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人生は「道」だと思っていた。けれど、凡人にとって人生は「川」だった。
数年前まで、ぼくは自分の人生の舵を握っていると本気で信じていた。
自分が手にした成功も、身に降りかかった火の粉も全てどこかに原因があり、あらゆるものには因果が存在し、努力すれば成功し、不十分であるから失敗するのだと疑わなかった。それは、ぼくが絶望するほど暗い穴の底から、自らの力で這い上がり、成功を掴んだと勘違いしたことがきっかけだった。
人生の舵を握っていると信じたぼくは、なにもかもを自
「弱者」を許さない社会に向けて
少しずつ、今年度も終わりに近づこうとしている。みなさん、なんとかやっていますか。
今回は、これから社会に出ていく友人たち、既に社会に出た友人たちの背中をそっと押すことはできないだろうか。ほんの一部にでもいい。
そんな思いから、久しぶりに文章を書くことにした。
優秀と呼ばれる人たちと仕事をしていた時期がある。
彼らにとって将来は自分で切り開いていけるものだし、そのことに疑いは無いように見えた。
だ
「自分の欠損」を埋めながら生きること
4ヶ月くらい前のことだ。
後輩から飲みに誘われて二人でやけに店員さんもお客の声も通る、なんというか大学生感を抱かせる居酒屋で飲んでいた。
「先輩、相談があるんですけど...」
周囲の喧騒に、彼の悩みごと飲み込まれてしまいそうな声だった。
「相談?」と僕が返すと、「就活のグループディスカッションで皆に迷惑をかけてしまうんです。議論を破壊してしまうというか...どうしたらいいんでしょうか...?」と
反芻思考がうつの原因だと知ったので、自分に起こったことを振り返る。
反芻思考と呼ばれる思考の癖が存在するらしい。
僕はメンタルが落ちてくると、ちょっとしたことで過去の失敗や嫌な記憶を思い出してしまう事象に悩んでいる。
偶然読んでいた記事で自分の思考の癖を反芻思考と呼ぶことをつい最近知った。
どうやらこの反芻思考、過去の失敗や自分の欠点を何度も繰り返し思い出すことで、抑うつを引き起こすなかなか厄介な行為とのこと。
ワイ「……最近のワイやん」
となった。
過去