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【自己紹介】

はじめまして。chiiと申します。
この記事は新卒から現在社会人5年目まで広告業界/デジタルマーケティング業界にいる一兵卒の若造のつぶやきブログです。(2022年時点)
内容は正直多種多様ですが、できるだけ私が感じる広告業界/デジタルマーケティング業界ってどうなの!?という実体験を伝えていきたいと思います。もし少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ご一読、いいね、ご購読いただけますと幸いです。

1.はじめに:新卒~現在までの経歴

2018年4月~ :某国内IT系グループのアドテクノロジー会社に新卒入社
          同時に子会社に出向
2020年12月~  :1社目退社
2021年1月~ :某国内大手広告系グループ会社(デジタル広告)に中途入社
          ※2023年1月現在も在職

2.1社目について


会社概要と入社当時

まず1社目の簡単な会社概要をお伝えします。


2012年からサービスを開始した広告配信プラットフォーム(DSP※1)をメイン事業としている東証一部上場企業。
その他にもアフィリエイト(ASP※2)やメディア事業、広告代理店事業等も展開。
※1:ディマンドサイドプラットフォームの略。インターネット広告配信プラットフォームの1種で、WEB上の各ユーザー(ブラウザ)と親和性のある最適な広告を配信する手法。
※2:アフィリエイトサービスプロバイダーの略。広告主(メーカー等)とメディア(アフィリエイター)をマッチングさせるサービス。広告主にメディアを紹介したり、メディアに広告主を繋げたり等を行う。

このような会社に入社した私ですが、内定をいただいた当初から内定者インターンとしてアドテクノロジー事業(DSP)の営業として関わらせて頂いておりました。
と言いつつ、基本的な広告知識もなく、OAスキルもない私は、ある種”勉強”しにいくような気楽な立ち位置でバイト感覚でやらせていただいておりました。

そしていざ入社式。そこで告げられたのが子会社(ASP事業の会社)への出向。開いた口が塞がらないとはまさにこのことなのだなと実感しました。
しかし出向先での業務は大変ながらも非常に貴重であり、ぐーんと私を成長させてくれた時間でした。

ベンチャー気質な社風とトライ&ヘラー

出向先での業務内容は以下の通り。

・ASP事業:アフィリエイターへの営業
※既存事業。但し入社してすぐDSPメインになったため、初期のみ。
・DSP事業:広告営業/運用
※新規事業。親会社のDSPのOEMで、アフィリエイター向けにカスタマイズし事業展開。
・EC事業:医薬部外品/化粧品の企画、開発、販売と広告運用
※新規事業。

入社当初ASP事業と新規のEC事業を兼務する予定だったが、インターン時代からのDSP知識を活かすべく、早々に新規のDSP事業に異動。
DSP事業においてはメールやテレアポでの新規営業や飛び込み営業~広告運用まで従事。
EC事業では2商品を企画/開発。主に広告運用やGoogleアナリティクス、Googleタグマネージャー、カートシステムの管理/運用に従事。

DSPのほうでは、右も左もわからない中(且つ周りからの期待と圧力もある中)、自分なりに創意工夫し、あまり周りがやっていない営業スタイルやリクルーティングを行い、徐々に力をつけていっていました。
(特に今時飛び込み営業するデジタル系企業はないため、むしろ営業先からは交換を持っていただけました。とはいえ来訪しても不在であったり、そもそも異なった住所でHPに記載されている等の不発もありつつですが、、、)

一方でEC事業も自社DSPの運用ノウハウはあるものの、Facebook/Instagram、Google、Yahoo!広告の運用ノウハウは持ち合わせていないため、資料や情報収集し、自分でインプットし、トライしてみる日々でした。
加えてタグやカート管理、分析等は全くわからないため、これも各事業会社に協力いただきつつ、徐々に自分のものとしていく毎日でした。
※このあたりの各事業経験談は別記事で後日展開予定です。

