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最近の記事

私は誰?

名前の由来になった割に安吾の作品はあまり読んでいない。堕落論、続堕落論、あとはわりと最近発見された短編小説がひとつ。たぶんそんなもんだ。 肉体労働をしているのもあり、また脳みそが社会から外れたところにある感じがしていて寝ぼけながら生きてる感じがするのもあり、理解したと言えるまで読むこまないと不安で仕方がないという神経症的な行動をしたくないのもあり、あまり文字を読む余裕がなかったような気がしている。 人によっては些細なことだと言われるようなことで、激しく傷つくことがあった。

    • 手放すこと

      執着を手放せるようになってしまった。 強い執着が、何かひとつの対象で、自分の不安のすべてを埋め合わせようとしてきた。それが自分の人生を狂わせてきたと思う。それが自分の人生のすべてをコントロールしてきたように思う。 しかし、だいたいの執着は手放せるようになってしまった。たぶん、だいたいのことを入れ替え可能にできるようになってしまった。 ある友人からすればそれは情けないことであるらしい。 そうなのかもしれない。 強く思い続けて変わっていくのがカッコいいという価値観も、そ

      • 愛と形骸

        「自分が表現したいものはあるか?あるとしたらそれは何か?」 この問いに答えるべく文章を書いてなんとなく整理していった結果、直感的に思った通り、やはり「愛」になった。 愛以外に表現したいものはない。というか、俺には世界も人も見えないし、他人の存在しない世界に価値を感じないので、人に向かうしかない。自分が満たされるためには他人に向かうしかない。だから、愛しかない。 使い古された陳腐なセリフかもしれない。しかし、俺はずっとそうやって他人の言葉を咀嚼できないまま反抗期の子供のよ

        • 失敗

          何も考えずにとりあえずやってみて失敗するのが好きだ。計画を立ててやろうと思っても絶対にうまくいかないけれど、何も考えずにとりあえずやってみて失敗すると、何度かそれをくりかえすうちにうまくできるようになっている。 失敗していなくても、どこかで失敗した気がするような気がするのが好きだ。いろんなことを振り返ることができるから。いろんなことを振り返っているうちに何をどう変えるのかが明確になってくる。それがたとえ間違っていたとしてもまた失敗してから覚えればいい。 すべてがうまくいっ

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        • 対談
          13本
        • 自分史や苦悩等
          4本
        • だらくまんの祈り
          13本
        • マンガの構造分析
          2本
        • だらくまんの総括
          1本
        • 自己対話
          1本

        記事

          私は存在しなかった

          「私は存在しない」いつからかずっとそう思っていた。なぜそう思ったのかはわからない。わかるのは、私が孤独であったということだ。孤独というよりは孤立の方が正しいかもしれない。誰ともうまくつながれなくなっていた。どこかで聞いたような一説によると、観測者がいなければ観察物は存在しないという。あったよね。そんなのなかったっけ。たぶんあったと思うんだけど。その説を意識したわけではないけれど、きっと私は体感的にそれを感じていたのだと思う。誰かと長い時間にわたって言葉を交わすことで深いところ

          私は存在しなかった

          迷い

          あまり迷わなくなった。というより、何もわからないので迷う必要がないとわかったのかもしれない。迷う時間が好きではない。「時間がもったいない」うーん、ちょっと違うな。「ムダにストレスを感じるのがめんどくさい」これはわりとしっくりくる。「直感か、いま自分の中にある判断基準で合理的に決めたい」これもある。最初はこの記事の冒頭を「迷わなくなった」で始めようとした。でも違うなと思った。決して迷わなくなったわけじゃない。直感的にパッと決めることと、迷った時はほぼ迷った瞬間に「あっ、これはダ

          チルではない何か

          強い感情があるとずっと何かしら考えてるけど、落ち着いていて緩やかでもうこれ以上何もいらないと思えるような穏やかさの中に入るとなんも考えなくなる。つまり、チルだ。ずっと俺はそのチルとやらを至高の感覚であると思って目指してきたけど、どうやらそうでもないらしい。おもんない。メインディッシュではない。休憩だ。チルは休憩でしかない。休憩をメインディッシュにしようとしてきたからいろんなことがうまくいかなかったのかもしれない。では、メインディッシュはなんなのか?その強い感情だ。祈りからほど

          チルではない何か

          世界の底が抜ける

          世界の底が抜ける。いや、どちらかといえば社会の底なのかもしれない。それはスカッとするような快感だったりもするし、血みどろの戦争のあとのどうしようもない絶望のような不快で不安なものだったりもする。そのどちらもが好きだ。その絶望は、できれば味わいたくないと思いつつ、しかしそこに眠る一欠片の砂金を見つけたいと思ってしまう。戦争のあとにはどれだけ絶望的であろうとも必ず何かしら残された価値のある何かがあるものがどこかのガレキの中に埋まっているはずだ。もちろんこれは比喩だ。どうしようもな

