ネイビー(Xジェンダー不定性)

僕は、日によって心の性別が男になったり女になったりする、いわゆるXジェンダー不定性です…

ネイビー(Xジェンダー不定性)

僕は、日によって心の性別が男になったり女になったりする、いわゆるXジェンダー不定性です 250~300人に1人の割合で存在するというレア中のレアなセクシュアリティのため、僕が情報提供することで、同じ悩みを持つ誰かの支えになれればと思います

最近の記事

Xジェンダー不定性 男→X→女 移行期間

先の記事では、男の名前で呼ばれることと、「くん」という敬称で呼ばれることが、「心が男になっている時」は本当に嬉しいという旨のことを書きました ですが、心が男だった時から女に変わる移行期間は、少しずつですが、男の名前で呼ばれることと「くん」という敬称で呼ばれることに違和感が出てきます 我ながらワガママだなと自己嫌悪してしまうのですが…… 同時に、一人称も「僕」や「俺」と使っていたものも、なんとなく違和感を覚えるようになります かといって、急に女の名前で呼ばれたり「私」を

    • Xジェンダー不定性 声

      僕は自分の声にコンプレックスがあります 今まで、誰かに声をけなされたことはなく、むしろ(お世辞だとは思いますが)「声優になればいいのに」と言われたことが何度かあるくらい、おそらく声は悪くないのだと思います では、なぜコンプレックスだと思っているかというと、それは僕の声が女性の声だからです どこにでもいる女性の声なので、心が男になっているときは、この声がコンプレックスになって仕方ないのです 結果として、少しでも低めに声を出さざるを得ず、そうすると元の声帯とは違う声の出

      • Xジェンダー不定性 性別を聞かれたら

        不定性に限らず、Xジェンダーあるあるかなと思うんですが、性別を聞かれたら割りと結構困ります 困るだけでなく、不快な気持ちになります 性別を問われる場面といえば、たとえば病院 たとえば役所などの公的な書類 たとえば何かのアンケート たとえば何かを申し込む時の記入欄 数えあげればキリがありません 僕の場合は、さらに、配信サイトで初見で枠に入った場合というのも挙げられます これらに対して、聞かれなければならないものは百歩譲って仕方ないと割り切れます たとえば病院のカ

        • Xジェンダー不定性 言葉遣い

          僕の心の性別が男性と女性の時では、無意識ですが言葉遣いもそれぞれ変わってしまっているようです ライブ配信を見に行くようになって、先の記事で度々登場する、僕のセクマイ人生においてかなりお世話になっている男性ライバーさんに、そのことを何気なく指摘されて初めて気づきました 自分の中ではせいぜい一人称ぐらいしか変化してないと思っていただけに、このことは逆に驚きでした なんというか、語気が強くなっているのだそうです 今はnoteとしてこの記事を書いているので、言葉は丁寧になるよ

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          Xジェンダー不定性 ファッション

          Xジェンダー不定性のファッションは、人によって様々だと聞きます 不定性である以上、男であるときと女であるときと、人によってはその他の性別であるときがあるため、ファッションもそれぞれの心の性別の時によって着分けるという方も一定数いらっしゃるようです もちろん、Xジェンダー不定性の方が花柄のワンピースを着ているからといって、一概に「じゃあ今の心は女性なんだな」と安易に判断できないのもまた事実 少しこんがらがってきましたか? 僕も、書いてみたら複雑になってしまったなと思いま

          Xジェンダー不定性 ファッション

          Xジェンダー不定性 中途半端なセクシュアリティ

          2024年7月1日という日は、僕にとって自分のセクシュアリティを世界に発信する日になりました 思いつきでワーッと書いているので、まさかそんな記念すべき日になるとは思ってもみませんでした あまりにもマイナーすぎる僕のセクシュアリティについて、「自分は何者なんだろう」と悩んでいた過去の自分のような人が、1人でも「世の中には自分と似た人が意外といるらしい」と思ってもらえるように、少しでも情報を発信していけたらと思っています 「Xジェンダー不定性」というワードを検索した人が、こ

          Xジェンダー不定性 中途半端なセクシュアリティ

          Xジェンダー不定性 男の時に思うこと

          今日は初投稿日でありながら、今まで生きてきて心の中に溜まっていたことを一気に放出してまいました ここまでお読みの方は既にお気づきかと思いますが、今日の心の性別は紛うことなく男性です 明日はどうなるか自分でも分かりません 明日も男かもしれないし、明日は女かもしれない はたまたそれ以外かもしれない ですので、今日できることとして、男になってる日に普段から思うことを書いておこうと思います まず、生まれ持った身体の性別は女であるため、心が男になっている日は、自分の身体に対して

          Xジェンダー不定性 男の時に思うこと

          Xジェンダー不定性 変わる瞬間と変わってから起こること

          不定性である以上、心が男になってる時と女になってる時があり、それぞれに変わるタイミングというものは当然ながら存在します 本記事はその辺のことについて綴ります あくまでも個人差があることと、おそらく人によるところが大きいと思うので、あくまで「僕の場合」を書きます 僕の場合、大きくわけて心の性別が変わる瞬間は次の3つです 1 朝目覚めた時 2 激しく怒りを覚えた時や眠すぎる時 3 酔っ払った時 それ以外としては、「ある程度日数が経ったら」という物がありますが、これ

