カミングアウトする?しない?大人の発達障害
無理もありませんが、義母は息子の状態をもう一つ把握できていません。
昨日、義母の晩酌用(焼酎のソーダ割り)ソーダの24本入りケースを息子に運んでもらいました。その時、義母が気を遣って、
「重いなぁ~!」と彼に声をかけました。
一般的にそう言われた時には、
「大丈夫やで!」
「気にせんでもいいよ~」と答えるかと思います。しかし、彼の返答は……
「うん、重いよ…」🤣
非言語的コミュニケーション
そう呼ぶのだそうですが、もうお察しの通り、義母としては、自分だけが飲むものを代わりに運んでもらって「悪いねえ」「ごめんね」という思いから、息子に「重いなぁ~!」と言いました。
その言葉の意図を理解できない息子は…
「重いのを重いなぁって…」
「おばあちゃんは、なんでそんな変な言い方をわざわざして来たん?」
と、困惑した様子で私に言いに来ました。
これなんですよね!
発達障害の特徴の一つだそうです。(個人差が非常にあります)
私は長い間、息子を「非常識!」としかとらえることができませんでした。以下のように丁寧に説明するのが、息子を納得させて落ち着かせる1番の早道だと気づきました。
「ソーダはおばあちゃんにとって、晩酌するのになくてはならないもんやろ?」
「でも重たくておばあちゃんでは運ぶのは無理やんな?」
「自分の代わりに重い物を運んでくれた孫にしんどい思いをさせてしまって、すまないと思っているんやで。」
正直言って、せっかちな私には疲れるやりとりです。
しかたありません!自分が産んだ息子ですから。
親の私でもわからない世界ですので、息子の状態を周囲に理解してもらうのはなかなか難しいことでしょう。
義母はまたしても息子に思ったまんま発言…
「あんたは脳の病気なんやから!」
これはさすがにレッドカードです。先日もこの言葉でややこしくなったのですから。
その言葉を息子に言わないように、義母にゆっくりと話をしました。
落ち着いて話せば、義母はわかってくれる人です。(ただし、忘れる恐れがあります)
約1年半前です、息子は発達障害かも?と気づいたのは。
彼はもう26歳になっていました。
「もしかして、うちの子は発達障害?」
「夫がそうかも?」「妻は恐らく…」「親はきっとそうだろう…」
ブログ等を通して、そういった思いを抱えておられる家庭が意外に多いことを感じています。
「もう何年も家族として共に生活し、今さら診察してもらわなくてもこのままでもいい。」そうお考えの方も大勢いらっしゃると思います。
「ちょっと生き辛いけど、なんとか頑張って他の人には気づかれないように過ごしたい。」
反対に、「周囲に理解してもらいたい、配慮のある環境で仕事をし、楽に生きていきたい。」
考え方は色々で良いのではないでしょうか?
何が正解で、何が不正解というものではないと思います。
本人がどうしたいのか?
出来ればそこを重視していくのが良いのかな?と思っています。
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