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- おじさんの追憶 vol.5- 1999年 ミュンヘンの生活とFCバイエルン



少々間が空きましたので・・・

このシリーズでは、はるか昔20世紀、ちょっと盛りました、、正確には1999年、24年前のヨーロッパの思い出を振り返っています。

サマーコースのあとは語学学校にいった

8月のサマーコースの仲間が帰国して、サッカー観ること以外にやることはないので、継続してドイツ語学校に行きました。これもミュンヘン大学付属の学校。
相変わらずよくわからないままです。ただ1ヶ月も居れば、基礎コミュニケーションはなんとかしてたんだと思います。それでも単語と単文を話すのが限界、聞き取りは単語を拾って推測するのが精いっぱいだったんじゃないですかね。英語と似た流れです。結局、どうなりたいとか明確なものがないと、その程度の結果しか出ないということです。当時は楽しいからいいじゃんくらいにしか思ってませんでしたが。

部屋を借りたり、レストランでお手伝いしたり

部屋は自分で探さないといけませんでしたが、旧市街に近いSchleißheimerStraßeに借りることができました。Mikadoという日本食材店で情報見つけてルームシェアをさせてもらったんです。お店の掲示板。ここでのコミュニティも楽しかったなぁ。

ミュンヘンの結構中心の方に部屋借りました。

それと日本食レストランでお手伝いもしました。これもMikadoで募集見つけて。午後は学校があるので、朝の仕込みとランチのサポート。今もあるみたいで、びっくり。どうなってるんだろうか。 ゲミューゼロールって野菜の巻き寿司、作ってたなぁ。しかし、、、これってよく考えると、ワーキングホリデーみたいなもんです。今まで全然気づきませんでしたが。


オクトーバーフェスト

ミュンヘンと言えばビールは有名で、毎年9月になるとビールのイベント"オクトーバーフェスト"があります。私も行きました。大きな敷地の中にいくつものビール醸造所のテントが並び、観光客やら地元の人やらがドデカいビールジョッキで豪快に飲んでます。"マース"という1リットルのジョッキです。私も3杯くらい飲んでたんでしょうか。当時は若いっすからね。各醸造所の違いなんて覚えてないですが、シュパーテンというところのジョッキをお土産に持って帰ってきたのと、レーベンブロイはサッカーのライバルチームのスポンサーだったのは覚えています。

そう言えば、ドイツ語にも方言があって、南ドイツにもあったんでした。(オーストリアと似てるんだったかな) 覚えているのは、挨拶。隣に座ったじいさんが教えてくれたんでした。

テントの中は人でぎゅうぎゅう。プレッツェルなどおつまみもありました。
1リットルのジョッキを10個くらい持ってるんじゃないですかね。10キロですよ。その腕っぷしたるや。
目線が合ってしまってるおじさんではなく、その後ろの楽団をご覧ください。南ドイツ、バイエルン地方の衣装。

FCバイエルン・ミュンヘン

世界屈指のサッカークラブで、個人の思いとしては、ミュンヘンと言えば、いやドイツと言えば、です。(今はカナダ代表のアルフォンソ・デービス*BC州出身 なんかも所属しています)

https://fcbayern.com/en

ホームの試合もアウェイの遠征も。

今も昔も、人気も実力も、そしてそれゆえ"アンチ"もナンバーワンです。
私は、このチームの言わば"追っかけ"を半年ほどやったわけです。今風に言うと“推し活”ってやつです。試合という試合に駆けつけて。ドイツ国内のみならずヨーロッパどこまでも。遠征であっちこっちに行ったエピソードは、また別途思い出したいと思います。

ゼベナーシュトラーセにあるクラブハウスとファンクラブの会員証。(当時通貨は「マルク」でした)
イェンス・イェレミース / カール・ハインツ・ルンメニゲ
オールドサッカーファンだとルンメニゲはご存知かもしれません。今は彼も70歳とかじゃないですかね。

サッカー ドイツ代表

このところの不振のニュースは、本当に歯がゆい限りですが(日本に負けるとか)、ブンデスリーガきっかけ以来、ず~っと応援してます。20数年前も、今とは異なる理由(この時は時代遅れ)で不振でしたけど、10年かけて復活して。なので、今もどうやって復活するのか、すごく注目してます。

これって会社とか組織の浮き沈みにも通じるところはあるんじゃないかと思ってまして。ドイツのチームも25年前、むしろもっと前は、俗にいうゲルマン魂なんて言葉で彼らの勝負強さ、精神力が表現されてました。加えて規律を重んじる彼らのスタイルはチームスポーツで重要な特徴でした。しかし
東西統一、移民はじめ時代の流れに対応して、変わったところはあります。良いところでは、多彩な才能の輩出や最新テクノロジー、トレンドの採用で一度復活を果たしたこと。一方で、選手の多様な背景はチームのアイデンティティに影響があったんじゃないかと推測し、それが不振の一因なのではと。(いろんな考え方があることは、一致団結のところでネガティブになるのかもしれません。それと、そもそも今の時代、国が競うコンペティションに何を求めるのかってのは、昔とは変わってきててもいいんだろうとも思いますが) とにかく、個々の能力は高いにも関わらず、組織の完成度が低い今のチームに言えるのは、特にプレーヤーのリーダーシップや監督の組織マネジメント力が必要とされてること。さらに選手間の信用信頼と勝利への意思統一、多様化したメンタリティをどうマネージするのか。今年のEuroでの復活は難しいでしょうが、また"強いドイツ"が見たいと期待しています。

EURO2000の予選。トルコ戦をミュンヘンで観戦しました。当時ってトルコ人がドイツにわさっと移ってきてて、、、みたいな時代で、諸問題あったと思います。

まとめ

ということで、なんか最後は代表の話が長くなってしまいましたが、約2か月かな、ミュンヘンでのワーホリ的生活を終えて、いよいよヨーロッパ周遊です。このあとは・・・
■ ミュンヘン大学 サマーコース : Released
■ ミュンヘンでの生活とFCバイエルン: Released
■ イタリア・ミラノのパニーニ
■ ポルトガル、スペイン: ロカ岬とアルハンブラ宮殿
■ 北欧 デンマーク、ノルウェー: 自分史上最北での出来事
■ クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ
■ ドイツ いろいろな街とブンデスリーガ
■ 英国 ロンドン、リバプールとプレミアリーグ
■ ポーランド
■ トルコ&一瞬寄った国
ということで、数週おきに更新していきます。


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