でし子

フリー声劇台本を置いています。 過度なアドリブ・改変はしないで下さい。

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最近の記事

許されざる呪文

どうも、夏みかんです。 最近は声劇熱が少し冷め、画像作る熱が出て来ております← ハリポタ熱も再熱であります! というわけで……今回はハリポタのパロディー画像を載せます。 ハガキサイズなので良かったら購入して印刷すりすりしてやって下さい(^^)/

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200
    • レモネードのまゆこさん、アイスコーヒーのひろしさん

      まゆこ:名古屋に住んでいる明るい女性。 ひろし:田舎から出てきた男性。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まゆこ:彼、「ひろし」とは友達の紹介で知り合った。 まゆこ:「ひろし」は田舎から都会に出て来たばかりで、 まゆこ:まだこちらの地域のことはあまり知らない。 まゆこ:だから今日は一日、ひろしを町に連れ出して歩き回った。 まゆこ:いろんな所を二人で見て、歩き疲れたので喫茶店で休憩することにした。 まゆこ:「ねぇ、ひろし、喫茶店入ろう?」 ひろし:「

      • 青き日に、一礼。

        拝啓、お母様。 本日こちらは見事な晴天でした。 あなたに手紙を書くのは初めてで……少し緊張しております。 あなたと何気ない日常を過ごした日々。 他愛も無い会話で笑い合ったり……。 全て、今は綺麗な思い出です。 あなたと離れてから、毎日寂しくて泣き出しそうな時もあります。 あ、そうだ。 そちらの天気は如何ですか? こちらは先も書いた様に見事な晴天で、大きな入道雲と熱い太陽が燦燦としております。 もしかしたら……そちらでも私が飛び立つのが見られるかも知れません

        • 夏の終わりに貴方から

          〇登場人物 女:Mあり。夏が大好きな女性。 男:Mあり。優しい男性。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (SE:蝉の音) 女M:日が落ち、少し涼しくなって来た夏の夕暮れ。 女:そう言えば、この間のお祭りの花火、凄かったよね? 男:そうだね。 男:あ、僕たちも花火するか? 男:この間、ラジオ体操の係やっただろ? 男:そのオマケで貰った花火があるんだ。 女:あぁ~、良いじゃん!やりたーい! 男:じゃあ、今日は花火の日だ。 女M:なんて他愛も

        許されざる呪文

        マガジン

        • パロディー画像の巣窟
          1本
        • 一人読み用台本
          9本

        記事

          「ラムネと共に愛して」

          〇登場人物 ・吉田毅(よしだ つよし) ・花咲英代(はなさき はなよ) ・友達1:♀ 友達2:♂ 友達3:♀  (♂:2 ♀:3) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 英代M:それは遠い昔の私の愛おしい記憶。 【間】 毅(子):おい、英代!早く駄菓子屋行くぞ!! 毅(子):お前に見せたい物があるんだ!! 英代(子):待ってよ~!! 英代(子):つっちゃん足速いから追いつけないよ~!! 英代(子):(息切れ)……つっちゃん、置いて行かないでよ~!

          「ラムネと共に愛して」

          恋心はクリームソーダに堕ちてそのまま溶けました。

          A:女。(M)あり。 B:男。(M)あり。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー A(M):盆休み。高校生の彼と私は電車に揺られ、何処へやら。 A(M):私たちは今、宛も無く電車に乗り、行き当たりばったりの小旅行をしている。 B:あ、おい、海見えてきたぞ! B:この辺で降りるか! A:一番高い切符を買ってるんだから最後まで行けば良いのに……。 B:最後の駅なんか多分山だぞ? B:俺は海が見たいんだ。 A:まぁ良いけど……。 A(M):こうし

          恋心はクリームソーダに堕ちてそのまま溶けました。

          死を待つ蝉はいつ鳴くか

          A:同性愛者の女の子。自らのことを蝉と例え、自殺してしまう。 B:Aが愛した女の子。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー A:「私、明日死んじゃうんだぁ。」 B:「え?」 B:そう言って寂し気に私を見つめ微笑む彼女の瞳から、目が離せなかった。 B:彼女の少し茶色の瞳を夕焼けが赤に染め、魅入るくらい美しい。 A:「私、明日死んじゃうんだよぉ?あなたはどう思う?」 B:「え……私は……。」 B:急な質問に私は戸惑い、言葉を詰まらせる。 B:彼

          死を待つ蝉はいつ鳴くか

          蜜蜂とドライブ

          俺:蜜蜂の言葉がわかる男。 ハッチ:「でやんす」が口癖の蜜蜂。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 俺:突然だが俺は、”喋る蜜蜂”の「ハッチ」を飼っている。 俺:何でこの蜜蜂が話せるのかはわからねぇ。 俺:俺にわかることと言えば、「ハッチ」の声は俺にしか聞こえないことだ。 ハッチ:「ご主人、天気が良いからドライブに行きたいでやんす!」 俺:「ドライブ?ハッチ、お前と? 俺:やだね。俺がお前を連れて出掛けると思うか? 俺:大体、お前と会話してるところを見られた

          蜜蜂とドライブ

          奏でた風鈴、青褐が笑った。

          A:Mあり。お淑やか系の女の子。Bのことが好き。 B:元気系の女の子。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー A(M):夏の帰り道。 A(M):あなたの青褐(あおかち)色のスカートが、熱風によって軽く揺れる。 A(M):入道雲が一つ大きく立ち昇り、青い空の中、とても目立っていた。 A(M):まるで、私の心の中のあなたの様だった。 (SE:風鈴の音) B:あ!ほら、見て見て!風鈴!!最近見かけないから……何か珍しいね? A:あら、本当。この風鈴、音が綺麗ね

          奏でた風鈴、青褐が笑った。

          泣き虫トマトパスタ。Crybaby tomato pasta.

