【感想文】数値化の鬼~仕事ができる人に共通する、たった一つの思考法~(安藤広大)ページ数:287ページ 2022年著
【なぜこの本を読もうと思ったのか?(自分の弱みや足りない点)】
・友人からこの本を頂いたから
・著者の前作が良かったから
【なぜそう思ったのか?】
・前作「リーダーの仮面」ではプレーヤーからマネジャーへの頭の切り替え方を体系立てて教えてもらい、非常に感銘を受けた
・識学の根底にある考え方は結構好き
・今後のマネジャースタイルの参考にさせてもらう為
【感想文の文字数】
1,436文字/1,440文字
【❶結論】【「冷静に」小学生時代に言っていた「地球が何回回って何時何分何秒に誰がそれ言ったんですかぁ〜?」をする】
多くの人が経験したであろう、小学生時代の言い争い。
「それ誰が言ったんですかぁ~?
何時何分何秒にそれ言ったんですかぁ~?」
幼稚な言い分に聴こえるが、冷静に見ればこれは証憑どりである。
この言い分に不足しているのは相手に対するリスペクトと、
使う目的の変更である。(マウントを取りたい➤正しく評価したい)
物事を事実ベースで見る。
事実ベースとは誰が見ても同じ答えを出せる事であり、数値化である。
「たくさん」「多め」など人によって解釈が異なる曖昧な表現を避け、
数字におこす事によって以下のメリットをもたらす。
➤共通認識になる(認識がブレない)
➤成長度合いが測れる(前月10件➤今月15件など)
➤正当な評価ができる(プラスマイナス)
著者(識学)の考え方は一貫していて
思いやりの気持ちを数値化に落とし込む事で表現している。
相手の成長、自分の成長を望むから、計測可能なものに落とし込む。
その共通概念下で上司と部下は話し合う。
そうする事で認識のズレや誤解を減らして組織力向上に貢献する。
証憑どりの代表的なものが数値化という事になる。
冷静に数字を詰める事に徹する事が良い。
【❷要約】
本書は優秀なプレーヤーを目指すにあたり、
優秀なプレーヤーの定義とその具体論を述べているものである。
抽象化せず数値化に落とし込み、数字を上げていく事、
管理する事で優秀なマネージャーになる為の土台ができる事を提唱している。
実際に行動した結果が本当に業績や組織に変化を及ぼすものかどうか、
何を数値化するかに関しては、本書では「KPI」と「変数」と定めている。
前書「リーダーの仮面」ではプレーヤーからマネジャーに昇進した方向けに、姿勢のルールと行動のルールと言う2つのルールによって
組織階層ごとの役割を明確にし、役割ごとに何をすべきかを提示した。
したがって順番的には本書から読む事を個人的には推奨したい。
数値化に落とし込んで行動していくにあたり、
本書では以下の5ステップで構成されており、
ステップを踏むごとに
プレイヤー➤優秀なプレイヤー➤マネジャーへの変化を遂げている。
1➤行動量を増やす(プレイヤーとして高いレベルを維持する)
2➤確率のワナに気をつける
(勝率80%➤8/10 勝率50%➤50/100では行動量多い方が良い)
3➤変数を見つける
4➤真の変数に絞る
5➤長い期間から逆算する
【❸仮説】【組織は数字と評価制度をうまく組み合わせて個人力を上げる】
組織が継続的発展をするには、
常に相反する2つのバランスを取っていかなければならない。
➤短期と長期
➤個人と組織
これらの要素を紐解いていくと、
どこまで行っても設計能力次第な面がある。
設計とは、仕組み化である。
仕組みとは再現性であり、
再現性こそがあらゆる人間が等しく成長できるツールである。
何に再現性をもたせ、何に対して行動を優先して欲しいか?
組織は常にこの問いに解をもたなければならない。
このメッセージを最も浸透させやすいのは評価制度である。
評価項目である変数は可能な限り細分化し、
具体的な数値に落とし込むと社員もイメージしやすくなる。
イメージができると、具体的な行動に落とし込める。
短期結果ではなく長期結果も考えられる思考自体も、
評価項目に数字として組み込んでしまえば良い。
属している組織にその土台がない場合、
自分を評価する仕組みを数値化でセルフでやっておく事で成長は加速するだろう。
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