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- おじさんの追憶 vol.7- 1999年 夕暮れの宮殿と地の果て
ポルトガルとスペイン
1999年の旅も、南欧、ポルトガルとスペイン編です。双方から一緒にすんなやと言われそうですが。なぜスペインが先頭じゃないんだってのも、他意はないです。行った順番です。訪れたのは1999年、11月の中旬頃だと思います。
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ここに地終わり 海始まる
ポルトガルのハイライトはロカ岬です。ユーラシア大陸の最西端。ルイス・デ・カモンエスという詩人の詩に出てくるのが見出しの言葉。大航海時代の話です。
なぜここに行きたかったのか、それは当時読み込んでいた宮本輝の小説がきっかけでした。彼の文章のトーン、描写の具合が好きでした。ロカ岬から絵葉書が届くところから物語が始まるのですが、どんなところなんだろうって。言葉の響きがね、興味をそそりました。あと作中の結核療養所、サナトリウムってのがなんなんだろうと思いましたね。
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沈む夕日。どこで見ても同じはずなのに、”地の果て”という感慨深さ。勝手に浸ってる感あります。海のずっ〜と先に、地はまた出てくるんですけど。
リスボン 坂の街 ファド
リスボン(ポルトガル語だとリスボアとかになりますね)は私、好きな街のひとつになりました。印象に残っているのは、ケーブルカーと坂ですね。
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私は全然詳しくないですが、ポルトガルといえば、ファド、って地球の歩き方に書いてあった気がします。歌に哀愁漂うんですよね、それによると。聞かせてくれるところに行きました。
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夕陽に沈むアルハンブラ宮殿
2度目のスペインは、アルハンブラ宮殿がハイライトでした。リスボンからマドリードまでまた夜行でしょうね。そこからスペインの新幹線AVEで行きました。セビーリャで乗り換えてグラナダまで。宮殿がある街です。私、世界史には全く精通してないのですが、中世にイスラム勢力が南欧にあったのは覚えてましたので、行ってみたくなる要素はありました。
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セビーリャ・グラナダ
アンダルシアに憧れて~♪ 古いっ!!誰も知らないっすね。正確にアンダルシアの定義は知らないのですが、セビーリャ、グラナダ、コルドバ、妙に行ってみたい感がありました。(コルドバは結局スペインの新幹線で通っただけですが) どうしてなのか知らないですが、情熱の国ってイメージでしたから、スペイン。
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訪れた季節もあるのだけれど
ということで、紙芝居的になってしまいました。11月という季節がら、そして、海に沈む夕日、イスラム勢力没落の象徴アルハンブラ宮殿、南欧にも関わらず日差しが秋~冬っぽいってのもあり、物悲しい印象がありました。ただ、それもいいんだと思います。夏は、どこ行ってもパンチ力ありますから。
スペインはバレンシア、イビザ島もいいけれど、ガリシア地方に興味あります。気候が微妙とも聞きますけれど。コンポステーラ、ヴィーゴ、ラコルーニャ。ついでにポルトにも足を伸ばしたりして。ポルトガルでいうと、大陸から離れますが、諸島にも興味あります。
さて、このあとは・・・
■ ミュンヘン大学 サマーコース : Released
■ ミュンヘンでの生活とFCバイエルン: Released
■ イタリア・ミラノのパニーニ: Released
■ ポルトガル・スペイン: 夕暮れの宮殿と地の果て: Released
■ 北欧 デンマーク、ノルウェー: 自分史上最北での出来事
■ クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ: 私が見た戦争
■ ドイツ いろいろな街とブンデスリーガ
■ 英国 ロンドン、リバプールとプレミアリーグ
■ ポーランド
■ トルコ&一瞬寄った国
いよいよ、というかようやく北欧編です。
この旅行記、ひっそりと、マガジンにもしております。
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