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Xジェンダー不定性 中途半端なセクシュアリティ

2024年7月1日という日は、僕にとって自分のセクシュアリティを世界に発信する日になりました

思い立ってnoteに登録して吐き出しまくったのですが、ふと我に返ったら、まさかそんな記念すべき日になるとは思ってもみませんでした

あまりにもマイナーすぎる僕のセクシュアリティについて、「自分は何者なんだろう」と悩んでいた過去の自分のような人が、1人でも「世の中には自分と似た人が意外といるらしい」と思ってもらえるように、少しでも情報を発信していけたらと思っています

「Xジェンダー不定性」というワードを検索した人が、このnoteに辿り着けたら僕は本望です


さて、寝る前に思い出したことがあったので、こうしてまた筆を執っています

それは、中途半端なセクシュアリティだということ

以下、僕のウェブ診断の結果です



↑名前を入力してしまったので伏せています

どの診断結果を見ても、見事にどっちつかずです

これって、捉え方によってはど男女どちらの気持ちも分かる(どちらかというと男性寄り)といもいえるんですが、逆を言えばどちらも深奥の部分までは分からないということだとも言えます

先の記事にも書いたように、「これは女子が好きなもの……らしい」「これは女子の笑いのツボになっている……らしい」といったものが分かりづらいことがあるのは、そのためだと言えます

また、僕の他の記事を読んでくださっている方はお気づきかもしれませんが、基本的に合理的な考え方を好むため、感情や感覚中心でロジックをすっ飛ばして話されるのは苦手です

そのため、女性特有の「言葉に出さなくても分かる」といったものは分からないし、「男性の気持ちが分からない」と言う女性の気持ちも分かりにくかったりします
おそらく愛嬌というものも足りていません(ある意味損してるのかもしれない)

あるいは逆も然りで、男性が好むものも全ては好みません

戦隊モノ、野球、プロレス……そういったものはあまり興味が湧きません(少し社会的ジェンダーを気にしすぎかもしれませんが)

好きな物は、鉄道と一人ドライブと女優と……最後は言うのを止めました(他の記事には書いています)
ピュアな女性の方が読まれたら、不快な気持ちにさせてしまうかもしれないので

それでも、「自分のことを、今ここで俺と言いたい……けど言えない」と思うときのもどかしいや気持ちや、「男性として」女性に恋心を抱くときの気持ちは、確かに真実だと思っています

あるいは、男性としての名前+「くん」という敬称で呼ばれた時の、心からの喜びや魂の叫び
これも紛れもなく真実です

これら女性としての自分と男性としての自分を比較した際も、結局自分はどちらの性も半分ずつ持ち合わせているといえるのだと思います

なお、診断結果の「異性の輪に溶け込むのが上手」という話は心当たりがあり過ぎるんですが、その中でも特に思い出深いのが「男子会」です

男子会とは何ぞや
女子会なら知ってるが……と思われる方も多いと思います

以下、どのようなものかお伝えします

ある日、異動先の職場の男性同僚3人と僕とで、宅飲みをしようということになりました

同僚Aは僕と同い年、BとCは5~6歳下でした
宅飲みはAの家で行われました

その際LINEグループを作ろうということになったんですが、そのときのグループ名をどうするかという話になりました

僕は迷わず「男子会がいい」と言うと、ほかの3人は「え、男子でいいの?(いいんですか?)」と聞いてきました

僕は迷わず「それがいいんだ」と答えました

こうして、男子会という名の宅飲みがAの家で年数回開かれ、ツマミや酒を飲んだりテレビゲームをしたりして、大学生の集まりのような過ごし方を楽しみました

Aの家にみんなで宿泊することもありましたが、特に何事もなく過ごしました(誤解のないように書いておきます)

つまり、僕は紛れもなく(形としてですが)男子の一員として飲み食いを楽しんだことになります

特に心が男になってる時は、周りからは女だと認知されていたとしても、形としてでも「男子会」に参加させてもらえてるのが本当に嬉しかったです

ちなみに、アルコールが入って体温が上がり、着ていたダボダボパーカーをガバッとみんなの前で脱いだら、一同が恥ずかしそうに目を背けたので、「あれ、どうした?」と思ったことが一度ありました(申し訳ない)

一応、パーカーの中にも厚めのニットブラウスを着ていたんですが、それでも目を背けるものなんだな……という不思議と、僕の男としての恥じらいのなさから、『らんま½』の女らんまみたいな大胆さを発揮してしまったのでした(申し訳ない)

ちなみに、この男子会のことを何人かの女の子の友人(長年の友人です)に話したところ、「私だったら絶対行かない」と言われてしまい、「あー……、普通は女の子はそんなもんなのか……」と、少しだけぽつんとした気持ちになったのでした


話は少し脱線しますが、このテーマについて最近少しだけ悲しいことがあったので、本記事の締めとしてそのことも付け加えておきます

男性二人と僕とで話をしていた時に、「アレ」を強打してしまった時の痛みの話になったんですが、僕だけ話についていけず、とてももどかしい気持ちになりました

心は男なのに身体は女ではないから分からないというのは、非常に切ないものがあります

痛いのは嫌だけど、たぶん本当だったら「わかるー!あれマジで痛いよな」とエピソードの一つや二つ話せたはずなのに、結局僕は中途半端なのです

話の終わりがそれかよという感じになってしまいましたが、中途半端なXジェンダーの日常として綴らせてもらいました(気分を害された方がいたらすみません……)


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