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- おじさんの追憶 vol.10- 1999年 ドイツ、いろいろな街



ちょうどEUROのタイミング

1999年に周ったヨーロッパの旅、今回はドイツの街をいくつか。いよいよサッカーのEURO 2024(ドイツ語だとオイロか、ユーロじゃなくて) がドイツで開催されますし。いかにもドイツ的な、中世を想起させる写真はあまりないですが、25年前のドイツの雰囲気、サッカー関連中心ですが、、、を楽しめればと思います。

紹介する街は、EUROとは関係ないところがほとんど。。。

レバークーゼンってどこだよ

いやいやいや、今かなり”熱い”街なはずです。ここはバイエル製薬(解熱剤のアスピリンが、私にはピンときますが、企業自体はグローバルな医薬品メーカーです)の企業城下町ですが、街自体は至ってフツーな近郊都市って感じです。ケルンからSバーンだったかな。

日本でいうところの首都圏とか中京圏とか近畿圏とか、ノルトライン=ヴェストファーレンっていう広めの都市圏にある街です。

https://www.aspirin.ca/en/

今熱いであろう理由は、23-24シーズンにブンデスリーガを初制覇したBayer 04(ヌルフィーア) Leverkusenが本拠地としているから。ちなみに、バイエルン・ミュンヘンの12連覇を阻んだ快挙です。

BayArenaというサッカー専用のスタジアム。よく見ると、屋根の先に電気ストーブがついてるんですよ、これ覚えてたなぁ
観戦したのはUEFAカップの3回戦。イタリアのウディネーゼというチームとの試合でした。私はアウェイのウディネーゼのブロックにいました

ロストックってどこだよ

ロストックってどこだよ、ホント。サッカーなかったら行かなかった街です。旧東ドイツ。東西の経済格差があった時代で、それこそ極右の人とかね、本気でビビってました。

ロストックはハンザ同盟って世界史で出てくる貿易の都市同盟で中心的な存在だったところ。サッカーのチーム名にもエンブレムにも反映されてます

ちょうどクリスマスマーケットの時期でして、試合前に立ち寄りました。ホットワインを飲んだんだと思います。

ドイツ語だと”ヴァイナハツ・マルクト”
写真からパッと蘇るものはないですが、大概の街でこの手の催しがあるんだと思います
チーム名はハンザ・ロストック。エンブレムがね、貿易の船を模してるそうです
Ostseestadion: オストゼー=東海スタジアム。このあと建て替えて、モダンなスタジアムになったんですって。
試合に勝ってご機嫌な選手達

ここのハイライトは試合後でした。選手がアウェイゾーンへ挨拶に来るんですが、1人の選手が着ていたユニフォームをゲットしてしまうという。よくわかりませんが、着てたやつを観客席に投げ入れたのが、偶然私の手元にファサっと。その主は、ハサン・サリハミジッチ。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で引退後はクラブのフロントに入ってました。最近退きましたけど。

腕のリーガのエンブレムがレプリカとは異なる本物の要素なんだそうです。私にとっては、お宝です

ちなみに、アウェイゲームの観戦の際、相手のファンを刺激しないことは、真面目に気を付けた方がいいことです。私、このロストックの試合のあと、気分良く帰路に着いたその駅で若者たちに絡まれて、ボコボコにされるんじゃないかと焦りました。挑発したのは私で、悪いのは私なんですが、何せ多勢に無勢です。

ブレーメンは音楽隊ではなく、”オクデラ”

ヴェルダー・ブレーメンは、サッカー界のレジェンド、奥寺康彦が在籍していたチーム。ブレーメンでは有名で、日本人だっていうと”オクデラ!”って、当時は。ご本人も70歳越えて、まあもう古い話です。

ブレーメンはヴェーザーシュタディオン(Weserstadion)。ここも今は改装されて大きくキレイになってます
アウェイの時はウルトラス(熱狂的なファン)と一緒なので、チャント歌ったり(歌わないといけない雰囲気)、盛り上がれて楽しいんです。

観光におすすめ、レーゲンスブルク

ここはドナウ川沿いの街で、旧市街は世界遺産に登録されたんですって。ミュンヘンから近いので、日帰り旅行としてよかったです。それこそ中世っぽさが残った街でした。ロマンティック街道からはちょっと外れてると思いますが、鉄道のアクセスは良いです。

レーゲンスブルクはバイエルン州の街です。
ドナウ川と橋と奥の聖ペータードーム込みのこのショットが印象的。
ドナウ川にかかるこちらは、ドイツ最古の石橋だそうです
旧市街のひとこま。街角の風景がね、振り返りの時は良いです。服装、髪型、車・・・諸々

まだまだあります

カイザースラウテルンは、フランスに近い街。2006年のワールドカップで日本がオーストラリアと試合をしたってので、覚えてる人は相当なもので、サッカーがなければ来ない街です。歴史はいろいろあるみたいですけど。

一方、コブレンツはフランクフルトからケルンに向かう時に立ち寄った街。ライン川とモーゼル川、2つの川が合流する、Deutsches Eckが観光の見どころです。ここはサッカー関係ないです。

マンハイムで乗り換えてローカル線だったかな。駅からスタジアムは近かった記憶があります
往年の名選手の名前を冠したフリッツ・ヴァルター・シュタディオン
こちらはコブレンツ。ドイチェス・エック。モーゼル川はワインで聞くことがあります。ライン川も、ちょっと北に、ドイツワインの産地があるんです

Berlin, Berlin, wir fahren nach Berlin!!

最後はベルリン。ここでサッカーの試合を観たことはありません。ただ、この街ではEUROの決勝が予定されています。もちろん、オリンピアシュタディオン。Wir fahren nach Berlinってことでベルリン目指して32チームが戦う訳です。ドイツはどうかな。

ブランデンブルク門はベルリンと言えば、みたいなところ
戦勝記念塔はベルリン・天使の詩という映画で度々出てきたので行ってみたかったところ。右側はソ連が建てたソビエト戦争記念碑
ドイツの新幹線、ICE。ベルリンZoo駅ってところが昔は主要駅だったと思ったのですが、今は違うみたいです

さて、このあとは、、、

欲を言えば、ちょこちょこまだ記憶に残っている街はあるんです。ニュルンベルク、ウルム、メンヒェングラートバッハ、ドルトムント、ゲルゼンキルヘン、デュイスブルク、ケルン、ハンブルク。まあまあ、それはそれで。

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