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自動車前照灯設定はハイビームが基本? +

 〔思い込み〕や〔早合点〕が「望ましくないこと」だとは分かっていても、それを回避しようとする意識を充分と言える水準にまで高めるのはなかなか難しいものですね。ネットなどのメディアからの薄っぺらい情報に、やはり流されすぎではないでしょうか( ˘ω˘ )

 ご自身が運転をされる場合はもちろんこと、「助手席限定」の方でも、それすらない方は夜道の歩行者として、ごく日常的な共通事案です(*^^)v

 

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 『(昼間よりも薄暗い夕暮れを含む)夜間の自動車走行においては、【歩行者などの存在】に一刻も早く気付くためには、前方を照らすライトを〔通常設定〕ではなく〔上向き=ハイビーム〕が有効であり、それをしていなかったために重大な事故へと繋がる傾向について言及し、かつ、法令でも【上向きが基本】とされているので徹底すべき』

との促しを含んだ記事等がしばしば見受けられますね。試しに切り替えて比較すると、確かに「より遠くまで照らせる」という点は事実です。〔発見〕~〔反応〕~〔制動〕~〔停止〕までが縮まることは、JAFなどの専門機関によっても実験・実証されています。

 しかしながら、”実状として定着してこなかった”理由を考えれば「言わずもがな」な議論になることは、多くの方がお気付きの通りです💡

 

 他方で、本稿の表題と冒頭の『〔思い込み〕や〔早合点〕』との関連性につき、皆目見当もつかない、つまり「闇雲に上向きに」との認識も一部あるようで、その「自分は法令通りに正しいことをやっているだけ」と信じてやまない、社会趨勢(実行傾向)の極端性は、交通トラブルの一因になっていますし、憂慮すべき事案にもなっています。

 

一応、論点を明確化しておきましょうか🧐

①【上向きが基本】でも、【すれ違い時】はその限りではない
②照らされる対象者が歩行者であっても「目眩まし」は不適

 安全追求・確保が大命題であることは、最低限の共通認識である筈なのですが、実際の交通社会においては、”波長が合わない”実状に見舞われるのは何故でしょうか。

 ①は法令内に含まれている。が、あまり取り沙汰されない。これは『但し書』風に(勝手に)位置付けてしまう人が多いのかもしれません。
 【上向きが基本】部分のみを切り取って受けた人は、対向車がいようと、あるいは、すぐ前を走行する運転者がバックミラー越しに眩しい思いをしていようとお構いなし、という振る舞い例も散見されます😝

 そもそも、都市部を離れた遠方でない限り、〔対向車〕は多いです。結局のところ…

上向きにする場面・期間の方がより少ないのでは?

という実状がありますよね。

 ②について、〔対向車〕に限るのだろうか?と、疑問に思いながらも調べずに過ごしてきた当方も反省すべきところですが、『他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、・・・灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない』との内容は道路交通法の中にあるようです。”等”が付いていますし、何も〔対向車〕に限定していません🙅

併せて、
【上向きの方が絶対的に見えやすいというわけではない】との話もありまして、対向車と相互に照らした場合に、ライトが交錯して『蒸発現象』たるものが起き、歩行者などがむしろ見えにくくなり得る、とのことです。


 
 本稿での事案が典型例なのですが、ひと度「そうだ」と認知したら『突き進み過ぎ』な話がよく見られます。
 ここでも〔考える〕姿勢が足りないのは残念なところですし、『立場を置き換えてみる』ことが容易い懸案であるにもかかわらず、〔気づき〕に至らない、という点も、何とも奇妙な話に感じます😥


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