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日日自炊自足【休みの食事 と 休みのこと】

夫なし。子は独立。
自炊の習慣で自分の必要をみたす、50代ひとり暮らし。
アレルギー対策に 油をやめ(家にある油はラー油のみ)、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖をなるべく減らした(い)食生活。

「家族のためのご飯」を卒業した献立の記録 と 自分を観察する日記。

22日(水)同僚さんが午後半休だった。
午前中は想定通りの仕事量。が、午後は嵐のように電話が鳴る。
事務所にはわたしと経理を担当している社長と、その義息(跡取り)がいたものの、嵐の真っただ中に義息は外出。
社長と1本ずつ電話をとって、用件が済みそうだと思うとまた別の回線が光る。ということが何度も繰り返される。
その合間に社長の分からない用件を回されて、汚い走り書きがメモ帳を埋めてゆく。
用件ごとに丸で囲ったりアンダーラインを引くけれど、電話のたびそれが増えて書く場所がなくなって別の紙に書き

次々電話をとりながら諦めが広がって、慌てる口の動きとは別に思考はどんどん冷静になってゆく。
左右のあごに受話器を挟んで、手話の要領で言葉を使わず遠くの誰かにサインを送っていた、子供の頃ニュースでよく見た証券取引所の光景を思い出す。
しばらくたって電話が落ち着き、丸やアンダーラインを頼りにひとつずつ仕事を片付けてゆく。
明日の祝日から4連休。
今日受けたことは全てやりきらなくてはならない。

17時、会社を出て家に帰る。
疲れたけれど、なんとか支度をしてまた靴を履く。
今日もトレーナーさんがいる時間にジムへ。
いない方が気楽だけれど、見られることにはだいぶ慣れた。
早く出掛けると帰りも早く、慌ただしさがなく楽だ。
この時間ジム近くのマーケットでは、店員さんが割引シールを張り付けている最中だ。
たいてい入口の野菜コーナーから、それに続く魚コーナーを物色して、レジ近くの総菜コーナーでしめる。
この日は20%オフの海苔巻きと、10%オフのエビの唐揚げを購入した。

23日(木)は祝日。
予定はなかったので、昼からジムへ出かけた。
休みの日、トレーナーさんはいないのでやはり気持ちが軽い。
到着したころに3人ほどいた会員さんも次々帰り、最後は一人になったので、自分のメニューをのんびりこなす。
春の入会当初より会員数が増えているのか、ジムを独り占め!ということが減った。
あちこちに「フィットネスジムオープン!」の告知が増えて、近頃流行っているなと思う。

そもそもわたしがジムへ入会した最大のきっかけは、今年の健康診断で「悪玉コレステロール高め」と判定されたことだった。
道を歩きながら見上げた右にも左にも「24時間ジム」の看板を見ると「悪玉コレステロール高め」はジム業界繁栄のための偽りの診断だったんじゃないかと・・それにまんまとのせられてダンベル持って汗を流しているんじゃないか、と想像してまぁまぁ面白くなる。
「ドリルを売るには穴を売れ」みたいなね。
陰謀論なんて物騒なことまでは考えないけれど、世の中にはそういう働きもあるんだろうなぁとぼんやり考える。

24日(金)は有給休暇。
昼前に「だーさん」と待ち合わせて、紅葉を見に出かけた。
我が家からは約2時間半。青梅線の「沢井駅」で降りて「御嶽駅」までの遊歩道を歩く。
もともとは新宿御苑に出掛けようと言っていたのだけど、当日は気温が高いということが分かったので、より紅葉が見頃を迎えているであろう多摩川に行き先を変更した。
電車の時間や経路は全て「だーさん」が調べて共有してくれた。
わたしはこういうことが本当にできないので、何も言わずとも「だーさん」がしてくれて助かる。

お昼ご飯は各々持参して河原にレジャーシートを敷いて、紅葉を見ながら川の音を聞きながら、流れを見ながら食べた。
昨年・・?初夏にひとりで出掛けたときも、おにぎりを持参して河原で食べた。
食べる場所がないわけではないけれど、観光地化して高い料金を取る料理には興味がない。
「だーさん」にはそうまでは伝えなかったけれど、河原おにぎりの提案にのってくれたこともありがたい。
わたしは食事にあまり拘りがないので、もし「だーさん」が「せっかくだからいつもとは違うものを」と言ったら、別々に食べてもいいかなと思ってさえいた。

