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発達障害の一種AD/HD(注意欠如/多動性障害)の特徴について

先日精神科の医師より、発達障害の一種である、
AD/HD(注意欠如/多動性障害)について説明がありました。息子の場合は、特に注意欠如の傾向が強いそうです。
(他に自閉症スペクトラム障害も混在しています。)

例えていうと、ADHDは脳がいつもアクセルを踏み続けているような状態なのだとか…。
「これがしたいけど、今は一旦ストップして他の事をしなければいけない。」という判断がとても苦手だそうです。


ブレーキ作用がないので、興味のある事や好きな事にはのめり込んでいき、
人並外れた集中力で行うことができるそうです。
芸術関係のお仕事の方にこの傾向が強いみたいです。

その逆に、興味が持てないことや嫌いなことは全くもって無関心です。

タイミングよく判断してブレーキをかけるという脳の機能が低いので、日常生活では困ることが多々あります。

しかし、例えば競輪の自転車にはブレーキを装備していないように、その状態がかえって良いこともあるとか…。活躍の場によっては、キラッと光ることもあるそうで…。(それならいいのですが)

上の図左上の前頭前野(字が切れていてすみません)は順序だてて行動したり、行動を抑制したりする役割を果たす脳の領域です。

左下の側坐核は(より大きな報酬を得るために)待つことを司(つかさど)る脳の領域です。

海馬の斜め右下の楕円形の部分小脳はタイミングなどの時間の感覚を司る領域です。

AD/HDの人は、上記三か所の働きが低いと言われています。

この事が原因で起こる日常生活の困難から、二次障害として自尊心の低下につながる傾向が強く、今息子がその状態です。



私はそんな息子に対して、同世代の他の人と比べて卑下する必要はないのだと、態度や言葉で表そうとしています。しかし、教科書のようにはできません。
感情的になっては反省の繰り返しです。母親もまだまだ学びの途中です。

しかし、医師や臨床心理士さんのご指導を受け、また私自身もアンテナをはって学んだことから、ずいぶん心の持ち方が変わりました。

固定観念が無くなっていき、発達障害を一つの個性として自然に思えるようになりました。
ある意味私自身の狭かった視野が広がったのかもわかりません。


たおたおです。プロフィールを読んでいただけると嬉しいです。




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