ダークさん

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ライスシャワーのおはなし

今日3月5日はライスシャワーの誕生日。 ウマ娘の2期でも語られた経緯は言うまでもなく知れ渡ったことだろうし、 JRAのCMも最強クラスに出来がいい。 サイレンスズカと同じく非業の死を迎えた名馬という側面もあり、その名は忘れられることはないだろう。 おりしも今シーズンは彼がもっとも光り輝いた京都競馬場のリニューアルオープンということもあり、そのころには学生時代を過ごした京都に訪問し、 できることなら天皇賞・春でも観戦がてら石碑に参ろうかとも思っている。 ライスシャワーのヒー

    • 福永祐一ジョッキーの引退

      パンサラッサの劇的な逃げ切りで深夜の日本が歓喜に包まれた同日、 福永祐一ジョッキーは最後の騎乗を終えた。 福永祐一ジョッキーがデビューした時、かなり近い年代の自分は彼の来歴を 聞いて「きっと苦労するだろうな」と同情した記憶がある。 「天才ジョッキーの2世」という肩書は、きっと彼に重くのしかかるだろう、それを疎ましく思ったりすることもあるんじゃないか、そんな風に言われ続ける彼はかわいそうだなあ、と。 言っちゃなんだが私の父はとてもいい人だったが、偉大な人ではない。 偉大な父

      • かくて駒はコマとなる トウショウサミット

        この前、シンデレラグレイの5巻が発売された。 本誌で見逃してしまっていたのだが、単行本となって何度も読み返していると、一人の大変魅力的なウマ娘の存在に気づいてしまった。 その名もトップシュンベツ。オグリとタマの名勝負、秋の天皇賞の舞台にて逃げ宣言をしながら大きく出遅れて赤面、あまつさえ一杯になり「ひーん!」と後退。主役が領域展開し突き放す熱い場面の裏で、なんともコミカルな清涼剤となってくれた。 このモデル馬は「トウショウサミット」 主な勝ち鞍はダービートライアルのNHK杯

        • 稀代の二刀流・満票ならず(競馬界)クロフネ&アグネスデジタル

          近年のスポーツ界は新型コロナウイルスの影響もあり、どこか乗り切れない雰囲気の中行われている印象があるが、そんななかMLBにおいて満票でのMVP受賞、最終的には11冠もの受賞をされた大谷翔平の活躍には目を見張るものがあった。 彼の投手とDHバッターとしての二刀流は、専門化の進む現状においてはベーブルースと比較されるような類のものではなく、容認した日ハムなどの環境や、何よりも彼の意思によるところが大きく、今後同じような存在が現れるかどうかすら疑問があるような特異な存在であること

        ライスシャワーのおはなし

          その馬は「メジロ」ドーベルという

          日本競馬における最強馬は?という問いはいつの時代も盛んではあるが、ここ最近聞かれなくなったフレーズの一つが「最強の牝馬」という概念である。 ここでかつて投票が行われた「20世紀の名馬100」を見てみると、トップ10に入っているのは9位のエアグルーヴが最高位。 それから最近行われた「新世紀の名馬」に目を移すと状況は一変する。 言わずもがなアーモンドアイ・ウオッカ・ジェンティルドンナなどが名前を連ね、近年でもグランアレグリアやソダシなど、もはや牝馬が活躍することは当たり前の時代

          その馬は「メジロ」ドーベルという

          血統に物思う②

          つい先ほど、3強といわれた天皇賞秋で3歳馬エフフォーリアが優勝した。 これはすごい、マジですごい。 同じことをピクシーナイトの時に書いたばかりなのに、同じようなことが連続で起こるとは思わなかった、くしくもエフフォーリアの祖父であるシンボリクリスエスが成し遂げた3歳での秋天制覇を孫が再現したわけである。 加えて、見事な騎乗で親の成し遂げた菊花賞逃げ切りを再現した横山騎手、悔しかったであろうダービーハナ差負けを払しょくするGⅠ3勝目を、親子3代での秋天制覇というおまけ付きで

          血統に物思う②

          血統に物思う

          日本馬2頭が参戦した凱旋門賞において、またもや日本競走馬による同賞の制覇は成らなかった。凱旋門賞への日本馬の参戦はかなり古くから続くが、ウマ娘にも登場するエルコンドルパサー2着、最近サポートSSRカードとして追加されたナカヤマフェスタ2着、オルフェーブルの2年連続2着が最高で、 日本競馬史上最強馬とも言えるディープインパクトですら3着(薬物使用判定による失格)と、手が届きそうで届かない鬼門ともいえるレースになってきた。 凱旋門賞参戦した競走馬の中で、ほかに注目を受けた海外馬

