見出し画像

よそじの台所から【10月28日の夕食 と 好き嫌いができる幸せ】

夫なし。子は独立。
アレルギー対策に 油をやめ、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖を減らした食生活。
「家族のためのご飯」を卒業した40代。主に自炊の記録 と 自分を観察する日記。

残りの
・白菜の漬物(市販品)
・がんもどき の煮物(味付:めんつゆ)
・お弁当の残りのスープ
and
・秋刀魚の塩焼き
・焼き椎茸 梅干し乗せ
・小松菜の胡麻和(味付:砂糖 醤油 胡麻)
・米 麦
・水筒の残りの麦茶

画像1

・干し芋にあんことバターをのせたもの
・コーヒー

画像2

会社近くの鯛焼き屋は、あんこの量り売りもしてくれる。
100g150円。
焼きいもに乗せる気満々で購入し、我が家最寄り駅のいつものマーケットに寄ったら

ない・・・

ない・・・

焼けている芋が

ない・・・

焼き芋機の前に、見るからに冷たそうなステンレスボールに入ったさつま芋が積まれているけれど
あれは焼けていないのよね?生よね?
そうよね?
ね???

ほんのり香ってくる焼き芋臭は、きっと残り香よね???
ボールのさつま芋が放っているんじゃないよね???

しばらく焼き芋機前でそんな思考に支配され、身動き取れず。

店員さんに聞こうか・・、いや、そんなわけがない。
だって焼けている芋を冷えたボールに入れておくわけがない。
「見ればわかるじゃん。どんだけ食べたいんだ?」と思われることに、まだ恥じらいを感じてしまう48歳 ibitsu。
この間「いやぁもう人生も折り返しましたわ」なんて思っていたら
いや、今は人生100年時代!と言われ、実はまだ折り返せておらず。
一度切ったはずのゴールテープをセロテープで繋ぎ合わせて、ハーフマラソンをまた走り出す48歳 ibitsu。
そんなことありますぅぅ??(いや、そんなことはどうでもいい・・) 

話を戻しまして

冷静に考えればそうなのだけど、手にぶら下げたあんこの袋が、わたしの腕を首を顔を伝って脳に
「どうすんの俺!?」と問いかけてくる。

じゃぁパンに・・・って言ったって、あたいは只今グルテンフリーの身。
こんなことで食べてたまるか!そう奮い立たせ

やっと焼き芋機前を離れ、あんこと共に胃袋に収まる相棒を探す旅に出る。
そしてせんべいの棚、アイスの冷凍庫、饅頭への追いあんこ!?
どれも魅力を感じないまま、店内3週目。

そしてお菓子とおつまみの中間地点で、1年中ぶら下がっているアイツ。
「干し芋」に出会ったのでした。

食後、秋刀魚を焼いた魚焼きグリルを素早く洗い
干し芋を焼き、あんことバターを乗せて食べた。

じつはわたし、ずっとあんこが苦手。特に皮の残る粒がね・・鯛焼き以外は自ら食べることもなかったけれど
これまた昭和の舌には刺激の強いバターまで乗せちゃった!
娯楽が少ないと、狭い範囲から組み合わせるしかないわけで。

あれこれと好き嫌いができるというのは
実は何でも選べるからこその幸せだったんだなぁ、と気が付いた
人生折り返し直前・・をもう一度、の48歳 ibitsu なのでした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?