来る!アメリカ大統領選挙!!票を多く取った者が勝ちではないんです・・・
最近、なにかと話題なのが
アメリカ大統領選挙です。
話題にはなっていますが、アメリカではどのように大統領が決定するかご存じですか?
基本的に、共和党、民主党から一人ずつ候補者が選出され、現在でいうと共和党の代表者が現職のトランプ大統領、民主党の大統領がバイデン氏です。
両党の代表者が、バチバチのタイマン勝負をする事で大統領が決定するのですが、多く票を獲得した人が勝利する訳ではありません。
「選挙人」を多く獲得した人が勝利し、大統領になるのです。
大統領選に勝つには、選挙人という駒を、多く獲得しないといけないんですね。
この選挙人は、一体どういう意味なのかというと
アメリカの各州には、上院、下院の議決数の合計の選挙人が割り当てられています。
そして、その州の有権者から、多く票を集めた候補者が、その州の選挙人を総取りできるんです。
まだまだ分かりにくいと思うので、日本で例えてみましょうか。
東京には、約130の議員定数が存在します。
これをアメリカの上院、下院の議決数に置き換えて、東京に割り当てられた選挙人は、議員定数の数である130だとしましょう。
そして、獲得票数は、選挙人の話と切り替えて考えて下さい。
東京都民が千万人、投票をしたとして、首相候補Aが6百万人、首相候補Bが4百万人票を獲得したとします。
有権者から多く票を獲得したのはAなので、東京都に存在する選挙人130は、Aが総取りできます。
この時点で、選挙人スコアはAが130 Bが0という大差がついてしまいました。
しかし、Bは北海道出身で、北海道では絶大な人気を誇っています。
北海道の議員定数は約100。割り当てられる選挙人は100ですね。
投票はBの圧勝。一気に選挙人スコアは、Aが130 Bが100と、その差30にまで縮小しました。
少しずつ、アメリカ大統領選の感覚はつかめてきたのではないでしょうか。
アメリカはカリフォルニア州やアリゾナ州など、50の州がありますから、上記のようなプロセスが50回行われ、最終的に選挙人を多く獲得した方が勝利し、大統領に就任するのです。
50も州があれば、貧困層が多い州があったり、黒人の方が多く住んでいる州もあったり、ヒスパニック系が多く住んでいる州もあります。
貧困層が多い州が選挙人が多く、貧困層向けの政策を掲げ、その州を集中的に演説回りし、選挙人を獲得する。なんていう選挙戦略も存在します。
今後、アメリカ大統領選まで、ちょこちょこと小出しで記事を書いていきますので、良ければ続いて一読いただけると幸いです。
今回の記事では
投票数ではなく、選挙人数で勝ち負けは決まる。
という事を覚えておきましょう。
youtubeの方でも、マッサチャンネルという名前で毎週3回、動画を更新していますので、良ければ見てみてください。
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