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「要領がいい人」には勝てないのか?

 こんにちは。Dear Hope 副塾長の伊藤です。
 要領がいい人っていますよね。そういう人と自分を比較して落ち込むこともあるかもしれません。そんな人に向けて、今回は、「伸びるタイミングは人それぞれ」というお話です。

早くから頭角を現す人

 どんな分野でも、早い(若い)うちから頭角を現す人がいます。そのような人は、「才能がある」、「要領がいい」などと周りから言われ、羨ましがられるものです。

 皆さんの周りにも、習ったことをすぐに理解し、あまり勉強していない(ように見える)にもかかわらず、良い成績を収める人がいるのではないでしょうか。

 その一方で、そうでない人もいます。

 では、「そうでない」人は、努力が報われないのでしょうか?
 私は、そんなことはないと考えています。

伸びるタイミングは人それぞれ

 なぜなら、伸びるタイミングは人それぞれだからです。

 例えば、スポーツ選手で、日本のトップ選手に数えられるほどの中学生が現れたとします。その時点では、他の中学生はその選手にかないません。
 しかし、そうした中学生たちの中から、高校生、大学生、あるいは社会人になる頃に、その選手を超える選手が現れることがあります。(「あの人は今」的な番組で、そのような例はいくつも見つけられるでしょう。)

 勉強においてもそのようなことは良くあります。最初にトップになった人が、最後までトップであり続けるとは限らないのです。

知識の水を一滴ずつ貯める

 私たちにできることは、コップに水を一滴一滴貯めていくように、倦まず弛まず、いま自分のできる努力を一つずつ積み重ねることです。人と比ることにではなく、目の前の勉強にエネルギーを使いましょう。

 たとえ歩みが遅く感じられたとしても、やがてコップに水が満ちて溢れるように、知識や経験が一定量を超えると、それまで苦労していた問題が嘘のように容易に感じられる時が来ます。

 得てして、コップが大きい人は、学習内容を深く理解しないと気が済まないケースが多いようです。いろいろと検討を重ねながら納得していくため、時間がかかるのです。
 そのような人の「コップ」がひとたび知識の水で満たされると、パッと理解する「要領の良い人」よりも、応用力が高く、成績も上であることが多いようです。

 繰り返しますが、伸びるタイミングは、人それぞれです。すぐできるようになる人もいれば、あとになってから、その人を追い越す人もいます。
 要領の良い人と自分を比べるのは得策ではありません。腐らず怠けず、今日も一歩、前進しましょう

 それでは今日はこのへんで。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 このnoteでは、難関大指導を得意とする小さな塾「Dear Hope」のスタッフが、大切にしていることや、日々考えていることなどを書き記しています。

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