3.2社目(現在)について


初の広告代理店業務と対大手クライアントへのプレッシャー

そんな3年目の夏~秋ごろに転職することを決め、比較的急ピッチで転職活動を開始しました。ポジティブな転職意向でいわゆるキャリアアップを狙ってのものです。
その中でも広告代理店を中心に見ておりました。幅広い媒体(広告配信プラットフォーム)に触れたい、大手クライアントの商品に関わりたい、ブランディング案件に携わりたい。そんな願望の元でした。

結果、縁あって今の某大手国内広告代理店のグループ会社であるデジタル系広告代理店に広告プランナーとして入社しました。
ただそこから1年は特に正直しんどい日々でした。
なぜなら1社目で提案資料も作ったことがない、自社DSP以外のノウハウがほとんどない、代理店としての振る舞いも知らない。そんな若造だったからです。そして何より直属の上長がとんでもなく仕事ができる人だったためです。(これはむしろポジティブですが、当時は勝手にプレッシャーに感じてました)

とはいえ、なんとか食らいついていくしかないので、日々ひたすらインプット。また少しでも自分の存在感を出し、存在意義を見出したいと感じた私は、各種方面で得た情報をアウトプットし同事業部内で最も知見をアウトプットできる存在になろうと決心しました。
その甲斐もあり、1年目の後期から現在に至るまで同事業部内で1,2位の知見数をアウトプットするのが当たり前の状態になりました。事業部内でも”知見投稿が多いメンバーと言えば私”というブランディングができていると自負しています。

肝心の本業のプランナー業務は、日々提案資料のダメ出しもされながらもまずは、連携して動いている親会社の営業さんやクライアントの各ブランド担当者からの信頼を積み重ねていくべく、我武者羅に取り組んでいました。
途中失敗も多々あったものの、自分の積極的な姿勢や意見、アイディア等を発信していった甲斐もあってか、徐々に信頼貯金してきているなと感じています。

そんな私にも後輩が付き、トレーナーとしての責任感も持ちながらキャリアアップするべく邁進している日々です。
※このあたりの実情も後日より詳細に別記事で書いていく予定です。

4.私の考える今のデジタル広告/デジタルマーケティング業界


まず前提として、これは社会人5年目の若造が考える1意見ですので、先輩社会人の皆さんにとっては当たり前であったり、いやいやちゃうやろ等ご意見あると思いますが、温かい目で見守っていただけたらと。
これから社会人を迎える方や年次の近い方は、そういう考えを持った人もいるのねと思ってもらえたらなと。当然参考になる部分があれば私としては大変うれしいですが。

私が広告媒体側や広告代理店側(あと少しだけメーカー側)の2つを経験して思うことは、大きく2つ。
1つは、めちゃめちゃ当然のことですが、デジタル広告/デジタルマーケティング業界は今後まだまだ伸びるということ。
(そもそも広告とマーケティングという粒度の違いものを一括している点はご了承ください。広告業界と一口に言っても、、もはや広告だけやっている企業はあまりないので、マーケティングという広義な面も含めておきたく)
もう1つは、データ至上主義だけでなく、ユーザー心理の重要性が高まってくると考えているということ。
それぞれご説明します。

出典:IDC Japan「国内デジタルマーケティング関連サービス市場支出額予測、2020年~2025年」、2021年12月21日


出典:総務省 第2部 情報通信分野の現状と課題>第3節 放送・コンテンツ分野の動向>(2)広告

デジタル広告/デジタルマーケティング業界はまだ伸びる

至極当然のことと思いますが改めてデジタル広告/デジタルマーケティング業界は今後も伸び続けると考えております。
上記IDC Japanと総務省の予測データからも言えるように、これまでほどの伸びはないかもしれませんが、各市場における支出は増加の予測。
また、こちらのデータからは確認できないものの、ITサービス系の企業のみならず各業種においてデジタル化やデジタルトランスフォーメーション(DX)がうたわれ、生産性向上(人件費や経費、管理費等の見直し)が行われています。
加えて、オンラインとオフラインの統合(O2OやOMO)も私たちの生活で間近になり、デジタルはWEB上のみに閉じない在り方が増えてきています。
そのような非常にスピード感の早いデジタル社会に展開している追い風もあり、まだまだ伸び続けると考えています。