          血統に物思う

          note杯 しゃべるピアノ

          「するってえと何かい、おめえんとこのピアノは夜に鳴らすと人の声でしゃべるってのかい」 「そういう噂だけど、落研って変なしゃべり方するものなの?」 管弦楽部の友人から落語ネタにこの学校の七不思議の話をしていたら、とんだ掘り出し物が出てきた。 これは、やらねばならない。 「なに?本当にやってみるの?馬鹿?」 もう駄目なのだ。 思い浮かんでしまった。 やらざるを得ないのだ。 頭から離れないのだ。 まるで憑りつかれたかのように僕はその日学校に夜まで残った。 静けさに包

          note杯 しゃべるピアノ

          兄弟対決の話をしよう

          スポ根漫画だとよくある展開に兄弟対決ってのがありますが、競馬界でもあるのかな?って考えてみると、年間150頭とか種付けする種牡馬がいるわけで、そんなの考えてたら毎レース兄弟対決になっちゃいます。 というわけで、競馬でことさらに兄弟対決って言う場合、「同じ母親から生まれた」馬同士の対決を言う場合がほとんどなんですね。 有名な例で言うとビワハヤヒデvsナリタブライアンになるんでしょうけど、知っての通り史実では実現しませんでした。馬は1年に1頭しか出産できないわけで、競走馬の活

          兄弟対決の話をしよう

          私が勝つんだから!

          皆さんは日本ダービーというと、どの勝ち馬を思い浮かべるだろうか? いや、今風に言うならどのウマ娘?ってなるかもしれない。 やはり日本ダービーは日本最古のGⅠレースということもあり、天皇の名を冠するレースよりもある種の威厳をもってホースマンたちの、ファンたちの思い入れが入り混じる最高峰の舞台だとは誰しもが思うところだろう。 ダービー史を語ると1冊の本になりそうな中、漫画「シンデレラグレイ」を読み返し、4巻の表紙も飾っているサクラチヨノオーが勝った日本ダービーの話をしてみたい

          私が勝つんだから!

          テイルズオブアライズクリア後感想(一部ネタバレあり)

          本当に久々に家庭用機(XboxS/S)でJRPGをクリアまでプレイしたので、感想+採点をしてみたいと思います。 まず何と言っても衝撃を受けたのがそのスムースさ。テイルズの戦闘というとアクション性が高い印象を持っているのですが、多少ゴチャゴチャした感じになってしまうのはしょうがないとしても、とどめの一撃を撃つときのスムースさとテンポが無茶苦茶よくて、よく考えると粗や難点もある戦闘においてそれらを吹っ飛ばす爽快感があると思います。 自分はDL版でプレイしたのですが、読み込みや

          テイルズオブアライズクリア後感想(一部ネタバレあり)

          Call of Duty:BOCW マルチ迷彩解除

          はいはい今回もやってまいりました迷彩解除。やっと終わったのですが、そろそろ次回作のうわさもチラホラで、ずいぶん時間がかかりました。 前回のMWの悪名高き「盾迷彩」の解除に比べれば随分楽だとは思いましたが、やっぱりランチャー系の迷彩は精神的にキツイですね…… youtubeなどでは先駆者の方々のランチャー迷彩解除動画などがチラホラと残ってはいますが、8月初旬現在この時とは状況が少し変わっていると思いますので、残してあった「RPG」「Cigma」「M79(グレポン)」を一気に

          Call of Duty:BOCW マルチ迷彩解除

          ウマ娘「キングヘイロー」の難しさとは?

          自分はそれなりにガチャも回し、ウマ娘における「育成ウマ娘」は3/10現在実装されている全27娘を所持し、すべてでURAファイナルを優勝、すべてで最終評価A以上を取っている。 よくサークルでも各所動画投稿サイトなどでも論議に上がるのが、「一番育成の難しいウマ娘は誰か?」ということがあるが、これは配信当初しばらくは「ライスシャワー」があげられることが多かった、ついで「メジロマックイーン」あたりだろうか。この2娘はどちらかというと長距離に適性を持っており、「サクラバクシンオー」に

          ウマ娘「キングヘイロー」の難しさとは?