例)を例に、自己認識を深め、人生を再構築するプロセスをご紹介します。内省の大切さ、コミュニケーションの力、学び続ける姿勢など性別問わず中年期を乗り越えるためのヒントが満載。自分はどう生きるのか、この問いに向き合うすべての方へ。


中年期における自己再発見:セカンドキャリアへの準備




30代後半から50代後半の中年期は、人生の大きな岐路、転換期です。この時期には「自分はどう生きるのか」という根本的な問いが浮かび上がります。本記事では、中年期における自己探求の重要性とセカンドキャリアへの準備に焦点を当てます。




ご自身とは異なる年代やライフスタイルであっても、人生体験や心情と重ね合わせて読んでみましょう。中年期だけでなく、人生のさまざまな段階にある方々が、自分の内面と対話し、自己実現の道を探求するきっかけになることを願っています。



本記事はメンタリングの実践事例を基にして作成されたYouTube ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 23 「ワーキングマザー 子どもの巣立ち おさらい編  2/10/2022公開」 を読みやすいブログ記事にアップデートしました。



ケーススタディ


ようこさんの自己探求の旅 ダイアリー式メンター実践事例から
夫婦共働き(正社員)・長男

ようこさんは、息子の自立と仕事環境の急激な変化という、人生の大きな転換点を迎えました。息子の巣立ちにより、母親としての日常が変わり、同時に職場でも環境が激変し、彼女のアイデンティティや立場が揺らぎました。これまでの自己認識や自己価値に疑問を持ち始め、家庭でも職場でも居場所がないと感じ、孤独感と虚無感が増すばかりでした。
 
そんな中、知人の紹介で若者たちの活動に参加したことが、新たな気づきのきっかけとなります。若者たちとの交流を通じて、彼女は自分が尊敬され、感謝される存在であることに気づき、自尊心を取り戻し始めました。この経験は、ようこさんに「自分には何もない」という思い込みを捨て自分が培ってきたものの価値を再認識する機会を与えました。
 
ようこさんのダイアリー式メンタリングでは、セカンドキャリアに向けての準備が目標に設定され、現在の仕事を継続しながら、自分の人生を振り返り、これからを考える作業が進められました。夫婦間のコミュニケーションの改善も図られ、ようこさんは徐々に自分の新しい居場所を見つけ、人生の次のステージに向けて前進し始めました。 



どのようなアプローチやプロセスを通って気づきを得たのでしょうか?


メンタリングのプロセス


ようこさんのメンタリングでは、セカンドキャリアに向けての準備が目標とされました。現在の仕事を継続しつつ、人生を振り返り、これからを考え、夫婦間のコミュニケーションを改善することが求められました。メンターは傾聴、受容、共感に重点を置き、効果的な質問を通じて、ようこさんが自己認識を深めるのを支援しました。

 

🚩 多くの相談者の内側にはすでに答えがあり、それを引き出していくのがメンターの重要な役割です。



気づきと成長


ようこさんは、自分が培ってきたものが何もないと感じていましたが、内側に目を向けることで、自己実現を達成しているという確信と自尊心の回復を得ることができました。子育てからの解放に達成感を持ち夫婦で築いたの意味と働く意味を問い直すことで、自分はどう生きるのかという問いに向き合いました。


ようこさんの気づいたこと
子どもの巣立ちがきっかけかもしれないが、夫婦/家庭や仕事/職場には支えや居場所がなく焦り混乱したこと
子育てからの「荷下ろし」を前向きに捉え、他者からの評価や必要とされ
ることではなく自ら達成感をもつこと
夫婦で築いたの意味なぜ働くのかを問い直すこと
自分には何もない価値がないのは思い込みであること
新たな目標や自分探しを外側に広く求めるより自分の内側にあるもの
培ってきたものに目を向け
どう活かしていけるかを考えること
変化を受け容れ自分自身も受け容れ愛しみ深め育てていく
🚩 自ら光を当てれば空虚感は持たない





📝 本ケースのメンタリングにおいて実践されている主な理論や研究
 
生涯発達心理学
参考書籍:『エピソードでつかむ生涯発達心理学』(岡本祐子・深瀬裕子編集、ミネルヴァ書房)
概要:生涯発達心理学を理解する上で重要と思われる項目を約50項目とりあげ、わかりやすくかつ簡潔に解説。各項目には関連するエピソードを紹介。

エリクソンの心理社会的発達理論
参考書籍:『アイデンティティとライフサイクル』(エリク・H・エリクソン著、岩波書店)
概要:人間のライフサイクルを8つの段階に分け、各段階での心理的課題と成長を説明。中年期の「世代性」の発揮についても触れられている。

自己決定理論Self-Determination Theory
参考書籍:『モチベーションを高める 自己決定理論入門』(リチャード・ライアン、エドワード・デシ著、金剛出版)
概要:人間の内発的な動機づけと成長の傾向を説明。キャリアの選択や変更、仕事の満足度などに関連する研究が多数。

ポジティブ心理学
参考書籍:『ポジティブ心理学入門』(石田勝紀著、北大路書房)
概要:人々が幸福で充実した人生を送るための心理学の一分野。自己実現、レジリエンス(回復力)、ポジティブな感情の育成などに関する研究。



このステップをご自身で実践するにはどのようなことが効果的でしょうか?


ヒントとコツ


ふり返りの時間を持つ
日々の忙しさから離れ、自分自身と向き合う時間を設けましょう。瞑想や日記をつけることが有効です。(向き合うのがしんどい時は休みましょう)

自己受容を深める
自分の長所と短所を受け入れ、自己評価を高めることが重要です。自分を肯定的に見ることで、自信を持って新たな挑戦に臨むことができます。

コミュニケーションを大切にする
家族や友人、同僚との対話を通じて、自分の思いや考えを共有しましょう。大切な人のことばに耳を傾けてみましょう
他者との関わり合いは、新たな気づきや成長の機会をもたらします。

学び続ける姿勢を持つ
新しい知識やスキルを学ぶことで、自己実現に向けた道が開けます。有用性を評価した上で、興味のある分野で資格を取得したり、趣味を追求したりするなど、自分を高める活動に取り組みましょう。

メンターを見つける
信頼できるメンターと定期的に話し合うことで、客観的なフィードバックを得られます。



メッセージ


中年期の転換期を乗り越えるために
ようこさんの物語は、中年期における自己再発見と成長の旅を象徴しています。彼女の経験から学べることは多く、人生の転換期に直面するすべての人にとって、貴重なヒントを提供してくれます。外側ではなく、内側に目を向け自分自身と深く向き合うことが新たな自己認識と成長への鍵です。
 
中年期を迎えると、人生のクライマックスに達すると同時に老いに向かう時期でもあります。この転換期を乗り越えるためには、自分の内側にある価値を深めどう生かしていくかを考えることが大切です。変化を受け入れ自己をいたわりながら成熟させていくことで、人生の新たなステージへと進む「発見の旅」を始めましょう。まずは何から始めましょうか⁈



付録

FIRE(ファイア)生活とは 投資と倹約 達成した人のその後 - NHK クローズアップ現代 全記録


Rose Festival @Kobe in May 2024 by Megumi-san


参考



いかがでしたか?
次回もお楽しみに!(何かヒントやきっかけになればうれしいです)
with all of my thanks and friendship💛



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