DA1KE

慈善家、美術品蒐集家、パトロン

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最近の記事

[感想] アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」 第12話

久しぶりにアニメを観て泣きました! バンドアニメと学園祭ライブ「ぼっち・ざ・ろっく!」はバンドアニメです。この一つ前に見たのは「覆面系ノイズ」だったと思います。早見沙織さんがNARASAKIさんの曲を歌うという重要無形文化財です。ちなBECKは見たことがない。 第12話「君に朝が降る」は第11話に続いて学園祭の話。そしてそこでのライブです。学園祭ライブがあるアニメということで思い出されるのは、まず「涼宮ハルヒの憂鬱」です。また、ライブはありませんが、学園祭が一生分詰まった

    • 呪われたもの ベートーヴェン中期

      はじめに 全3回でベートーヴェンのピアノソナタについて書いてみたいと思います。この記事では、中期ソナタの中でも有名な23番、いわゆる熱情ソナタがテーマです。 クラシック音楽を聴くというのは時代遅れな習慣かもしれませんが、クラシック音楽でしかどうにもできない気持ちというものが有る。また、同じクラシック音楽でも、オーケストラの音楽というのはコンサートホールで聴かないと「揚げていない芋」でしかありません。その点ピアノ曲ってすげぇよな。 中期のベートーヴェン作品 中期のベート

      • Re: VTuber I Knew

        「わかるわかる、あれは一体何だったんだろうね」と読んでいたので、補足のつもりで書いていますが、補足になっていなかったら自分自身のオリジナルだったということで。 1. 「バーチャル空間上に」「わかるわかる」となっていたのは、やはり自分が当時「バーチャル的」なるものを感じていたからであって、実際あれって何だったのでしょうか。設定、演出、世界観。空気に酔っていたのかもしれません。今となってはよく分からないからこそ、引用元のツリー中でもあまり触れられておらず、そのことが次のトピック

        • たった2枚のアルバムでジャズを!?

          この記事を読むと2時間くらいでジャズを履修…できます。ジャズって言うのはアレだラーメン屋で流れてるやつ。 1枚目:Live in Tokyo/Bill Evans ビル・エヴァンスは最も有名なジャズピアニストの一人です。その演奏は繊細で非常に美しく「ジャズピアノ」のイメージの開祖と言っても過言ではないと思います。 もちろん多くのレコード・CDが発売されてきました。が……音質が相当貧弱なのです。「エクスプロレイションズ」とピアノソロ数枚を除いて相当厳しい…音が繊細って言っ

        [感想] アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」 第12話

          DUSTCELL 『SUMMIT』 を聴く

           DUSTCELLはMisumiさんとEMAの二人によるプロジェクトです。ご存知の通り、わたくし だいけ は生まれた時からEMAのファンなのですが(叙述トリック)、1stソロライブも終わったところでアルバム『SUMMIT』について、思うところすべてを書いてみようかと思い立ちました。早速やっていきましょう。​ 1. CULT  冒頭からミドルテンポの四つ打ちで始まるこの曲が示す通り、IDM的な要素はDUSTCELLの特徴のひとつです。歌を聴かせつつ踊れるトラックが目白押しです

          DUSTCELL 『SUMMIT』 を聴く

          緑仙がこの先生きのこるには?

          秋の味覚に翻弄されている だいけです。皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。 このたび、緑仙のこれからを考える会が開かれました。(動画の13分から) この機を逃すわたしではありませんよ。公認推し語りの時間だ。 配信で話されたトピックは以下の通りです。根本的な問いは これから色々な人にもっと自分の事を知ってもらうには?でした。 1. ファン活動による普及 (切り抜き、イラスト) 2. 自身のコンテンツ (やりたいこと、強み) 3. 配信媒体とファン層 4. コラボについて

          緑仙がこの先生きのこるには?

          自分に向けられたコンテンツしか見ないよ

          お久しぶりです だいけです。 Macのキーボードとタッチパッドが突如動かなくなり、文章を書くのが億劫になっていました。だからスマホで書いとるよ……まるでデジタルネイティブのよう(ここ伏線です) VTuberを追いかけて、はや一年半が経ちました。企業については予想外なことに、ある程度儲かっているように見え、それ故に生じている課題も多いなと漫然と感じています。 以前書いた事の繰り返しになりますが、リアルでは色々な事情で出てこなかった才能が見出される場となる事を希望しています

          自分に向けられたコンテンツしか見ないよ

          夏至の陽は落ちて

          気がつくと週45時間視聴してただいけです。最近の配信をさも親しげに振り返っていこうと思います。 引退についての記事を前書いたので、その後からですよね。 最も印象に残っているのは卯月コウくんの一連の配信で、5万人突破以降、帰ってきたエモグランプリ、そしてアイシーに至るまで、流石と膝を叩きたくなるものが目白押しでした。リアイベは行けず残念。 6月初旬では、花ハ踊レヤいろはにほ のカバーがイラストの可愛さも合間って何度もリピートして聴いてしまった佳作でした。雨森小夜さんの配信