          世界の底が抜ける

          少ないリソースを適切に配分する

          自分のリソースが少ないことに対して自覚的でなかったため、いろんなことをバランスよくうまくやろうとして失敗していたことに気づいた。 俺がいま自覚的になるべきことは何か? たぶんここら辺だと思われる。 体力を増やすため必要なことは何か? 体力を増やしていくための行為としての「散歩」の限界が来た。 散歩は、低強度な運動だからだ。どれだけ長くやっても心肺機能や筋肉が鍛えられることもなく、よって回復力が上がることもあまりない。 散歩には体力を増やす効果以外に色々なメリットが

          少ないリソースを適切に配分する

          超特急広島小旅行

          レンタルの依頼があったので、広島に小旅行みたいな感じで行ってきた。 夜行バス 移動は夜行バス。 飛行機の予定だったが、かかるお金が倍以上違ったので、ケチるついでにキツい経験を買おうというつもりでやってみることにした。 結論、繊細な人間は夜行バスには乗ってはいけません。 あまりにも席がせまいと流石にストレスがかかって死ぬなと思ったので、かなりゆったりと乗れる方の座席を選んだけど、それでもキツい。 乗るのだとしたら必須のものは以下。 イヤホンのように装着するタイプの耳

          超特急広島小旅行

          俺の中のコアラ

          わきあがるものを大切にし始めている気がする。 たぶん、それを言葉にするならば、能動的とか内発的とかになるんだろう。 身体の内側からわきあがるものと、頭の中からわきあがるもの。 感情と直感と言い換えてもいいかもしれない。 それがネガティブであろうとポジティブであろうと、動物の本能のように、いや自然法則のようにというべきか、その時の自分という惑星あるいは宇宙の法則みたいなもので動く。 人間は本能が壊れている「欲望の生き物」であり、その時々によってその欲望も変わってしまう

          俺の中のコアラ

          日記

          新年、人間関係が加速しててとても良い感じ。 今月は、遠征して固定客と恩人などに会います。 あとは、群れの中に突っ込んでいくだけだ。 群れの中につっこんでいかないと人生はひらけていかないことがわかってきた。 長く身を置くならどんな群れでもいいわけではないけど、色んなところに顔を出しておいた方がいいのは間違いない。 とりあえず、既存のシステムといまある関係性を利用してやれることをやろう。 人間関係は加速しはじめたけど、日常がうまくやれていない。 仕事をやりはじめると

          日記

          強くなるシリーズはやめにした。 本当はシリーズの締めの記事を書く予定だったんだけど、その記事のタイトルとテーマが「沈黙」だったので「ちゃんと沈黙するためには書き切った上で非公開にすることだろう」と思い、完結させるのをやめた。 えらてんさんと某の揉め事でえらてんさんが若返ったみたいな話を聞いて「いいなあ」と思っていたら、俺にも急に若返る経験がやってきた。 えらてんさんを見ていて「戦闘モードになることがひとつの若返りの方法なんだな」と思っていたけど、俺のはそれとは違う方法だ

          強くなる(3)感情をやりきる

          すべてがダメだった時期が長くて、自分の感情を直視するのを避けてきたけど、そのおかげで自分のことが何もわからないままだった。 ようやくそれがわかってきたので、最近はどんな小さな感情にも丁寧に向き合うようにしている。 今日はとても悲しい気持ちになっている。 抑圧せず、ひたすら「悲しいなあ」と感じるようにする。何がイヤなのかをでっち上げでいいから明確にする。最終的に「でもこれは仕方のないことだよな」と納得に向かう。 たぶん普通はその繰り返しの中で人の精神というものは強くなっ

          強くなる(3)感情をやりきる

          強くなる(2)多動を活かす

          多動を活かすためのアプローチとして、今は2つのアイデアがある。 ひとつ、長時間やっていられることをやる。 これは俺にとって散歩だ。散歩から得られる栄養素はまだまだあるようで、今日は「目と耳を使う」をやった。 健常者なら当たり前にいつも働いているものなのだけど、俺は10年以上ずっと目と耳をまともに使わずに生きてきたので、これが当たり前ではない。 ただ見て聞くだけでも身体感覚がさらに研ぎ澄まされる感じがして良くなるんだけど、ちゃんとひとつのものに対して愛を抱くことが重要な

          強くなる(2)多動を活かす

          強くなる(1)日常をまわす

          2024年の抱負も、完璧を目指してしまった。去年と同じことをしてしまったんだ。 などと自分で言っているものの、実はこれはすごくいいことだと思っている。 立てた命題の穴が見つかって、新たな命題が立つ。それ自体はすごくいいことだからだ。 ただし、やはり問題はある。わかる限り2つ。 1つ目が「それを抱負を立てるのに使わない方がいい」ということだ。 それが今回の件でハッキリした。 常に更新されていくものを具体的により綿密に言葉にして完璧なものをつくるのはたぶんものすごい人

          強くなる(1)日常をまわす