【自己肯定感の土台】メタ認知を育てる親子トレーニング【感情をコントロールする】
今回は子供の自己肯定感をを育む土台となる知識をまとめました。
自己肯定感という言葉をご存じですか?メディアや、本屋の子育てコーナーのとこにいくとよく目にするワードがと思います。
自己肯定感とは物事をポジティブに捉えるようになれる感覚の事です。常にポジティブに物事を捉え、自分にYESと言える状態であればどんな困難に直面しても乗り越えていくことができます。
自分は価値のある人間だ、
能力のある人間だ、
未来にはきっといい事がある。
と信じることが出来るとなにがあっても大丈夫と思えるようになります。そして物事を積極的に取り組み成長したり、よい人間関係を築いたり、将来の成功のために努力することが楽しくなります。
今回は、そんな子供の成功に大きく寄与してくれる自己肯定感の育て方を紹介します。科学的根拠と発達支援の現場で培った体験的スキルを元に編み出したメソッドなので効果は抜群だと思います。
↓Youtubeでも解説しています↓
それでは自己肯定感の育て方を解説する前に、重要な事をお伝えします。
自己肯定感は、時と場合によって揺らぎます。
これはしっかり理解しておいてください。
いいことが続いていれば
「俺ってついてるー!」
と心から思えるでしょう。でも、悪いことが続いていると、
「自分はなんてダメなやつなんだ。」
と感じてしまうものです。
そこで大切なのは自己肯定感は上下するものと知っている事。そして、自分の自己肯定感が今どの状態なのか把握出来るようになること。
これが出来るだけで正直、自己肯定感はコントロールできたも同然です。自分の状態を観察して自覚することをメタ認知といいます。ただ、自分の状態を自覚するというのは非常に難しいことです。
その為、親子で特訓をするというのは非常に効果的です。
自分の状態に気づく力をつけるには、しょっちゅう子供の状態を言葉にしてお互い共有して行くことで身に付きます。
子供が嬉しそうに好きなおかずを食べていたら
「このおかずを食べるとすっごく美味しくて嬉しいって気持ちになるね」
ゲームでうまくいかなくて癇癪を起していたら
「ゲームで負けちゃったから悔しいね」
といった感じで、自分の状態を、いい状態でも悪い状態でも言葉に出して確認していきましょう。すると自然と、自分は今どんな状態なのかを言葉にして表すことができるようになってきます。しばらく実践して子供も家族も慣れてきたら、ステップアップしてみましょう。
色んなタイミングで「今どんな気持ち?」と質問してみます。
「このおもちゃが面白い、楽しい」
と言った返事が帰ってきたら
「そっか、それは楽しいね。楽しく遊んでくれて私も嬉しいよ」
などの声掛けをして子供の口から自分の状態を聞き出してみましょう。そして親の感情も交えて、感情を共有していきましょう。
共感されるという経験は、非常に子供の自己肯定感を高めてくれます。しかも愛着形成も促されよりよい親子の関係を築くことが出来、非常にお得です。
そして更に発展させて行きましょう。朝目覚めたら
「おはよう、いい天気で気持ちいいね」
と気持の共有と、バンザイのポーズを一緒にするように促してみましょう。言葉や気持だけでなくボディランゲージも共有して行くという共有の嵐です。他には、もっと遊びたいけど時間がきて終わった時なんかに今どんな気持か聞いてみましょう。例えば
「もっと遊びたかった。」
と返事をしてきたら
「もっと遊びたかったよね。残念な気持ちだね。そういう気持はどうやったら立ち直るかな?」
と聞いたり、帰ってから遊ぶ事を考えてみようと提案してあげたり、その子の負の感情をコントロールする方法を探していきましょう。
「悔しい時はどうしたらいいかな?」
「悲しい時はどうする?」
「こうしたらいいかもしれないよ?」
「怒った時は...」
こういう問いかけや提案を続けていって、負の感情をコントロールをする術を地道に見つけていきましょう。するとその子が悲しかったり、不安を感じたりした時に子供が自分で対処出来るようになってきます。
こうして自分をコントロールできる、負の感情に負けない自分が出来てくるとそれだけで自己肯定感は向上していきます。自分はどんな状態でも対処できるスーパーマン!みたいなセルフイメージをもてれば最高です。
そしてここまでずっと親子でやって行くことを前提としたメソッドを紹介しました。なぜこの方法がオススメかというと自己肯定感は環境の影響を大きく受けます。環境というのは広い意味で人間関係ともとれます。
自己肯定感の高い人と一緒にいると自然と自己肯定感は高くなります。
そう、伝染するんです。これは、人に備わるミラーニューロンという神経細胞の働きで相手の真似をして自分に取り込むという特性があるからです。自己肯定感が元々高い人と今回紹介したメソッドを行うと効果抜群です。
もちろん、「私・・・自己肯定感低いんです...」って人でも大丈夫。
子供と一緒に楽しんで見てください。そして自分も一緒に成長して行ってください。一人がくじけても、もう一人が引っ張てくれます。お互いが影響し合って自己認知力が育まれ自分で自分をコントロール出来るようになりどんどん自己肯定感は育っていきます。人としてとても大事な資質である自己認知の土台を親子で作り上げましょう
その上でさらにステップアップしたい場合は、正しい褒め方を行いましょう。実は、叱る事と同じくらい褒める事は正しい知識と目的をもって行うべきものです。下手な褒め方は、子供のヤル気を奪い思考パターンもネガティブになる可能性があります。
でも、上手に褒めてあげれば子供は、成長することが嬉しくなり努力が癖になる思考パターンや、自己肯定感を育むことが出来ます。そう、褒め方の技術をマスターすれば自己肯定感だけでなく、子供の生涯の思考パターン、根気や打たれ強さといった非認知能力も育ちます。
次の投稿では、子供の成長を助ける自己肯定感、非認知能力が上がる褒め方をまとめますので是非フォローのほうよろしくお願いします。
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