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哲学メモ

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哲学っていうとなんですが、考え事をただ書いていきます。
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#象徴

「形ないものと形あるものの関係性」

 エネルギーは意味の形相だと言って良い。
物質の取り得る形態、気体、液体、個体、これらがマクロな領域で顕現したもの、それが空、海、大地である。空と海と大地は、物質の取り得る三つの形態の象徴的なものと言って良い。

 物質というのは、エネルギーの一形態であるのだが、エネルギーの一形態であるが故、エネルギーが物質に転化したとしても、エネルギーが消えるわけではない。エネルギーはいわば潜在的に存在している

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「イデアの探究―空と海を渡って―」

 Discordで知り合った、すっぺらこっぺらさんというHNの方の考えを参考にしたのだが、意味の可能態の世界と、その現実態の世界とを、沸々と煮え滾るお湯に喩えられるかもしれない。沸々と煮え滾るお湯は、その中に揺らぎを持っていて、それが意味の可能態になる。そしてお湯の泡沫が現実態である。この比喩は正しく、可能態の揺らぎを作っているのは、熱によるエネルギーなのだ。そしてそのエネルギーが上昇し終えた時、

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『心の研究』要約

 拙著『心の研究』ですが、今のところ出ている情報が目次しかないので、
要約を書いてみようと思います。『表』と『裏』の内、ほとんど『表』についての要約です。宣伝になりますが、『心の研究』 井上 こん でググると出てきます。始めに本の紹介文を載せます。その下が要約になり、最後に目次を載せます。

紹介文

 始めに、心と物の関係から考え、現代的な物心、心脳の捉え方を見直し、世界に潜在する心に目を向ける

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「象徴的なこの世界」

 『心の研究』で書かれた「表」の章、あの思想の解説と解明をしたい。何故なら、自分でもあそこで書いたものは、どういう原理であのようになっているかが分からないからだ。しかし、自分の思想を書き連ね、その思想に類する思想を調べているうちに、だんだんとそれが明確化してきた。中でも神秘主義と象徴、これが『心の研究』で書かれた「表」を明らかにしてくれることが分かってきた。
 ここで自分の位置付けをはっきりさせ、

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