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          Xジェンダー不定性 優しい方たちへ

          これまでの記事で、僕には良き理解者が周りにいることとその感謝をたびたび綴ってきましたが、実はそんな優しい方々にいつも思ってることがあるんです それは、悲しそうな顔をしないでほしいということ 僕が、自分のセクシュアリティについて言及しなければならない時、優しい人たちは、どこか悲しそうな声で「そうだね……」と言ってくれます どうして悲しそうにするの? それがいつもちいさな疑問です もしかしたら、僕がこれまで生きてきた中で、何度も何度も悩んだり苦しんだことについて、思いを

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          Xジェンダー不定性 特別な出会い

          自分がXジェンダー不定性という分類になるんだと知ったのは、社会人になって数年目のことでした 知ったその日、自分の心は男性であり、スマホで「自分は何者なんだろうか」と色々と調べていたところ、やっとそれらしい答えに巡り会ったのでした それからは、YouTubeなどでも勉強して、確かに自分と同じ雰囲気を纏っている方を見かけるようになり、初めて本当の意味でストンと色んなことが腑に落ちたのでした ちなみに、自分の場合は、見た目は女性に見られるのですが、どうやら第一印象は女性らしさ

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          Xジェンダー不定性 結婚

          ここまで記事をお読みの読者様におかれましては、ほぼ全員が「こいつは結婚しないだろうな」と思われていると思います 自分もその1人でした 「男性とつきあっても女性とつきあっても、結局は心の性別がコロコロ変わってしまうので、自分で自分を演じなければならない日があり、そんなヤツに結婚など向くはずがない もし、そんなヤツを受け入れてくれる奇特な人がいたら、そいつは神様だろう」 と最も思っていたのは、何よりも自分でした ところが、人生は分からないもので、そんな自分よりも珍し

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          Xジェンダー不定性 青年期4 就職

          青年期シリーズ第4弾です 大学を卒業して、働き始めました 身バレ防止のため詳しくは書きませんが、とある公的な仕事に就きました 1年目で隣の席だった先輩は、化粧が濃く30手前の方でしたが、愛されキャラを確立されており、男性からはとにかく何でも許されていました 自分はというと、男だか女だかよく分からない奴で頼りにならない新人だったと思います 次の異動先では、元気で明るい女性の後輩ができ、やはり彼女も初手から「愛されキャラ」を確立していました そして、やはり周りはこういっ

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          Xジェンダー不定性 青年期3 恋2

          青年期シリーズ第3弾です 先の記事でも恋愛について書きましたが、本記事ではまた別の恋愛について綴ります 大学に進級すると、新たな恋人ができました 相手は女の子です 義務教育時代からの友人でした 数少ない少年漫画友達であり、いつしかお互いに恋愛対象として意識するようになったのでした ところが、自分は初めは彼女役にさせられそうになっていたので、なんとか彼氏役にさせてもらったのでした ところが、やはり女性の気持ちの日もあるため、「自分で自分を演ずる」日も出てきてしまい、

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          Xジェンダー不定性 青年期2 違和感

          青年期シリーズ第2弾です 高校は大規模校に進学したのですが、1年の夏頃に自分は周りの女子と何かが違うような気がしていることに気付き始めました 中学までは自分も周りも子どもっぽかったので、ジェンダーというものに目をつぶろうと思えば瞑れないこともなかったのですが、進学先の高校は周りの精神年齢が高いのか、みんなが大人びて見えました 革の鞄とは別に持つサブバックも、ちょっとしたポーチも、何もかもがどこか大人っぽいデザインなのです それだけではなく、笑いのツボや誕生日に友達に贈

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          Xジェンダー不定性 青年期1 恋

          青年期シリーズに入りました 小・中学校時代は、特に性差を意識する機会もなく(精神年齢が幼かったためではないかと(以下略))、どこにでもいる真面目な生徒として、友人に恵まれながら9年間を過ごしました このころも相変わらず男女共に分け隔てなく話せるような子であり、どちらかというと男子の気持ちに共感することが多く、周りからは「ちょっと変わった明るくおもろいオタク」として認知され、幅広い交友関係を築いていました 高校に進級すると、少人数の部活動に入り、部員の中でたった一人しかい

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          Xジェンダー不定性 幼少期3 恋

          幼少期シリーズ第3弾です 幼稚園の年長ともなると、恋をするようになりました 他のクラスの男の子と一緒に行動するようになり、形としてもつきあっているような状態になりました 自分のクラスの方が帰りの会が終わるのが早いため、毎日彼のクラスまで迎えに行っていたのでした それは公認の間柄であり、仲がいいのは誰が見ても明らかでした 彼はおとなしく優しい子で、こちらが行きたいと言ったところ(幼稚園の敷地内で)にはニコニコと着いてきてくれるような子でした しかし、幼少のため明確な

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