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ストーリーの作り方(備忘録)

 気がつけばnoteを始めてから1年が経ったことに驚きを隠せないでいる。年々時が過ぎていくのが早くなっていく。思えば書き初めの頃は自分が一体何を表現したいのかがよくわかっていなくて、そして残念ながらいまだによくわかっていない(情けない……)。少しずつ小説的な何かを書くようになって、登場人物たちが思うように動いてくれずヤキモキしてしまう。

 本当はどこかできちんと脚本術を習いたいな、と思いつつも一体どこで何を学べば良いのかと生まれたての子鹿のように暗中模索で手探りをしている。何にしても私は何かを始める時にはとりあえず図書館に行って調べ物をするという癖がついてしまっているので、折につけてはめぼしい本を手に取ってためつすがめつしている。

 最近はシナリオ講師であるロバート・マッキーさんが著した『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』というそれなりに分厚い本を読んだ。これが思っていた以上に中身が濃い。どちらかというと解説本なんかは早く読めるタイプではなかったので読み終えるのに時間がかかってしまった。この本は本当にわかりやすくて良著だと思う。

 まずは備忘録として記録に残したものを、触りの部分だけ貼り付けておく。本当はiPadかなんかで書いてそのまま電子化みたいなスマートなことをしたいのだけど、近頃どうにも気がつけばお金がひらひらと舞っていくのでそこに割くだけの時間がない。最近は羽根が生えているのだと自分に言って聞かせるようにしている。それと先日のキャンプで「彼ら」に捕まったことも大いに悔やまれる。

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(「ストーリー」という言葉が一部「ストリー」になってるが、ご容赦いただきたい。普段あまり修正テープを使う習慣がない)

 いわゆるハウツー本と言われるものに分類されるのかもしれないけれど、それよりも最も根本的な、どうして小説を私は読んでいるのだろうという原点にも改めて立ち返らせられた内容となっていた。確かに私自身本を読んで影響されたことが本当に数えきれないほどたくさんある。

 私は高校の時に迷いに迷って文系の道を歩んでしまったけれど、なんとなく小説を書くに当たっては文系の脳だけではなくて理系的な要素も必要なんだな、とここ直近でようやく気づいた。会社の人が常日頃からもうそこになんの意味もないような「ロジカル、ロジカル」という言葉も必要なのかも(ただ私はこのロジカルという言葉が大嫌いだ)。

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 そういえば先日『おと な り』という映画を鑑賞したが、そこにも売れない作家が出てきていた。彼は驚くべきことに自ら物語を無理やり作り出してヒロインを追い詰めるという悪役を買って出ていた。そこまでいくとやり過ぎ感がある。求めずとも自分の周りで自然発生的に物語が生まれればいいのに。

 今回読んだご紹介したこの先もまだまだ続くため、(需要がありそうなら)また折を見てnoteに残していければと思う。ああ、本当にiPadが欲しい。どこかから羽根を生やして私の元に戻ってきてくれまいか。

 

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