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「とにかく目立ちたくないんです。」
「1ミリでも人の目につきたくはありません。」
息子が臨床心理士さんにそう言いました。続けて言うには…
「反対に母は目立ちたがり屋なんです。」

いや、それは違うよ、息子くん!
私は本来はおとなしい静かな女性なんです。(と思います)
今、どなたか「え~!うそでしょ?」と言いませんでした?
本当なんです。

小、中学生の時は声が小さいといつも先生に注意され、
夫とつき合っている頃は、食事に行っても自分で注文ができないほどシャイでした。
その後大人になり、数々の経験の中で、言うべき事、黙っていてはいけない事がどうしても出てきたので、例えその時に目立ったとしても、誰かに嫌われたとしても、口を開くようになったのです。

しかし、現在の状況の息子に
「人にどう思われようが、いちいち気にするな!」
「心配するな、君の事なんか、だ~れも気にとめてないから…」と、
頭ごなしに言っていた私は、あまりにもガサツでした。

なぜいつも自分を隠したいような心になっているのか、これからじっくり聞いてみようと思います。

恐らく息子だけではなく、他にも出来るだけ目立ちたくなくて、そっとしてもらいたい人はいるんだと思います。

もしかして今迄私は、上記のような人に対して、
心の中に土足で乱入するような、ガサツで考えなしの行動をとっていたことがあったのでは?
ガンガン応援したり励ますつもりが、実は相手の人につらい思いをさせていたのでは?

そう考えると、急に反省の気持ちが湧き出てきて、震える思いです。

「そっとしておく思いやり」

義母がよく言っています。自分の感覚だけで動いていたことを、おおいに反省しております。


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