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母親では補いきれない発達障害の対応、息子の親友のありがたさを感じた話

「自己肯定感」という言葉を最近よく耳にします。

息子を見ていて感じます。

その自己肯定感とやらは、低いどころではありません。
ゼロ?いやいやマイナス?と思うほどです。

外で人とすれ違った時に目が合うと、息子は必ず私にこう聞きます。
「さっきの人、僕のこと見て笑ってなかった?」

数人が楽しく笑いながら話しているところに息子が遭遇したものなら、もう大変なことになります!
「あの人たちは絶対に僕を見て笑っていたんや!」

帰宅後、息子はしばらく打ちひしがれます……

本当に、いつもいつもなんでそうなるのかな?
毎回私は全力で否定していました。

まあ、いくら否定してもすぐには収まらないので、最近は一言だけ…
「そんなわけないと思うで。」と言って、あとはほっておきます。
(しかしながら私の心の中は、なんとも言えないイライラ感でいっぱいになってしまうのです。)

ちょっとだけ息子は変わりました。
「笑われた気がしたけど、また僕の被害妄想やんな?」
と、私に何度も何度も言いながら落ち着いていきます。

私は聞かれるたびに
「うん、そうやで~」を、ひたすら繰り返します。


先日、またもや道ですれ違いざまに人と目が合いました。
しかも女子高生、一番ダメなやつです(≧▽≦)

帰宅後、予想通りに息子が打ちひしがれているその時に、唯一の息子のお友達からLINEが来ました。

「元気?落ち着いてるか?」
「久しぶりに会おうか?」
(そんな内容だったそうです。)

息子の表情が急に明るくなりました。
「誰も僕のことなんか意識してないのに気にするなんて、アホやなぁ~。」
「友達から連絡もらったら、すっかり気持ちが変わってしまったわ!」
(あの~息子さぁ~ん、お母さんもとっても心配しているんですけど……)

なにはともあれ、収まってホッとしました。
仲の良いお友達の存在って、これほどまでに大きいのだなぁ~と、感じた日でした。

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