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- ランナーの景色 - 愛しの多摩川



この川とは長い付き合い

みやもとまなぶさんが定期的に投稿されている多摩川の記事を実は楽しみにしています。

幾度となく見てきた多摩川の風景が毎月変わっていくのがね、いいんですよ。影が伸びてる様子で季節感じたり、これからだと河川敷あっちぃんだろうなとか。

私自身、生まれて数か月で一応出会ってるんです、当然記憶はないですけど。そんな私の多摩川との心の風景がこちら。

多摩川浅間神社ってのは、歴史も古いんですが、映画「シン・ゴジラ」で重要なシーンの舞台にもなっています

多摩川浅間神社から見た富士山。冬ですね、キレイに見られるのは。この風景とも20年以上か。今、望郷って言われたらこのカットが出てきます。
ちなみに、川崎市の市民の歌、すなわちフロンターレの試合前のチャントや、なんと言ってもごみ収集車のメロディでもおなじみ、にも出てくるくらい、”多摩川”は川崎の人に身近な存在、、、なはず。

神奈川と奈良にしか住んだことがない私の完全に個人的意見ですが、神奈川県に住んでる人にとって、多摩川ってそこを越えて住んではならないライン、”Pride of Kanagawa”なんです。俺たち、東京みたいにいろんなとこから人が集まって、ごちゃっとしたとこなんかにわざわざ住まないぜっていう。俺たち生まれも育ちも神奈川!っていう洗練さね。まあ、厳密には私は違うし、そうじゃない人たくさんいるし。東京の人は、大して変わらないし、何言ってんだよって思うんでしょうが。

話を戻すと、ここはかつてのランニングホームコースでして、コースはいろいろ。そんな多摩川について、あれこれ。

たま リバー50キロ

で、いきなり東京都の話なんですけどね。Pride of Kanagawaって言っておきながら。
川沿いに都が管理しているロードがあるんです、土手を利用して。東京の羽村から羽田空港手前まで。そこを走るのが好きで、走る時に見える風景が心に残っています。

サイクリング、ランニング、ジョギング、ウォーキングを楽しめる道が整備されてます

多摩川を走る

私の場合、最上流は立日橋という橋。30km走のスタート地点で行きました。立川から多摩モノレールに乗って。ここから木陰がない道をひたすら下流へ走るんです。これがなぜか夏場なんすよ。午後遅めの時間。まだ灼熱です。なんですけど、途中で水かぶったりして、なんとか走り切る。

立川から府中、調布、登戸までで思い出すとキツかったのは、関戸橋過ぎて新聞社の印刷工場、その傍のひたすら見通しの良い、あそこ。延々と続く長い道。ゴールはまだまだ、加えて炎天下ですから。

それと、東京都管理って言っても、自治体ごとに微妙に道の整備具合が差があったのも思い出しました。大した差じゃないですけど。調布市、微妙だったんですよね、日活の撮影所の辺り。

フルマラソン走ってた頃は、夏にゆっくりロング走やって、冬以降に向けて脚を作ってました

箱根ランナーが走っていたり

登戸から下流は、両岸を何度も走ってました。川崎市側も“たまリバー”と遜色なく道が整備されてて走りやすい。みやもとさんの記事でも出てくる風景です。川崎の場合、オプションで二ヶ領用水沿いを走るのも良いんです。

東京都側、東名高速の辺りでは駒沢大学の駅伝チームに出くわしましてね、10年くらい前ですけど、まあ、めっちゃ速いですね。先導する人が自転車ですし。テレビだと1キロ2分50秒とか、遅れただスピード上げただって、簡単に言ってますけど、体感すると、どえらいスピードですよ。並走なんてできる訳もない。

駒大のグラウンドの隣は、リコーのラグビー場があります。こっちはごっつい人たちの集まり

ガス橋、桜の季節

両岸で桜が植えてあるところは結構あって、川崎側だと等々力緑地付近、東京側だとガス橋付近が印象的。他もキレイなところはあるんでしょうね。丸子橋~多摩川大橋間はヘビーローテーションなんで、頭の中で何もかもを思い出せます。だから、なんだって話ですが。六郷橋は箱根駅伝でお馴染み、往路1区の見どころ。六郷橋から先は東京都側しか走ったことがないですが、大師橋越えて、羽田空港の国際線ターミナルの方までロードは続きます。

一応川崎市サイドもかわさき多摩川ふれあいロードってのがあって、道は整備されています
ガス橋の東京都側です。ここは桜の季節が良いんです。

川には平和な時間が流れていてほしい

以前もちょろっと書いたんですが、私にとって多摩川はもちろん、心の風景なんですが、加えてやっぱり土手なり河川敷でいろいろ活動している人たちを見ているのが一番良い時なんです。例えば、少年野球。お腹が出たコーチや帽子被ってるとカッコいいですね、みたいな額が上がったお父さん。練習終わりのチャリンコ軍団、大移動。土手を自転車で走る買い物帰りのお母さん、荷台からネギが出てるとか。これは実際見たことないですけど、イメージです。みんなそこから家に戻ると、大変なこと抱えて生きてるんでしょうけど、河川敷で活動している時は解き放たれてて、いい表情してるんですよ。

この川、川ゆえに、時々物騒なことも起こるんですけど、それでもほぼほぼ、平和なひと時を与えてくれていることに感謝ししつつ、“多摩川への愛を語る”の巻を終えたいと思います。

丸子橋から武蔵小杉方面を望む。このタワマン群が洗練の象徴ではないですね、全く。まあ、単に私の意見です

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