          ルイ:Mあり。料理人に憧れる高校生(2年)。父親の決めた道を歩むのを嫌がる。 マコ:ルイの姉。勉強も出来、運動も出来る高校生(3年)。 父:公務員が絶対だと思っている頑固な父親。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ルイ(M):店内で一番人気の料理。 ルイ(M):それは、泣き虫な私が作る、ちょっぴりしょっぱいトマトパスタ。 ルイ:(少し間を開けてタイトルコール)泣き虫トマトパスタ。 【間】 父:(深い溜め息)ルイ……、お前には失望したよ。 父:お前な

          泣き虫トマトパスタ。Crybaby tomato pasta.

          緑色に焦がれる。

          夏:夏女(なつおんな)と呼ばれる夏生まれの女性。 冬彦:冬生まれの男性。夏の彼氏。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (SE:パソコンを打ち終わる音) 夏:あー、仕事疲れたぁ~。 夏:ねぇ、冬彦?カフェ行こ! 冬彦:お疲れさん。 冬彦:良いねぇ!アンタからお誘いなんて……珍しいこともあるじゃん。 冬彦:いつも俺が誘ってばかりだからなぁ。 夏:今日はね、緑色のクリームソーダが飲みたいの! 冬彦:え?夏、アンタは青が似合うのに? 夏:なん

          緑色に焦がれる。

          アイスのミントは最後まで残して。Leave the ice cream mint to the end.

          オト:男。クールでミントのような男性。 ヒナ:女。Mあり。女優になる女性。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヒナ:ねぇねぇ。 オト:……何? ヒナ:アイスの上に乗ってるミントって……食べて良いの? オト:……急に何? ヒナ:だって……皆残してるんだもん。 ヒナ:だから、食べて良いのかなぁーって。 オト:ミントだから食べて良いんだよ。 ヒナ:でも……どのタイミングで食べるか……迷っちゃうよ……。 オト:(溜め息をつき)……久しぶりに会っ

          アイスのミントは最後まで残して。Leave the ice cream mint to the end.

          紫陽花の様な人。

          彼女には、本当に申し訳ないことをしたと思っている。 俺は彼女を守るつもりでいたのに、手を離してしまった。 朝露で光っている紫陽花の葉が彼女と居た日々を思い出させる……。 あの頃は……楽しかったな。 今でも思い出す。 彼女と共に朝日を眺め、笑い合った日々。 紫陽花の葉についた、朝露を「綺麗だ」と笑った彼女を……一生守りたいと思った……。 でも、俺と彼女は歳が離れていて……。 親の反対などあり……俺は親の勧めの相手と結婚した。 ……俺の家の庭に咲いていた、紫色の

          紫陽花の様な人。

          紫陽花が咲く庭の涙。

          A:園子(そのこ)。19歳、♀。 B:桐人(きりと)。20代後半、♂。 C:桐人の母親。人を馬鹿にする性格。 D:桐人の父親。人を馬鹿にする性格。 E:園子の彼氏。ちょい役。(Dと兼任可)) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (SE:歩いて来る音&紫陽花にシャワーをかける音) A:わぁ……ここの庭の紫陽花、綺麗だなぁ。 B:ん?何だい、お嬢ちゃん。 B:俺の家の庭に何か用か? A:あ……すみません! A:紫陽花が綺麗だな…

          紫陽花が咲く庭の涙。

          忘れない、最後の〇〇を。

          A(M):夏の終わり、人気(ひとけ)の少なくなった海辺。 A(M):凪いだままの海を見つめ、私は彼にキスをした。 A(M):……した、と言うと誤解が生まれる。 A(M):……気づいたら……気がついたら……キス……していた……。 A(M):自分でも何でかわからない。 A(M):ただ夕日に照らされた彼が綺麗で……。 A(M):気がついたら、彼の合意も得ずに……キス、してた。 A(M):唇と唇が離れ、思わずハッとしたように息を呑む。 B:お前……!!何すんだ……。 A:(被るよ

          忘れない、最後の〇〇を。

          聞き間違いで本音を言ってしまった。

          A:ねぇ、ねぇ、愛している? B(M):ファミレスで二人、飯を食っている最中にコイツがこんなこと言うもんだから。 B(M):俺は少し恥ずかしい思いをしながらコイツに答える。 B:(小声で)……してる。 A:え?なんて? B:(先程より少し大きな声で)……いしてる。 A:何? B:あーもう!! B:あ・い・し・て・る!!って言ってんだよ!! B:何回言わせんだ、コノヤロー!! B(M):そう周りに聞こえるくらい大きな声で怒鳴ると、彼女が困惑した顔で見つめてくる。 A

          聞き間違いで本音を言ってしまった。