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熱唱!一人カラオケ100曲のその後

昨晩息子が声をからして帰ってきました。
>映画を見た後、一人カラオケに行ってきてん。
>へ~、そんなかすれ声になるほど歌いまくったんや。

今日精神科の医師に聞かれました。
>どれぐらい歌ったんですか?
>はい、8時間で100曲ぐらいは歌いました。(ようやるな~)

息子を見ていて思います。自分が楽しいと感じることをする大切さを。
最近家でも好きな映画を見るようにもなりました。

同年代の人と自分を比べて、いつも卑屈なネガティブな気持ちを抱いている息子。「僕はダメ人間なんや…」と。

今日、臨床心理士さんのカウンセリングを受けた時に息子が言いました。

>なるべく他の人と比べるのはやめてみます。
>映画を見に行った時も「周りの人から笑われている」という被害妄想がまた出ましたが、
「それは僕の勘違いだろう、有益な感情ではない」と打ち消すことができました。なんとか…

>家族や友人に対して今迄の感謝は、実に表面的なものだったと思います。僕は周囲の人からたくさん心をもらっているので、もっと深く感謝しなければと思うんです。
>来年は事業所に復帰しなければと思います。そしてちゃんと仕事につかなければ!と思っています。でも、今すぐというのは怖いんです。

息子もなんとか前を向こうと、もがいているのがわかりました。
ネガティブな自分と戦っているのでしょう。

臨床心理士さんが息子に言われました。

「もし、うまくいかなかったらどうしよう?」
「また前と同じ失敗をするんじゃないか?」

>このような心境を予期不安というのですが、この感情は非常に強いものなんです。

やってみたら何でもないかもしれません。
想像したのとは全然違って、大丈夫だったりすることも多々あります。
ですので、行動を起こす前からあれこれ心配せず、その時に考えるようにしたらどうでしょうか?

予期不安?

初めて聞く言葉ですが、これは発達障害の有無にかかわらず、
大なり小なり誰もが感じるものだろうと思いました。

一人カラオケで発散でき、ほんの少し心に考える余裕ができた息子。
私はドタバタしながらでかっこ悪いですが、それでも寄り添っていこうと思っています。


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