東大・京大・難関大対策 学習塾 Dear Hope(ディア・ホープ)

大学在学中から教育に携わってきた教育家夫婦が開いた学習塾《Dear Hope〔ディアホ…

東大・京大・難関大対策 学習塾 Dear Hope(ディア・ホープ)

大学在学中から教育に携わってきた教育家夫婦が開いた学習塾《Dear Hope〔ディアホープ〕》です。 妻が塾長で英語担当、夫が数学担当。妻の妹が国語担当です。武蔵小山(東京)に小さな教室を2つ開いています。優秀な生徒さんに恵まれ、東大、京大などの難関大に合格者を輩出しています。

最近の記事

【続】熱心な指導をする教師は迷惑かもしれない、という話

こんにちは。Dear Hope 副塾長(理数担当)の伊藤大幸です。 いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。 以前、「熱心な指導をする教師は迷惑かもしれない、という話」を書きましたが、今回はその続編のような内容になります。 何を伝えるのか、伝えないのか冒頭の文章は、論語の一節です。「中以上の人には上のことを話してもよいが、中以下の人には上のことは話せない。」これは、教える側からすると本当にその通りだなと思いますし、その境界の線引きが講師の力量でもあると感じていま

    • 自分が変わると、環境も変わる

      こんにちは、Dear Hope 副塾長の伊藤です。 冒頭の文章は、ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』からの引用です。今回は、この書籍を引用しつつ、習慣の力について考えていきたいと思います。 まず、この書籍について。まえがきには次のような説明があります。 初読は私が大学生のときだったと記憶しています。当時はあまり印象に残らなかったのですが、最近改めて読むと、示唆に富み説得力のある語り口で、長年読み継がれているのも納得です。 さて、冒頭の文章です。 分かっては

      • 恩田陸『夜のピクニック』の台詞から感じた、「終焉を想像し、今を生きる」ということ

        こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。 今日は、好きな小説家の作品から、人生について考えさせられた言葉をご紹介したいと思います。 最近30日チャレンジ(詳細は、末尾をご覧ください!)の応援メッセージを作成するにあたって、久しぶりに恩田陸の小説「夜のピクニック」を引っ張り出して再読しました。 この小説に登場する「北高」という高校は、茨城県に実在する高校がモデルになっているそうで、歩行祭というイベントも実際に行われています。(とそのモデルになっている高校を卒業した

        • 一つのことを徹底的に理解する

          最近、読んでいた「禅」の書籍の中に、深く考えさせられた一節がありましたのでご紹介します。 どんなことであれ、一つのことを徹底的に突き詰めていけば全てにつながっている。ちょうど、富士山はどの登山口から登っても頂上にたどり着くように。そんなメッセージを受け取りました。 勉強においてもこの事は当てはまると思います。 例えば、夏休み中に「すべての単元を完璧にする」という目標を立てたとしても、どの単元も中途半端になってしまうのがオチです。逆に、一つの単元をしっかり理解しようと取り組

        【続】熱心な指導をする教師は迷惑かもしれない、という話

          問題文の読み方

          こんにちは。学習塾 Dear Hope 副塾長の伊藤です。 先日、30日チャレンジ(※)の「中間報告、質問・相談会」を開催しました。その中で、社労士の受験生の方から「問題文を読んでいるときに、目が滑ってしまって、内容があまり頭に入ってこない」というお悩みをいただきました。それについて今回は書いていきたいと思います。 私は、資格試験の予備校(TAC)で弁理士試験の対策を行っていましたが、そこの講師の方が、授業で次のようなお話をしていました。 「問題文を読むときは、ペン先や

          学習塾 Dear Hope の取り組み紹介「5月の振り返り」

          ​こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。 今回は、私たちの塾の取り組みの一つをご紹介させていただきます。 それは、「振り返りの時間」です。 毎月、月末に30分ほど、その月の勉強の取り組みを振り返り、次の月にどうしていきたいか、塾生の皆さんに目標を立ててもらう時間です。 5月の振り返りを30日に行いましたので、その様子をレポートさせていただきます。 (学習塾 Dear Hope 武蔵小山駅前教室にて、お話は塾長) それでは、始めたいと思います。 こんばんは

          学習塾 Dear Hope の取り組み紹介「5月の振り返り」

          難関大に合格するために養うべき素養:「スピード」

          こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。 はじめにお知らせです。 先の記事でご紹介の通り、11月19日(日)に、塾長のYouTube開設3周年を記念して、弁理士で作家の「南原詠さん」をゲストに迎え、交流会+ランチ会を開催します!すでに以下の記事でご案内していますが、ここで改めて告知させていただきます。 本記事の末尾にあるフォームからお申込みいただけます。 11/1現在、定員まで「残り3名様」となりました。ご興味のある方は、ぜひお早めにお申し込みください! さて

          難関大に合格するために養うべき素養:「スピード」

          【終了しました】2023年11月19日 ランチ交流会を開催します!

          こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。 今日は、2023年11月19日(日)に開催する交流会についてのご案内をさせていただきます。 塾長の伊藤智子は、YouTubeチャンネル「心が軽くなる勉強法」を開設していて、そこで勉強の仕方や教育、キャリアなどについて発信をしています。 このチャンネルも、この秋に開設3周年を迎えました!また、おかげさまでチャンネル登録者も5,000人を超えました。ご支援いただき、本当にありがとうございます。 そこで、チャンネル開設3周

          【終了しました】2023年11月19日 ランチ交流会を開催します!

          「要領がいい人」には勝てないのか?

           こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。  要領がいい人っていますよね。そういう人と自分を比較して落ち込むこともあるかもしれません。そんな人に向けて、今回は、「伸びるタイミングは人それぞれ」というお話です。 早くから頭角を現す人 どんな分野でも、早い(若い)うちから頭角を現す人がいます。そのような人は、「才能がある」、「要領がいい」などと周りから言われ、羨ましがられるものです。  皆さんの周りにも、習ったことをすぐに理解し、あまり勉強していない(ように見える)

          難関大に現役合格するには、数学を先取りすべき?

           こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。  今回は、数学の勉強について、度々いただく質問について書きたいと思います。  その質問とは、  「東大(などの難関大)の理系学部に現役での合格を目指していますが、学校の数学の進度が遅くて不安です。」 というものです。  確かに、一部の進学校では高2のうちに数学Ⅲまで終わるところもありますので、このように考える気持ちは分からないでもありません。しかし、早く終わらせなければ合格できなわけではない、と私は考えています。

          難関大に現役合格するには、数学を先取りすべき?

          6/18(日) 特別講座「鳩の巣原理」開講します

           こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。  来る6月18日(日)、Dear Hope設立5周年記念の特別講座の第2弾として、「鳩の巣原理」(数学)を開催します。本講座は、塾生でなくてもご参加いただけますので、今回の記事では、そのご案内をさせていただきます。 論証スキルとしての「鳩の巣原理」 数学で大切なことは、いかにして着想を得て、かつ議論を上手に進めていくか、だと考えています。そのためには、さまざまな議論の仕方を知っていることが力になります。  例えば、「

          6/18(日) 特別講座「鳩の巣原理」開講します

          完璧主義の落とし穴

           こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。   今回は、こちらの動画(塾長のYouTubeチャンネル「心が軽くなる勉強法」)でお話している「完璧主義をやめよう」というお話を、なるべく元の動画に忠実に、ご紹介したいと思います。  「完璧にやろう」と思うあまり肩に力が入って、かえって効率が低下してしまっている方は意外と多いもので、そんな人たちの気持ちが少しでも軽くなりますように! 完璧主義のジレンマ  こんにちは。Dear Hope塾長の伊藤智子です。今回は、「完璧

          書籍紹介「自分をいかして生きる」(西村佳哲 著)

           こんにちは。  Dear Hope 副塾長の伊藤です。  今回は、好きな書籍のひとつである「自分をいかして生きる」をご紹介します。  著者はプランニングディレクターの西村佳哲氏。氏は当初、働き方研究家として、様々なジャンルで活躍するクリエイターらにインタビューを行い、その記事を雑誌等で発表していました。そして「自分の仕事をつくる」を上梓、それに続く第2作として、本書「自分をいかして生きる」を出版しました。  氏の著作との出会いは私が大学生のとき、「自分の仕事をつくる」

          書籍紹介「自分をいかして生きる」(西村佳哲 著)

          (開催報告)日経xwoman「大学受験セミナー」

           こんにちは。  Dear Hope 副塾長の伊藤です。  去る11月13日に、日経BP社主催の大学受験セミナー「一生使える『学ぶ力』の身につけ方」をオンライン開催しました。  後日のアーカイブ視聴を含め約160名の皆様にご参加いただきました。多数のご参加、本当にありがとうございました。 セミナーの概要 セミナーは事前告知の通り、三部構成で行いました。 第一部 最近の大学入試の動向  第一部では、「大学受験のいま」というテーマで、最近の大学入試の動向についてDear

          (開催報告)日経xwoman「大学受験セミナー」

          計算ミスが多い人へ

           こんにちは。  Dear Hope 副塾長の伊藤です。  久しぶりの記事になりました。  今日は、問題を解くときに、ミスが多いことを気にしている人に向けた記事になります。私は数学を担当していますので、特に計算ミスが多い人を念頭に置いてお話をしますが、その他のミスにも当てはまる部分が多いかと思います。 〔原因1〕雑である ミスが多い原因の第1は、何事を行うにも「雑である」ということです。  例えば、靴を脱いでも揃えない、カバンを床にドカッと放り投げるように置く、そのかばん

          熱心な指導をする教師は迷惑かもしれない、という話

           こんにちは。教育家夫婦が開いた小さな塾「Dear Hope」です。  いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。  この記事は、理数担当の副塾長(夫)が書いています。  今回は、熱心な指導が「生徒をコントロール」する指導にすり替わってはいけない、という話です。  誤解がないようにあらかじめ断っておきたいと思いますが、決して、「熱意があってはいけない」とか、「教えるにあたって一生懸命な態度ではいけない」ということではありません。 「相手をコントロールしよう」とい

          熱心な指導をする教師は迷惑かもしれない、という話