ことデジタル広告業界においては、四マス(TV/ラジオ/新聞/雑誌)に代わる主要媒体になっており、各企業がデジタル広告への出稿比率を高めている今日この頃です。かつてのようにただ広告を出せば売れる時代ではなくなった今では、如何に限られた資源(予算や人件費等)を割いていくかが問われているため、デジタル広告のような細かい広告ターゲティングや予算設定等ができる媒体は重宝されやすいのです。

とはいえ、デジタルは移り変わりが激しく、新しいサービスが出てはなくなりを繰り返す状況です。まさに私はそのようなデジタル広告業界に身を置いているため、現状に甘んじることなく、これからも見据えながら、各ステークホルダーと協業し、社会に対してよき貢献ができるよう取り組んでいく所存です。

データ至上主義からユーザー心理を読み取る重要性へ

現在cookieless時代※と言われ、いわゆる3rd Party Cookieの活用ができなくなったため、広告業界は一つの過渡期と言えます。
その中で特に重要視され、ホットな広告手法としてビッグデータ活用が挙げられます。
例としては各メーカーが保有するオウンドメディア来訪データや購買データ、流通企業のID-POSデータ、決済サービサーの決済データ、EC上での行動/閲覧/購買データ等が挙げられます。
そのためそのようなデータを保有する企業にとっては自社内でデータを活用した取り組みもできれば、外部に対してデータ提供を行っている企業もあります。それほどデータが重要視されており、ユーザーへの適切なアプローチ方法としては欠かせない存在となっているのです。
※cookieless時代についてはこちらの記事をご参照ください。

一方で個人的には今後近い将来データ至上主義ではなくなるのではないかと考えています。
理由としては、今後もより一層データの需要が高まればいかにデータを貯められるか、質の高いデータを収集できるか、が目的化していってしまうのではないかと懸念しております。
当然データは保有しているわけでは価値がないので、その後どう活用していくかが本来重要です。ただデータが多いから、あるいは質の高いデータだからといって、必ずしも完璧に(完璧に近い形で)ユーザにアプローチすることはできるのでしょうか。
営利企業であることを考えると当然会社の利益が出ることがKPIなのですが、そのようなデータ活用だけで持続的に達成していけるとは個人的には思えないなと。ましてや人間は合理的に生きる生き物とはいえ、100%合理的に行動しているとも限らないわけで、、、

そのため私個人としては、改めて人間の行動心理を考えたマーケティングが今後重要視されると考えています。(といいつつそこは過去も現在も意識されているのかもですが)
すなわちどういう状況の時に人間はどう行動し、購入し、リピートをするのを心理学から学び直し、事業に活かしていくのが良いのかなと。
当然そのうえでデータは必要不可欠なので、データを使わないということではなく、一つの判断材料として活用するというもとで考えておくとよいと思います。
そうすることである意味各企業オリジナルのデータ(情報)の構築ができるのではないでしょうか。
個人的にも将来そのようなマーケティングやコンサルティングができたらよいなと考えています。

5.おわりに

ここまで読んでくださった皆様、まずは御礼申し上げます。
ありがとうございます。
この記事が第1弾ということもあり、簡単に私のパーソナルな部分から、私自身が身を置くデジタル広告/デジタルマーケティング業界についての意見を述べさせていただきました。
このような内容を記載する意図としては、同業界の様々な方との繋がりを広げる目的もあるので継続していきますが、一方でこれから私たちの方な業界に飛び込みたいという方への一つの参考材料にもなればと思っております。文章を書くのが得意というわけではないので伝わりにくい部分もあるかもしれませんが、気になる点やご要望あれば言って頂ければと思います。

また、完全に私の趣味やプライベート部分も別記事で記載していく予定なのでそちらももしご興味あればみて頂けると嬉しいです。
締めがやや硬くなってしまいましたが改めてお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。



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