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日本の国家安全保障90年代

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2022年5月の記事一覧

日本の国家安全保障90年代 26

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 2

合衆国海兵隊は兵力17万人で、太平洋海兵隊部隊は兵員6万人である。

合衆国海兵隊は

ゼネラル・ダイナミクスM1A1戦車を271両、

GMカナダ(現・GDLSカナダ)LAV-25 25mm砲搭載軽強襲車を423両、

LAV軽強襲車派生車240両、

とともに

フード・マシナリー・アンド・ケミカル・コーポレーション(現・

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日本の国家安全保障90年代 25

日本の国家安全保障90年代 25

第7章 東アジア各国の戦力

 

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 1

アメリカ合衆国軍は世界各地に展開しており、地域コマンドとして

欧州軍、

太平洋軍、

中央軍、

南方軍、

があった。

90年代の東アジアは太平洋軍(United States PAcific COMmand,U.S.PACOM)が受け持っている。

アメリカはこの地域の日本、韓国、

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日本の国家安全保障90年代 24

日本の国家安全保障90年代 24



航空自衛隊 1995年 新・防衛計画の大綱における防衛体制2

支援戦闘機部隊は3個飛行隊のまま維持された。

ただでさえ少ないものを削減しようが無かった。

第8飛行隊(青森県・三沢基地)はF-1からF-4EJ改に機種更新された。

第3飛行隊は

次期支援戦闘機FSX三菱重工業/ロッキード・マーティンF-2(アメリカでの呼称・F-16SX-3)支援戦闘機

(自重9527kg、離陸最大重量

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日本の国家安全保障90年代 23

日本の国家安全保障90年代 23



航空自衛隊 1995年 新・防衛計画の大綱における防衛体制1

旧・防衛計画の大綱に定められていた航空警戒管制部隊は

28個群

から

8個群・20隊

と大きく削減された。

自動化が進んだこともあるが、正当な削減理由が提示されていない。

飛行隊には

E-2Cホーク・アイ早期警戒機に加え、

空中警戒管制システムで広範囲の捜索、高速度処理による管制、などで高い警戒管制能力を持つ

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日本の国家安全保障90年代 22

海上自衛隊 1995年 新・防衛計画の大綱における防衛体制2

掃海部隊も2個掃海隊群から1個掃海隊群に半減された。

このあいだ、

潜水艦を狙う深深度敷設機雷の処分用に導入された

MSO-301「やえやま」を1番艦とする

やえやま級掃海艦

が1993年から1994年に3隻導入されている。

また、

老齢化した掃海母艦と機雷敷設艦の代替に

MST-463「うらが」級を1番艦とする

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日本の国家安全保障90年代 21

海上自衛隊 1995年 新・防衛計画の大綱における防衛体制1

新・防衛計画の大綱でも、シー・レーン防衛、機動運用に当たる4個護衛隊群は維持された。

このあいだにイージス護衛艦4番艦DDG176「ちょうかい」が竣工し、4個護衛隊群すべてにイージス艦が配備され、艦隊防空は飛躍的に高く保たれることとなった。

また新型汎用護衛艦DD101「むらさめ」を1番艦とする

むらさめ級汎用護衛艦

の導入が

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