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よそじの台所から【週末の食事 と有給休暇】

夫なし。子は独立。
アレルギー対策に 油をやめ、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖を減らした食生活。
「家族のためのご飯」を卒業した40代。主に自炊の記録。

2019年4月1日から、年5日の有給休暇の取得が義務化された。
わたしは今の会社に勤めて10年近くが経つ。
入社当時の12日から毎年1日ずつ増え、今年の有給休暇は20日。これがこの会社の最大支給日数だ。
毎年年明けに支給され、1年間で使いきれなかった有給は、前年の諸々と共に消滅する。

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平成間もなく社会人になったわたしは、アパレルの商品企画室で働いていた。
仕事は忙しく就業時間は残業も込み というような時代 会社で
定時に上がろうとすれば喫煙所のおじさまたちに「なんだ今日デートか?」なんて冷かされた。

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休みもそう簡単にはとれず。
というか・・「有給休暇は使うものではない」と教えられたわけじゃないが、その状態にほとんどの人は疑問を持っておらず。
急遽休みたい ということがあれば 仮病、家族の体調不良をでっちあげ
当日朝神妙な声色で「実は・・」と上司に電話するのだった。
がしかし、決して身内を殺してはいけない。
上司が葬儀に来てしまう。(実際祖母の葬儀に上司が来た)

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それが 普通 だった我らからすると(andその上の世代)
「急に5日休めと言われましても・・・・」
もちろんそれは表向きで
心中2000%ひゃっほい  なのであるが。

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今一緒に働いている同僚2名は、子育て真っ最中。
嘘などつかずとも、子供の体調不良や学校行事で
自分のことで休むことなく、有給が消えてゆく。
わたしにも「いつでも休んでくださいね」などと気遣いの声をかけてくれる。
わたしが休まねば彼女らも気が重いのでは・・とも思う。

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会社も休みを申請したとて理由を聞くわけでも責めるわけでもない。
けれど有給休暇の申請に少々気が重いのは・・

有給休暇 は 嘘をついて休んだ後ろめたさ
を蘇らせるのではないかと。

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そうして休んだ昨日、1日何をしていたかと言えば、ただただ休んでいた。
物欲食欲あちこち行きたい欲もなし。
昼間にちょこっと食材の買い物と
夕方に、予約していたレーザー脱毛の最終回を受けに出掛けた。

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月曜日は図書館も休み。
ノンカフェインのコーヒーを愛飲するようになってから、時間潰しに最適だったカフェ通いもめっきり減った。

自分の世話だけでは時間が余る、独り身40代。
あぁ満喫したー!という充実感とはかけ離れた平日休み。

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あぁ・・なんだかごろごろしすぎて体が痛む。
食事の時間がずれて、スッキリしない。
体力余ってか、いつもの時間に眠気が来ない。

あぁ・・これが定年後のお父さんか。
せめて妻の予定と三度の献立でも聞いていなけりゃ時間が潰れないわ。

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自分への誕生日プレゼントに回したガチャガチャ、ハトカー。



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