たまのことならいいけれど、たびたび会う人と気を遣って我慢しながら付き合っていくのは・・年を重ねるごとに難しくなる。
たかが一食でも、食べたくないものを食べることが苦痛だ。
あぁやっぱりわたしは人と暮らせないなぁ。と思う。

「だーさん」はあいさつなど積極的な方ではない(と、わたしは思っている)のだけど、遊歩道ですれ違う人にはちゃんと「こんにちは」と声をかけていた。
「だーさん」がわたしの前を歩くことが多かったので、向こうから言われて返したのか、こちらが先かは定かではなかったけれど。
「何だできるじゃん。」と思う。

途中おやつにあんみつを食べて、ゴールの御嶽駅に着くころにはだいぶ暗くなっていた。
そういう中で聞こえる川の音は耳の奥にしみた。
水が流れる様子が目で見えないから、耳の感覚が研ぎ澄まされたのか。
名残惜しさに敏感になっているのか。
夜の川の良さに気が付いた。
あぁこのまま泊まって、朝の河原を散歩するなんて最高だろうな。
散歩から戻った宿には食事の用意があって、和食のご飯を食べて、それから家に帰ってもいいな。旅行が苦手なのに、そんな妄想も楽しんだ。

夕食はとらず「だーさん」とは18時頃都内で解散した。
「だーさん」のスマートフォンによれば、その時点でわたしたちは15000歩歩いていた。
その後わたしは電車で我が家最寄りの一駅前で降りて、いつもとは違うマーケットで買い物し、そこから30分ほど歩いて帰った。
帰り際には持参したインナーダウンを着たけれど、それでも陽気は良くてまだまだもっともっと歩けるような気がした。

25日(土)は娘宅へ。
いつもは昼頃着くように出かけるのだけど、この日は早く目が覚めたので11時前に娘宅へ到着した。
まさかの時間のぽっぽ(孫からのわたしの愛称)登場に、2人のお孫様大喜び。2人一緒に抱っこをせがむ。
なんだこの幸せ。
お昼までの間、寒くて外に出たくはなかったけれど手を引かれて仕方なく自転車で爆走するお孫様を鑑賞。
こういうの、女の子にはないよなぁ。(わたし三姉妹、子供は一人娘で男児に接点なしの人生)

あまりの寒さに「よーいどん!」と言って一緒に走る。
上り坂を走り勝利し「勝ったーーー!」と両手を上げるぽっぽ。
すぐさま下り坂を「よーいどん!」と言われ、ぼろ負けするぽっぽ。
昨日散々歩いた割に今日も元気だ。
午後は娘と眠そうな下のお孫様を残し、上のお孫様とふたりで公園へ。
20分歩いて到着し、ベンチに座るも寒い。
お孫様に誘われて砂場で穴を掘る。
ブランコを揺らす。自転車に乗るお孫様を追いかける。
1時間ほど遊んで公園を出てお孫様が唐突に「おようふくみたいなー」と言う。そんなことを言われたのは初めて。

着るものに拘ったことと言えば「すみっこぐらし」のパンツが欲しいと言うももの、そのキャラクターの男児のパンツは見当たらず、女児のパンツを履いている・・くらい。(この日も女子パンだった)
そういうお孫様が「お洋服が見たい」というのだから珍しく、近くの西松屋(子供服や子育てグッズ専門の店))へ寄ったら、入店するなりいなくなり、戻ってきた手には「カーズのバスボム」(シュワシュワと発泡する固形入浴剤で、子供用におもちゃが出てくるものがある)が握られていた。

そゆことーーーーーー!?
値段を見ると399円。さっきおやつも買ったし、さすがに買えぬと説明したら「わかったー!」と返却。
おおおおお・・成長しとる!!!
家に帰ると「おかげで下の子と一緒に眠れたわ」と娘が喜んでいた。

25日(日)は連休最終日。
雨も降っていたので、ほぼ家でゆっくり過ごした。


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