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No4 身分のある街
身分関係のある国に仕事で滞在したことがある。上流の方々はさぞやラクチンな人生を歩んでいるのかと思えばなかなかそうではなさそうなことを知った。上流の人たちは将来国の舵取をしなければならない。これは決定事項。それはつまり幼稚園に入る前の年齢から人を動かすことが求められるし、人を動かす根拠として数百年先の国家社会のことを考慮していることが求められるということだ。自分の欲しいおもちゃがどうとか、砂場で遊び
もっとみるNo2 いい加減な街
世の中の様々なことは多分に主観的な面があり自分にとってはいいことのように見えてもそれを悪いと判断する人もいる。例えば第2次世界大戦は日本の言い分としては西欧の植民地支配から解放するという理由を掲げていたが、西欧側としては既存の秩序を破壊させるならず者ということになっていた。やり方が適切だったのかどうかという問題があるが、ここではそれは触れずに、物事の評価の主観性というものに注意してもらいたい。