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向かいの人 観察日記(仮) ハルミさんとわたしの1年半

職場で向かいの席に座るハルミさん(もちろん仮名)は、感情表現が豊かな人だ。
わたし(石崎秋子)から見てそれはオムツのない排泄行為、「おもらし」である。

ハルミさんを観察するようで
臭いや音、表情でおもらしに気が付くと、心のおしりふきが自動反応してしまうわたしを観察する日記。

2020年10月29日に書いた
向かいの人 観察日記(仮) 続報

その後のハルミさんとわたしの関係性はどうだったのか?
ということを書いてみようと思います。

あれから1年半の間、ずっと居心地よく過ごせていた
というわけではありませんでした。

続報の中で衝動的に言いたいことを言ったわたしは
「ずっと思っていた(ハルミさんにとって)ネガティブ(要素のあること)なことを伝えた」
ことよって
「言えた」ということよりも「言ってしまった!」という後ろ向きな気持ちに支配されました。

でも
その後静かなランチライムが続いたことで、少しずつ自分の行動を肯定することができていました。
ハルミさんもこれまでほど感情的になるということもなくなり、雑談をすることが増えました。


が、そんな風に気が緩んだところに
唐突に不機嫌のナイフが刺さると
・・思いのほか深いところまでえぐられるのです。

そんなことを繰り返していた数か月前。
ハルミさんにわたしが手渡そうとした書類を不機嫌な表情で(わたしにはそう見えている)受け取らなかったり、電話を取り次ぐと嫌な声で返事をしたり、ということが続き

もうほとほと嫌になりました。


わたしはわたしを守るために
また、わたしだけの家にこもることにしました。

そうしているうちに、気が付いたんです。

わたしたちが絶対に分かり合えない 理由に。


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