息子が初めて自分の事を父親に語った!発達障害を生きる
ネガティヴ封印の朝
朝ごはんの時、息子はいつもになく緊張していました。1年8ヶ月ぶりに夫が中国から帰国し、家にいるからです。
毎朝の行事のようになっている、
「落ち込みネガティヴ祭り(泣)」は開催されませんでした。
息子は父親の夫に
「おはよー!」と、普段からは考えられないほど明るい挨拶をしました。
以前、「なんやその暗い顔は⁉️」と、夫に怒られた体験があるので、
無理に明るくしているのでしょう。夫の前で息子は、箸を並べたり醤油を出したりと、明るくテキパキと動き回る別人になっていました。
どんどん不安になる私
あまりにもいつもと様子が違う息子。
どこか不自然に見える笑顔で夫に話しかける姿を見ながら、私はドンドン不安になっていきました。
(夫はこれから1か月近く家にいるのに、こんなに無理していたら息子は爆発してしまわないかな?)
楽しそうな雰囲気になればなるほど、私の心は乱れました。
突然息子が夫に発達障害の話をし出した!
私は台所に立ちながら、夫と息子の会話をヒヤヒヤして聞いておりました。
夫:「ワクチン接種の予約の日がもうそろそろやな?忘れずに手続きをしなさいよ。」
それを受けた息子の言葉に、私はビックリしました!
息子:「お父さん、僕が発達障害だということは聞いてるよね?
他の人にとって簡単に出来る事でも、僕にはどうしても出来ないことがあるんやわ。頭にインプットできても、整理出来なくてアウトプットが出来ないとか、他にも沢山困りごとがあって…
出来ない事は他の人に手伝ってもらう事にしてます。お母さんにも協力してもらってます。」
父親としての夫の返事
夫:「そうなんや…お母さんからも聞いてはいたけど、更に具体的にわかったわ。ありがとう。君が良い状態でいられるのが一番やからね!」
その夫の言葉を聞き、私は嬉しくて嬉しくて、涙を流しながら洗い物をしました。
その後の息子の様子
夫の理解ある言葉を聞いてからは、
息子は緊張が見え隠れする表情から自然な表情へと変わっていきました。
今度は何やら映画の話を楽しそうに夫に話しております。
まだ夫に対して緊張はあると思いますが、息子の心境に大きな変化が感じられます。
おばあちゃんは大物!
おばあちゃん(姑)は、いつもと変わりない様子でした。
夫と息子のやりとりを目の前にして、表情一つ変えずに黙々とご飯を食べておりました(笑)
さすがは大物です!
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