          夏至の陽は落ちて

          VTuberファンのための投票

          まずはレシピをご覧下さい1. noteの有料記事を作成する 2. 無料公開部分に投票の趣旨と賛同を募る内容、期限を明記する 3. 有料公開部分では運用状況を更新していく 4. 単価を設定して公開する 5. 記事作成者は期限後に集票し、要旨を記載してVTuberにスパチャする 6. 有料公開部分に配信アドレス、領収のスクショなどを貼付して更新する 7. 一定期間後に記事を閉じるか、無料公開する この方法の評価利点 - VTuberに結果を投げつけられる

          VTuberファンのための投票

          ヘゲモニーと怒り ─にじさんじSEEDs─

          六月になりました。四月以降、にじさんじから3名引退者があり、すべてSEEDs一期からという結果でした。 昨夜は名伽尾アズマの引退配信が行われ、海外に移住するため配信が不可能になるとの説明がありました。 蛇足ではありますが、彼女の引退をめぐって、何が明言されなかったのかを少し書いてみようと思います。 引退発表から5月15日にTwitter上で引退発表をしてから引退配信まで、内外のコラボを中心に多くの配信をやり遂げました。これは、ファンを十分に納得させるだけの筋を通したもの

          ヘゲモニーと怒り ─にじさんじSEEDs─

          ある企画屋の創造的回答

          にじさんじ格付けチェックが面白い。ここ最近で一番。 緑仙は少し前、企画に関わる回数を減らすと配信内で伝えた。もっと歌を聴きたい人がいたりとか、自分のチャンネルでの大規模コラボを重ねたことを悪く受け取った人がいたり、色々と思うところがあったらしい。 箱全体でも、数字ばかり気にしたり、古参と新参加入メンバーの摩擦に気を揉んだりするきらいもあった。そんな中、格付けチェックの企画を多くの人が楽しみ、一期生から最近加入したライバーまでが皆、楽しそうに配信していた。 この曲のことを

          ある企画屋の創造的回答

          バーチャルをインターネットにしない

          「どこから見つけてきたんだよ…」アメリカ人は大好き「アメリカン・アイドル」という番組、中国でもコピー番組が乱立して大人気らしいです。素人さんが一芸を披露してゲストは驚き、会場のお客さんは狂喜する、という内容です。 筆者にとってVTuberを追いかける最大の理由は、この番組に近いものがあります。バーチャルの持つ最も輝かしい特性は、本来であれば世に出なかった才能が、化身を与えられることで守られ、見出される喜びが共有される場として存在することだと考えているのです。 実際、「今ま

          バーチャルをインターネットにしない

          誰の声を聴いたのか?

          自らの心情を直接的に吐露し、不安を訴えたライバー。それに対して支持の声と、いわゆる「RP剥がし」に対する批判とが混じり飛んでいます。あの配信で私たちは誰の声を聞いたのでしょうか。 わたし=ライバーまずは配信タイトルの通り、あれはライバーとしての一つの顔である、とする捉え方です。VTuberが直面する現実の厳しさと、悩める魂への共感にうちふるえる、大変ナイーブなものの見方です。このように聴こえた方は、そのままの君でいて。 ここには、また別のメタな見方も存在します。以下の視点

          誰の声を聴いたのか?

          インフラエンサー

          要旨: ある種の技術系・技能系VTuberによる再生産のプロセスを愛でよう、というお話 多様な技術系VTuber専門的な情報を発信するVTuberさんが数多く活躍されています。科学、ビジネス、プログラミング、作曲やイラスト…幅広い分野で有益な情報を提供しつつ、VTuberとしての側面も併せ持つその存在感は、界隈の知性や多様性を示す明るい側面として、これまでにも注目され、取り上げられてきました。 これは例えばエンジニアがキャリアの一環として技術ブログを執筆する姿の延長のよう

          インフラエンサー

          replicate(d)

          一般通過視聴者のだいけです。この1ヶ月、大喜利勉強会やアニソン縛りカラオケなど大変面白い配信がありました。一発ネタだと、EDMたかみや音頭に腹筋を鍛えさせてもらった。 印象に残った、となると少ないですが、ジョー・力一による「夜歩く」は、バーチャルと相性の悪いエピソードトークのジャンル中で、絶品と特筆すべきものだったと思います。 もう一つ…なぜか心惹かれたのは、偶然リアタイできた久遠千歳さん誕生日配信での出来事でした。 久遠くんは、にじさんじの中でも新しいライバーです。単

          replicate(d)

          ダーウィンの(春の)海

          迎える春を目の前に、二月三月苦しむことは自明でしたが、公式は毎週企画を組んで飽きさせない。ライバーも見る間もないほど予定表を埋めている。 それでもやはり谷間の時期。視聴者からは悩ましい声が聞こえて来ます。特に、むしろファン側から「このままでは…」と。 追えんわ問題 ライバーの増加と、YouTubeのポリシーを受けての長時間配信増加によって、多いときは一日10時間分くらい平気でアーカイブが貯まります。 贅沢な悩みですが、消化不良でストレスが溜まる事は必至です。筆者は「自分がや

          ダーウィンの(春の)海